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バレーボールマガジン>インタビュー>ファイナル3のキーマン山本将平(後編)初代表で世界と戦って得た自信「高いと思ってた壁は思ったより高くなかった」DAZN裏話

インタビュー

2018-03-03 11:00 追加

ファイナル3のキーマン山本将平(後編)初代表で世界と戦って得た自信「高いと思ってた壁は思ったより高くなかった」DAZN裏話

V1リーグ 男子

尊敬する中学後輩・柳田

 

――良くも悪くもこれまで以上に注目があつまるようになったというのは、そこの意識は大きいですか?

山本:そうですね。それを悪いほうにとらえるといろいろ考えちゃうんで、ポジティブにこれくらい注目してもらえる選手になれたんだなと思えたら、良かったなと思うし、これからの自分が、自分もそうですけど、チームJTとして、JTのことを好きになる人が少しでも増えていってくれればいいと思いますし、バレー界が少しでも盛り上がれば。柳田が(海外移籍して)Vリーグから抜けて、ちょっと寂しくなったよと言われたら悲しいんで。

 

――とはいえ、柳田選手はサントリーでレギュラーを取れたわけでないですし、でも代表には選ばれているといういびつな状態でしたが。それでもファンには人気というのが気になっていました。

山本:彼もそこで葛藤したと思うし、やりづらかったんだろうなと思います。

 

――柳田選手はプロ化宣言してから、プレーが振り切ったというか、こんなプレーできるんだとは思いました。

山本:もともと彼はすごいんですよ。メンタル強いですし。中学の後輩(安田学園中)ですけど、尊敬してますよ。

 

――今も定期的にメッセージのやりとりしてるんですか?

山本:そうですね。代表の活動が終わった後、早朝に出発して、JTが遠征しているイタリアにすぐ向かったんですけど、(柳田から)LINEがきて、「ありがとうございました」と。彼はその3日後にはイタリアに来たんですけどね。

 

――あ、そうでしたね! プレシーズンのカップ戦ありましたね。現地で会われたんですか?

山本:いや。結局会えずじまいでした。イタリアの中でも結構遠かったんで。自分たちはトレントとかマチェラータと強豪とやって、「どうでした?」と聞いてきてました。あとDAZNとか冷やかしのメッセージもきたり。まぁちょこちょこですね。彼も忙しいでしょうし、僕もいっぱいいっぱいなんで。

 

――全日本のウィングスパイカーというのは、どうしても190センチ前後で、そこそこカットができてそこそこのサーブが入ってという選手が多かったと思います。でも、私自身はまずサーブ力ある選手が全日本に選ばれないと世界の強豪相手には勝てないと思っていました。その中で山本さんだったり、柳田選手だったりとかようやく、本当の意味でのビッグサーバーが出始めたんで、個人的には、山本選手がこれからも選ばれてほしいなと思いました。

山本:そうですね。黒鷲旗の時はJTでようやく、やっときたかとわくわくして、深く考えてなかったんですよね。とにかく楽しもうと。やっちゃえ精神で、結果が出たんで。今はその精神を忘れてたのかなと。だめだなと。いい意味での適当というか。恐れるものも、失うものも怖がらずです。思いっきりやるだけです。

 

――期待してます。

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