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インタビュー

2018-01-19 12:00 追加

リベロで再スタート、元ブラジル代表ムリロ・エンドレス

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後衛でも変わらぬ大きな存在感

――リベロのポジションの手ごたえはいかがですか。

ムリロ: 停止期間が解けたのが12月でまだ3試合目です。でもいい感じだと思います。

 

――もともとレシーブには定評がありましたが、リベロとしての難しい点はありますか。

ムリロ: それほど大きな違いは感じません。コートの後ろでポジションがいままでのスパイカーとしての位置の隣になることと、やはり守備範囲は広くなりますね。

 

――リベロはレシーブはできて当たり前。むしろつなぎの2段トスやカバーなどが重要視されますね。

ムリロ: そうですね。早いゲーム展開の中で自分の居場所だけでなく、チームメイトのポジションを正確につかみ、どこにボールを出すのがベストかという判断も重要だと思います。

 

積極的に周りに声を掛け、ベンチに下がるのを忘れてしまうほど。撮影:Karen Griz/SESI-SP

――長年のくせでスパイカーと新しいリベロと混乱してしまうことはありますか。

ムリロ: 大きな混乱はないと思います。だけどリベロは前に来た時コートを出ますが、つい忘れてしまうんです。試合中、見たでしょ? 次のプレーをチームメイトと確認していたら、コートを出てベンチに下がるのが遅れてしまって、あっそうだ、っていう場面がまだありますね。

 

――昨年のグラチャンではフランスのスパイカー、ケバン・ティリ選手がリベロとして出場していました。どうご覧になりましたか。

ムリロ: 試合は全然見ていません。練習が毎日あるし、日本でやる試合は放送が深夜ですから。リベロが怪我か不調だったのかな?

 

――というより、ケバン自身がベストでなかったようですが。

ムリロ: なるほど、彼もリオ五輪前にけがをして、五輪では本来の力が発揮できなかったように思います。もしかしたら僕と同じように転向を目指しているのかもしれません。しかし、フランスにはジェニア・グルベニコフというとてもいいリベロがいますから、そこに割って入るのはとても難しいと思います。

 

――ブラジル代表は意識しますか。

ムリロ: 今は全くないです。まだまだです。というより今はひとつでも多くの試合に出たいです。もっと経験を積むことで、どこをどうしなくてはいけないか課題も出てくると思うので、それを考えて修正していくことが大事だと思っています。

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