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バレーボールマガジン>インタビュー>石井優希「世界クラブは自分を試す大会。結果を残せれば自信になる。表彰台に上りたいです」

インタビュー

2017-04-28 12:00 追加

石井優希「世界クラブは自分を試す大会。結果を残せれば自信になる。表彰台に上りたいです」

V1リーグ 女子 / 全日本代表 女子

s_F0A7214──本当にいろんなことがあったリーグでしたね。苦しい場面もありました。

石井:毎年苦しいです……ね。でも昨シーズンの方が苦しかったかな。3連敗があったし「ファイナル3」もぎりぎりで……。今シーズンも「ファイナル3」を戦って苦しさを乗り越えての「ファイナル」進出でしたが、他のチームの方が苦しかったかもしれないですし、こうやって苦しさを経験して強くなれると思うので。今回は「勝たないといけないプレッシャー」というよりは一戦に必死になっていて、また違う戦いをしていたというか……2連覇した後のシーズン、NECレッドロケッツに決勝で負けたシーズンは「勝たないといけないプレッシャー」が大きかったのですが、負けを経験して、次のシーズンからは本当に1試合1試合を大事に戦ってきて、今シーズンもそういう戦い方でした。

──立場的にも変わってきて、石井選手のそういう役割の変化も出たリーグだったように思います。

石井:そうですね。年下の選手と話し合ったり、特にリベロの2人が伸び伸びできていなかったので、2人がやりやすいように声を掛けたり。「軸になる」と自分で言っていたので、「軸」になるためには自分のことだけじゃなく、と思いながらプレーしていました。でも、まだまだですけどね。今リーグはあまり出場されなかったですが、トヨタ車体クインシーズの竹田沙希さんの仕事や、NECレッドロケッツの近江あかりさんの仕事を見ていると、本当にプレーだけじゃないですし、「軸」なんだなっていうのがわかるので、そういう人以上を目指さなければならないと思います。そういう選手が多ければ多いほどチームは強いと思いますし。

──竹田選手、近江選手のどういうところからそう感じますか?

石井:周りが見えていますよね。声掛けも常にされていますし、あかりさん(近江)は決めるべきところで絶対決めるし、ディフェンスでも中心となってボールが落ちない。(NECレッドロケッツで)あかりさんが年齢が一番上で、下が多いというのもあるかもしれないですが、一人ひとりが意志を持ってできるように動かれているように思います。NECレッドロケッツからそういう感じが伝わってきます。見習うことは多いです。

──これから意識していきたいところはそういう立場的な部分でしょうか。

石井:年齢が上がっていくと、技術がぐーんと伸びるわけではないと思うので、そういう立場やプレーの安定が大事になってくると思います。

──「憧れだった」と話していた木村沙織さんのような存在にも?

石井:そうですね、沙織さん(木村)は、心の広さだったりプレーだったり……それプラス、あかりさん(近江)みたいなまとめる力だったり、あとはもっとコートの中で言えたほうがいい、言える人になりたいです。

──その「言える」ということに関しては、まだ遠慮している部分があるのでしょうか?

石井:上の方が入っていると、やっぱり遠慮してしまうところがあって……でも今シーズンはミユ(長岡)が抜けたことによって「自分がやらないと」と思って言えた部分もありました。常にそれができたらいいんですけどね。できる人がいるから上の人がいるから、遠慮したり自分が出せないというのはまだちょっとありますね。

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