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インタビュー

2015-12-05 09:37 追加

町野仁志インタビュー

V1リーグ 男子

テーピングをほどいているところ

テーピングをほどいているところ

――決勝の事についてですが1セット目は接戦でした。41対39という相手に11回セットポイントを握られたわけですが、それを取った事で勝敗を分けたとジルソン監督も言っていました。

あれが勝敗を分けたと言う人が多いですけど、あれを取られたとしても3−1で勝ってたと思いますね。あの日は、別にあれを取ったから3−0でしたけど取られても3−1で勝てる自信はあったし。

試合のビデオを見なおしても、意外とJT緊張してないなというか、結構みんな笑っていて良い集中力というかサントリーの方が顔がこわばっていた。優とかもとられる気がしないって言っていたし。それは問題なかった。でも僕にトス上げるなと思ってた(笑)。あんな競っている所でミスったら、終わっちゃうじゃないですか。37点くらいで1本上げてきたんですよ。なんとか決めたんですけどそのあと深津に「俺にあげんなよ、こんな場面で俺に上げやがって!」って怒りました(笑)。あいつはもう、肝が座ってるというか。

――2013/14の決勝のときは、傍目で見ていても緊張していましたが。

そうですね。優ですら緊張していました。歴史を変える瞬間になるかもしれなかったので緊張しましたし。でもあれがあったから優勝できたかなとも思います。こないだが初めての決勝だったらまた違ったかなとも思いますし。勝てたのでそういう事にしとうかな。

――優勝したときの気持ちを覚えてますか?

いやなんか……優勝したなぁと(笑)。決勝の日とかも決勝で試合は終わりじゃないですか。「ああ今日でやっと試合やらなくていいんだな」っていう気持ちが大きかった。

実感は思ったほどなかったです。その瞬間はあまり嬉しくはなかった、普通に試合に勝ったというだけで。やっぱり実感するのは、広島帰ってきたりだったりとかその日の夜の会社のパーティーだったりとか、周りが喜んでくれたり声をかけてくれた事で「やっぱり優勝ってすごいんだな」と。

優勝した時僕は前衛にいたんですけど、優がサーブ打って決まった瞬間「よっしゃーー」とか喜べば良いんですけど、しら〜っとテーピングはずしてたのでそんなもんかなと。でもやっぱり最高な瞬間ですよね。去年一番強かったチームという事ですから。最高だったし、やる事は間違いじゃなかったと思えたし。バレー人生の良い経験でした。

僕たちがやった事で単純に喜んでくれたり盛り上がってくれるというのは達成感ありました。自分たちが嬉しいというよりも周りが喜んでくれたのが嬉しかったです。

――これまでのバレー人生で日本一というのは?

ないですね。黒鷲とか天皇杯とかはありますけど。ちゃんとしたリーグは初めてですね。辞める前に優勝してよかったです。しかもコートの中に立ってましたから、それは大きかった。ラッキーでしたね。コート外にいると他人事になっちゃうから、全然違いますよね。経験値。人間経験値だと思いますし。

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