「ササキと呼んでください」

佐々木選手

－－試合中しばしば、相手チームの監督さんが「今、佐々木選手決定率○％だぞ」と声をかけているのを耳にしたのですが、プレイをする上で気をつけた点、心がけた点はありますか

試合前のアップの時に、監督に「今日スタメンで遣うのは、今どれくらいゲームでできるのか、今の状態を知っておきたいから」というふうに言われたので、今、僕ができる精一杯のこと、プレイもそうなんですけど、チームに声をかけたりとか、指示を出したりとか、バレーボールの技術だけじゃないところでチームに貢献していこうという風に心がけていました。スパイクやレシーブ、相手がどうであれ、自分のやることをやるだけだ、ということで、そんなに気をつけることなどはしていないです。

－－（S席来場者から）佐々木選手のプレイに感動しました。応援したいんですが呼び方がわからないので、何と呼ばれたいな、というのがあればお聞かせください。

最初、ヴォレアスに来て「ヒロ」と呼ばれていたんですが、白石さんも「ヒロ」と呼ばれていて……。監督にも「何と呼ばれたい？」と聞かれたんですが、福岡の人が僕を「ササキ」と言わないとわからないし、僕の名前を知っている人も少ないので。
そのまま「ササキ」でお願いします。

白石啓丈選手

ここのところ個人的にあまり調子が良くなかったので、東川でなんとか調子を戻したいなというのがあって。
今、（東川大会前まで）チーム9連勝している中で、勝たなきゃいけない、というプレッシャーが自分の中にどこかあったのかなというのがあって。なにで自分が貢献出来るかというとき、自分のプレイをしっかりすることがいちばんのチームプレイになるのかなと。原点に立ち返って、いいバレーをしよう、見ている人たちに、たのしいなと思ってもらえるようなバレーが出来るように、自分がいちばんバレーをたのしむ、そんな気持ちで今回東川大会に臨みました。

家近滉一選手

今日もヴォレアスの応援ありがとうございました。今日はいろいろな場面でそれぞれの得意なプレイが出て、得点を重ねることが出来たので、チームの雰囲気も良く、最後まで辿り着けることができたかなと思います。
個人的にはミスばかりで悔しい思いをしたので、しっかり調整して、また来週も戦えるように、準備していきたいなと思います。

－－今日は学校（家近選手が教員として勤務する中学校）の生徒さんも応援たくさん来たんですか
昨日は、声かけてくれたので、来てくれたとわかったんですけど、今日は見てないです。

山口功太郎選手

昨日の試合の雰囲気という部分で、今ひとつ盛り上がりに欠けるというか、向こう（三重）のほうがどうしても粘りがあったので、ちょっと盛り上がれてなかったかな、というところを反省して、きょうのゲームに挑んで、今日はほんとにみんなが大活躍できる良い状態で試合が出来たので、良かったと思います。

実はここに古田選手が来てるんですけど（隣の大きな犬のぬいぐるみを指さす）、今日の試合どうでしたか？

『よかったよ』（腹話術風に後ろの杉谷選手の声）
以上です（場内大爆笑）

エド監督

－－最後に、今後の思いというか、まだまだ今シーズン続きますが一言いただけますか

ずっと試合がなかったので、どのように試合勘を戻していけるかということを、集中的に自分の中で考えていました。今、古田選手が欠けている状態で、古田選手がいたときと同じレベルをどのようにしたらつくっていけるのかをしっかりと考えてきました。
今後のラインナップのこととかもいろいろ考えています。陳選手はずっとアウトサイドだったんですが、古田選手の代わりにオポジットで入ってくれて、今のところ非常に良い仕事をしてくれていると思います。ですので、アウトサイドには杉谷選手がプレイして。そして、今日は佐々木選手がプレイして。というところで、ラインナップとしては、この、佐々木選手と陳選手が、新しくオポジットということで、ふたり新しい選手が入っているという風にとらえています。
今シーズンの目標は1位、それを決めるのに大切な試合が、来週土曜日のきんでん戦になります。
きんでんさんは非常に良いチームです。特に、セッターはリーグの中でいちばん上手いんじゃないかと言われているくらい、非常に良いセッターですし、ミドルブロッカーとのコンビが非常によく合っています。なので、今後わたしたちヴォレアスは、きんでんさんに対して、戦術的な面でしっかりと準備していきたいと思います。
鷹栖のホームゲームで対戦したときは3-0で勝ちましたが、このとき、わたしたちは1試合目で、相手には全く情報がありませんでした。今はリーグも中盤なので、相手にはわたしたちの情報がいっぱいあると思いますし、来週の試合に向けてよく準備してくると想定しています。なので、わたしたちも、来週の試合に向けて『わな』でびっくりさせたいなと思っています。

構成・写真　出口季里

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