全日本バレー、Vリーグ、大学バレー、高校バレーの最新情報をお届けするバレーボールWebマガジン|バレーボールマガジン


バレーボールマガジン>会見・コメント>NEC・柳田光綺「個人的な工夫やチーム力の部分で崩れてしまった」 トヨタ車体・荒木絵里香「ミドル中心で勝てたのは今までにないパターンだった」

会見・コメント

2018-02-25 10:06 追加

NEC・柳田光綺「個人的な工夫やチーム力の部分で崩れてしまった」 トヨタ車体・荒木絵里香「ミドル中心で勝てたのは今までにないパターンだった」

V1リーグ 女子

■トヨタ車体クインシーズ

・荒木絵里香選手

ファイナル6に入り、3連敗している中だったので、今日の1勝は本当に嬉しい。今日はミドルから点数を取ることができたので、今までにない私たちの勝ち方ででき、この先につながるいい試合だった。また、3セット目、ビハインドから逆転して勝つということができたのも、チームとして意味のある勝利だったと思うので、明日の試合もしっかり頑張りたいと思う。

・渡邊彩選手

2、3セット目は相手に連続ポイントを取られ、自分たちにとって厳しい展開となったが、諦めずに最後までみんなでできたのが大きかった。明日はまた切り替えなければならないので、勝てるようにみんなでしっかりいい準備をしていきたいと思う。

――3セット目、連続ポイントで逆転できた時の思いは?

荒木:試合の前から絶対に執念を出して戦おうとチームみんなで話していたし、とにかく目の前の1点1点を積み重ねて戦おうと。ビハインドから勝つということを練習の中でもやってきたので、その成果が出たのではないかと思う。

渡邊:目の前の1点1点をしっかり積み重ねるということと、練習もしてきたし、諦めずに勝負しつづけたことが大きかったと思う。

――お二人ともさまざまなキャリアを経て、現在はトヨタ車体でファイナル6の3位争いに臨んでいるが、どんな心境で戦っているのか? また、渡邉選手にとっての荒木選手の存在は?

渡邊:私は昨年までチャレンジリーグにいて、プレミアリーグ自体が初めてで、ファイナル6、ファイナル3というのが想像でしかなかったが、移籍して、途中から入ってきた自分をチームのみんなが受け入れてくれて感謝している。
そして、日本のNo.1ミドルと言っても過言ではない荒木選手と一緒にプレーできているのは幸せなことだし、「生きる見本」のような感じで練習でも試合でも「すごいな」と思うことばかりで、いろいろアドバイスもいただいて、ありがたいと思っている。初めて会った時は緊張して脇汗をかくほどだったが(笑)、それくらいの人とチームメイトとして今一緒にプレーできているということは本当に自分にとってもすごいことだと思う。なので、チームが目標に掲げてきたリーグ優勝ということに自分も戦力になって貢献したいと思うし、エリカさんもそうだし、ネリマン選手もそうだが、今一緒にできているということを無駄にしないように、やり切りたいと思う。

荒木:このトヨタ車体というチームがすごくいいチームで、いい選手たちで、自分がこのチームでプレーできていることがすごく幸せだと感じているし、このチームで優勝を経験したいという思いが強いので、そのために自分ができることをすべてやっていきたいと思って、毎日練習に取り組んでいる。

・多治見麻子監督

ファイナル6に入って、1試合も勝てない状態が続いていたが、残りの2戦を勝つことで自力でファイナル3に進める状況だったので、今日は切り替えてポイント3を取れたことが非常によかった。

――サーブが効果的だったことと、荒木選手がミドルから点を取れたことが今後につながる材料と話していたが、監督としてどのように評価しているか?

サーブのターゲットを人であったり、人と人の間であったり、いろいろなことを今シーズンはそれぞれの選手ができている中で、今日は渡邊や、もともとサーブのいい荒木など、ピンポイントで発揮され、ブレイクできたのが大きかった。普段の練習の時もサーブはいちばん重点を置いているところなので、今後の試合でも強い気持ちでやっていきたい。
また、両ミドルの活躍については、私自身はミドル中心のバレーを展開したいという考えが前から変わらずにあったが、なかなかその展開に持っていけない場面が多かった。今日は比金が積極的にミドルを使ったので、サイドが不調だと負けるパターンが多かったが、今日の試合は両サイドの決定率がよくなかったにもかかわらず、ミドルが活躍することで勝つことができた。今シーズン、今日のようなパターンはなかなかなかったことだと思うので、勝ち方という意味で自信につながったはず。

――両サイド不調の原因はどのようなところにあったのか?

レセプションを崩され、髙橋(沙織)が狙われる場面があった。もともとNECさんはサーブがいいというのは踏まえて試合に臨んでいるが、立て直しができなかったというのがある。レセプションが崩れ、Aパスが入らなくても攻撃面でしっかり打ちにいこうということはずっと練習でもやってきているので、そこをネリマンは頑張っていた。でも、つなぎなど、サイド陣が頑張らないと、今後の勝ちにはつながらないので、そこをもっと詰めていきたい。ただ、髙橋と小田(桃香)が崩れても、竹田(沙希)や村永(奈央)が同じようにプレーできるので、そこは強み。誰かが調子が悪くても、後から入った人がしっかりやってくれるので、そこが今日はうまくいったと思う。

――明日の試合のポイントは?

明日はポイントを獲りに行くしかないので、選手が今日の3セット目を逆転した時のように諦めない気持ちでしっかりやること。そして、デンソーさんはミスの少ないチームで、相手のミス待ちをしていても点数は取れないので、明日も攻める気持ちを持って、自分たちで点数を取りに行く展開にしていきたい。

>> 会見・コメントのページ一覧へ戻る

同じカテゴリの最近の記事

コメント

Sorry, the comment form is closed at this time.

トラックバック