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バレーボールマガジン>インタビュー>サントリー 新主将に聞く 米山達也「目標は優勝です!」 

インタビュー

2017-11-20 17:30 追加

サントリー 新主将に聞く 米山達也「目標は優勝です!」 

V1リーグ 男子

──今季、キャプテンに就任されました。初めて言われたときの気持ちはどんな感じだったのですか?

米山:そうですね……学生までは3年生や4年生になったら必然的に誰かがキャプテンみたいな流れはありましたけど、この年(31歳)でまさかやるとは思ってもみませんでした。年も年ですし。でも、そういう話は風の噂では聞いていたので心の準備はしていました。で、「あーきたか……」と。

 

──学生のときはキャプテンされました?

米山:高校のときはやっていないです。大学は4年生のときにやりました。その1回しかやっていないです。なので、僕自身もあまり何がどういうのがキャプテンなのかわからないので、でも、荻野さんから「頼むぞ」と言われたからには、やっぱりやらなくちゃいけないと。具体的に何をやればいいというのはわからないので、率先して声を出して、チームの一番前に立って、自分を見て下の子たちが感じてくれる部分があればいいなと思ってやっています。チームをよくできるように自分なりに考えて引っ張って、言葉だけじゃなくプレーでもそういう姿を見せられたらいいなと思っています。上に酒井(大祐)さんと鈴木(寛史)さんがいて、いろいろ助けてもらっています。

 

──今回キャプテンになって、お兄さん(東レアローズ・米山裕太選手)から何か反応はありました?

米山:ないです。ゼロです。休みのときに実家に帰ったときなどに話したりしますけど、別に今回なんもないです。お互い干渉しないじゃないですけど、何かあったら連絡するみたいな感じで。仲が悪いわけじゃないです(笑)

 

──荻野さんが監督になられるのは2度目ですが、変化がありますか?

米山:外国人監督がパオロ(・モンタニャーニ)、ジルソン(・ベルナルド)と続いて、そして荻野さんに戻って、責任の所在というか、精神的に強くしてくれるという……ダメだったら「じゃ何がダメなんだ」とか「レシーブ上がらない、雰囲気悪い、このままでほんとにええんか」とそういうふうに、技術どうのこうのというよりは、厳しく言うことで精神的に強くしてくれる。それでみんな結構しゅんとなったり、まいってしまうときもあるけど、そういうときはチームでちゃんと話し合って、荻野さんも荻野さんで勝ちたいからそういうふうに言っているわけだから、自分たちもしっかり汲み取ってやっていこうと。そういう部分は前より出てきたと思います。日本人だから通訳を介さないので、喜怒哀楽やニュアンスが僕たちに伝わりやすくなって、このままじゃダメだ、やらなくちゃいけないとより思うようになった。それは昨シーズンとは違うと思います。

 

──昨シーズンはファイナル3進出に王手をかけながら2連敗。あと1ポイント、1セット届かず進出できませんでした。思い返してみると、どうですか?

米山:どのチームも勝ちたいという思いがあったと思いますし、もちろんうちもそうでした。そういう中で技術よりもメンタル的なところで、相手の方が上回ってしまったのかなと思います。

 

──今季はそのメンタルも強くなって、必ず上にと。

米山:はい! 目標は優勝です。ですが、まずは開幕戦でしっかりいい結果が出るように頑張っていきたいです。一戦一戦、ずっと勝つというのは難しいですが、その中でもちゃんとしっかり自分たちがやってきたことを出していきたいと思います。

 

──「柳田(将洋)選手がいないから」と言われることも多いと思いますが。

米山:いるいないではなく、いる人間で戦わなければいけないので、そこはいる人間でしっかり戦っていこうと話し合っています。人数少ないですし、誰が出るというのもだいたいわかっていますが、ただでも、ずっと出続けるというのは難しいですし、出ていない人間がパッと出されたときにも結果を出せるようにしっかり準備をしよう、そういう心構えをして誰が出ても同じようなバレーができるように。しっかりとしたバレーが見せられるように頑張っていきたいです。

 

──米山選手個人としてはどういう所を見せたいですか。

米山:すべてのプレーですが、特にレセプションですね。ちゃんとしっかり返せれば、セッターがコンビを組み立てることができたら、あとはだいぶ楽になると思うので。レセプションが崩れなければ大丈夫だと。僕はそんなめちゃくちゃ超攻撃的なアタッカーではないので、安定したプレーを出せるようにしていきたいです。同じポジションの藤中(謙也)については、もうベテランみたいな空気を出しているのでそんな心配はしていないです。けっこう落ち着いているし。

攻撃については状態がよければいけると思うので、上がってきたボールをしっかり次につなげられるようにやっていきます。サーブは得点のチャンスでもあるし、誰にも邪魔されないで気持ちよく打てるので、いいサーブを継続して打てるようにやっていきますし、それをチームのみんなにも要求したいです。

 

──では改めて今季の目標を。

米山:黒鷲(全日本男女選抜バレーボール大会)が終わって、新しいチームがスタートしてチームスローガン「つなぐ」のもと、しつこくしつこくボールもそうですし、人とのつながりも大切につないできたので、開幕ではなんとしてもいいバレーをして勝って、そのまま一気に突っ走りたいと思います。

 

──では最後に応援してくれているファンの皆さんにメッセージをお願いします。

米山:新チームになって、柳田いなくなっちゃったけど、サンバーズというチームは続いていきます。皆さんに面白いプレーを見せたいと思っていますので、お忙しいとは思いますが、会場に足を運んでいただき、ご声援のほどよろしくお願いいたします。

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