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会見・コメント

2018-02-11 23:41 追加

JT深津「(終盤の大逆転劇)ある意味開き直った」サントリー栗山「あと1点取れないのが僕らの課題」

V1リーグ 男子

サントリー栗山「あと1点取れないのが僕らの課題」

 

藤中謙也

ファイナル6の初戦が大事になることはチーム全体で認識していて、その勢いというか気持ちが全面に出て、1、2セット目が取れてたんですけど、3セット目の中盤から相手にズルズルと流れを渡してしまって、5セット目ああいう形でリードしていたんですけど最後に勝ちきれなかったというのは、最後の課題かなという風に思います。

 

大宅真樹

チームとしてフルセットを勝ちきれないというのが続いているので、1ポイント取れたということは次に繋がるとは思いますけど、最後の1点を取り切るまで、気持ちの面でああ勝ったとどこかで思ってしまっていると思うので、最後の1点を取るまでが勝負の世界なので、上位チームとファイナル6が続いてきますけど、本当にチャレンジャーとして戦っていきたいと思います。

 

栗山雅史

今日の試合最終セットの、5セット目のあれだけリードしていても勝ちきれないという、レギュラーラウンドでも何度かあったんですけど、精神的にこっちが有利なはずなのにとれないという僕たちの課題。練習してきたんですけど、20点以降のゲームだったり。終盤、あの場面で1点が取れないで、今日も負けてしまったので、皆いうように僕たちはチャレンジーなので、残りの試合1戦1戦チャレンジャー精神を全面に出して勝ちにいきたい。

 

――藤中選手、1、2セット目をとって良い展開だったがその要因は?3セット目以降は何が悪かった?

藤中:一つ大きく言えるのは、勢いだったり雰囲気というのは3セット目から悪くなったというのがあった。プレーでいえば、1セット目後半にワンタッチ取れて切り替えせたいう部分から勢い持っていけましたし、それまでもサイドアウトという面では今までより取れてというのは、1、2セット取れた要因かなと思う。3、4(、5)セットに関しては、リードを許して受け身になった。いつか(相手の流れが)切れるだろうという雰囲気があったんじゃないかなと思います。

 

――サイドアウトを取れてたのは大きかったと思うのですが、レギュラーラウンドではあまりうまくいってなかったと思うが、それができたというのは何がつかめたんでしょうか。

藤中:レギュラーラウンドでうまくいかなかった部分があって、マークされていないことが大きかった。僕が打つ段階ではブロック1枚が多かった。それを見て、トスをあげてもらって、打てたというのは気持ちがあがりますし、うまく使ってもらえてありがたいなと思ってました。

 

大宅:1、2セットは序盤に藤中さんにあげて、今日は当たってるなと思って、藤中さんに持っていきました。

――5セット目14−10まで行って、JTの小野寺選手がサーバーに回って、決して小野寺選手のサーブが強いわけではない。なぜ追いつかれたのでしょう?精神的に追いこまれた?

栗山:点数的には4点リードして、1点取ればという展開なんですけど、JTとしてはダメ元じゃないですけど、ぐいぐいいって、それがうまくいって、どんどんのっていくし、僕らはその1点が取れなくてどんどん焦っていきますし、その1点の重みというのはレギュラーラウンドでも何試合か5セット目のその1点が取れないというのが何度かあって、この試合でも出て、プレッシャーに弱いというのか、その1点が取れないというのが僕らの課題です。

 

――大宅選手に。3セット目以降、荻野選手に何度か言葉かけられてたと思いますが、どんなことを?

大宅:とにかく相手のブロッカー、特にエドガー選手が前にいるときに、そこを少なくしていかないと、囲まれてしまうのと、逆に相手セッターが前の時はレフトサイドが有効になってくる。そういった点しか言われていない。あとは自分のやりたいにやれとは言われている。

 

――指示通りにできた?

大宅:指示通りにできないこともあるんで。その指示を生かしながら、自分の持ち味を使いながら、組み立てをしていたつもりです。

 

荻野監督「後手に回った」

荻野正二監督

すごい残念。ショックがちょっと大きい。うちの弱いところが3セット目から出てしまった。1、2セット目粘りで取ってくれたんだけど、3セット目にちょっと守りに入ったのかわからないけど、サーブミスも出て、後手後手になった。練習でやってきて、約1週空いたんで、しっかり練習したいことはしっかり出せたかなと思う。1点取れたし、来週に照準を合わせてもう一回勢いを持ってやっていきたい。

 

――3セット目にローテションを変えた狙いは?

荻野監督:こっちが仕掛けようかなと。エドガーにエスコバルをあてようかなと。いつもこっちが変えても向こうが変えたりともあるんで、こっちから仕掛けてみようかと。コーチと色々相談しながらやったんですけど、それが悪かったわけではないんですけどね。藤中も当たってたし、他でも取れてたし、ちょっとクイックがなかなか決まらなかったんで、大宅も多分途中でパンクしちゃったんじゃないかなと思う。クイックの精度をもうちょっとあげないと、あれぐらいのブロックは交わさないと。最後は塩田が何本か打ったみたいに、あれぐらいやらないといけないかな。どのローテションでもセンターラインは必要なんで、(ローテを)変えたからといって、セットを落としたとは思わない。

 

――何が足りない?

荻野:やっぱりびびったんじゃないですかね、皆。気持ちの面で、引いてしまったんでは。ちょっとわかんないけど、鶴田が取ったボール(第5セット14−11、エドガーの強打を鶴田が触ったシーン)もアウトかなと思ったり。伸びていたんで、目の前で見てアウトかなと思ったけど、やっぱ取っちゃうから、もうまっすぐしか見れないから周りが見れないという状況。そこがうちの弱いところだなと。そこを強くしていかないといけない。レギュラーラウンドから1勝しかしてないから、後手に回ってしまったんだなと思う。

 

――藤中が好調だった理由は?

荻野:ちょっとトスを早くしたのかな。いつも大宅と話しながら練習をやってるし、ちょっと早くしようかということで、早くして、スパイクも上に跳ぶことでブロックが良く見えるって言ってたんで。自分で考えて大宅に要求し、大宅もそれにこたえた。1週間の空いてるうちにやって、それがよかった。

 

――5セット目の終盤、監督として切れる手はなかったのか?例えば小川選手とか。

荻野:交代は6回使ってたんで、もうメンバーチェンジも考えてないし、小川は今日はスパイクは良かったけど、サーブはちょっと計算できないかなと。そこまでミスってるんで。そこはもう、メンバーチェンジもタイムもチャレンジも全部使ってたんで、あとは選手に託すしかない。選手を信じていた。

文責:大塚淳史

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