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インタビュー

2017-05-30 17:30 追加

佐藤美弥(日立)「中田監督からいろいろなお話を聞き、これまで経験したことのないバレーの世界観を知ることができたら」後編

V1リーグ 女子 / 全日本代表 女子

OLYMPUS DIGITAL CAMERA――美弥選手は東京五輪についてはどう考えていますか?

佐藤:正直、あまりイメージはできないんですけど、今年がリオも終わって、東京に向けての1年目になるので、そういう年に(全日本に)参加するということは、覚悟がなければいけないと思っています。でも、去年、オリンピックに出たいと思って合宿に参加して、ダメだった分、ちょっと怖さもあります。

 

――今年度から監督が変わったので、評価のしかたも変わってくると思うのですが、中田監督にアピールしたい部分はどんなところですか?

佐藤:以前、中田久美さんの記事を読んで、ファースト・テンポを軸にしたスピードあるバレーをしたいといったことが書かれていたので、テンポとかスピードという部分では、アタッカーとコミュニケーションを取りながら、アピールしていきたいなと思います。

 

――あり紗選手にはリオの話を聞いたりはしましたか?

佐藤:本人は「しんどかった」みたいなことを言ってましたね(苦笑)

 

――チーム内の五輪経験者といえば、ベテランの栗原恵選手もいますが、話を聞くことはありますか?

佐藤:ずっと日の丸を背負って戦ってきていた方なので、「プレッシャーとか感じないんですか?」と質問したことがあります。すると、メグさんは「その時はあまり意識してなかったけど、全日本から外された時に悔しさもあったものの、そこからまたバレーが楽しくなった」と。その精神力ってすごいなと思いました。そして、今回、代表に選ばれて、「オリンピックって、やっぱり特別だし、それが日本で開催されるというのは本当にすごいことだから、チャンスがあったら絶対に行った方がいいよ」と言ってくれて…。中田監督って正直怖いなというイメージを持っていたんですけど(笑)、メグさんは「そう思うかもしれないけど、すごく温かい人だよ」と。そういう話を聞かせてくれて、すごく背中を押してもらって、感謝しています。

 

――全日本とはまた違ったお祭り的なイベントですが、今年はオールスターにも選出されて、これまでトスを上げる機会のなかった選手にも上げたりしたと思うのですが、楽しめましたか?

佐藤:休み明けでしたし、体ができているわけでもない状態でプレーしましたが、やはりああいうところに来る選手というのは、攻撃の幅が広かったり、みんなそれぞれのテンポや打ち幅を持っているのがすごいなと。そういう選手でチームを作っていけたら、面白いバレーができるんだなというのをすごく感じました。

 

――今後の目標をお聞かせください。

佐藤:日立で結果を出すことはもちろんですが、今回、全日本でチャンスをもらえて、これまでやったことのない選手たちとバレーをするということは、自分が成長するチャンスでもあるし、これは誰でももらえるチャンスではないと思っています。日立にいるから今は評価してもらえて、自分が生かされている部分が大きいと思うんですけど、そこから外に出た時にどう力を出せるかとか、成長してこれるかというのが、大事ですね。そこで得たものが、日立のチームにも還元できることだと思っているので、その場所その場所で結果を出せるように成長できたらと思っています。

聞き手:高井みわ

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