2017-09-10 02:27 追加
グラチャン アメリカ戦談話 中田監督「アメリカの対応能力に封じられた」冨永、内瀬戸、鍋谷
全日本代表 女子
中田久美監督
フルセットまで持ち込めたのは一つ大きな収穫。アメリカの対応能力に封じ込められた。点数のとり方も、いつもストレスがかかっていて、苦し紛れのフルセットでした。明日中国、優勝が決まっていますが、挑戦できるチャンスなので、明日に向けて修正できるところをしっかりしたい。
――これまでの大会は出だしでなかなかリズムが作れなかったが、グラチャンは1セット目をとってから、なかなかうまくいかない事が多いが。
格上相手なので、すぐに対応してくる。逆に対応されたところの、先を行くまでなかなか行かないのが現状。色んな経験を積んでいくことが必要なので、たくさんのお客さんの中で緊張を持ちながら試合ができるのが今のチームには一番の成長材料。グラチャンを無駄にしないように最後まできっちりと戦いたい。
――第4セット、サーブレシーブがあまりきれいに入らないで、攻撃が内瀬戸内瀬戸になった場面で、もう少し早く動かれるかなと思ったのですが。
もちろん頭のなかには(選手交代も)あったのですが、なにか踏み切れなかったものがあったんだと思います。
――それは例えば内瀬戸の守備力が外せなかったのか。
新鍋を外すところと、2枚替えで堀川を入れた場合、ローテーションの問題で、堀川をフォワードレフトからライトに走らせなければならないので、かえるなら、セッターがポジション3のときに交代する選択肢はあったかもしれない。それだったら、内瀬戸のところで野本。でも、今日の午前中の野本の調子をみて、それはしなかった。
――開幕前に、セッターは二人で一人と言っていたが、いま現状は富永に任せているのは。
ここは我慢なのかなと。経験、ああいう競ったところ、リードされたところで、使い続けてあげなければいけないと思う。たらればになってしまうが、佐藤が練習の時から安定したトスを上げられているかというと、そうでもなかった。今日はアメリカで、高さのある冨永のほうがいいと思った。もしかしたらかえていれば流れが変わったかもしれない。ただ私は冨永で行くべきだと思った。
――中国の印象とポイント。
サーブだと思います。強いです。
写真:黒羽白
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