2009年3月20日-まっすぐ進むチャンピオン、沈黙するホーム

ファイナルリーグは、全日程を通じて午前10時に試合開始、4試合を1コートで進行という強行軍である。序盤2試合は比較的スピーディに展開した。ヒーローインタビューはなく、試合終了後に選手達が速やかに退席を促されていたが…
第3試合はFC東京-ジェイテクトSTINGS。既に1敗しており後がないFC東京が、序盤からの競り合いを制して試合の主導権を握った。第2セットこそFC東京にミスが出たり、ジェイテクト・松原のサーブが効いたりしてジェイテクトが取ったが、その後第3セットからは再びFC東京が走り抜けた。2008/09チャレンジマッチ開催地と同じ名を持つ内定選手・25杉崎大和が、ピンチサーバーとして目覚ましい活躍を見せた。

FC東京 3-1 ジェイテクトSTINGS

スターティングメンバー

FC東京：6山内隆宏(S)→17橋場正裕(WS)→18山本雄史(MB)→12阿部篤史(OP)→9伊東克明(WS)→8大庭健裕(MB)（リベロ：3福田誉）
ジェイテクト：7小松高則(MB)→5豊田昇平(S)→9石田敬喜(WS)→2金丸晃大(MB)→15若山智昭(OP)→10松原広輔(WS)（リベロ：12興梠亮）

阿部篤史選手ヒーローインタビュー

第4試合、つくばユナイテッドSun GAIA-富士通は、現時点での首位対決。しかし、ホームゲームということで必要以上にプレッシャーがかかっていたつくばには、レギュラーラウンド以来の勢いが見られなかった。
第1セットこそ、つくば・石川のブロックなどで中盤までリードしたが、テクニカルタイムアウトを前に、富士通が7連続得点して一気に突っ走った。富士通は続く第2セットも、北沢が巧みに各アタッカーを使い分け、多彩な攻撃にて連取した。第3セットは細かく競り合ったが、最終的には粘り強く岩井が決めて、富士通がストレートでつくばを下した。
つくばのホームゲーム緒戦での完敗に、つくばカピオは一瞬静まりかえった。こうして初日の試合は終了した。

富士通 3-0 つくばユナイテッドSun GAIA

スターティングメンバー

富士通：14岩井浩二(WS)→9平澤徹(MB)→5今一騎(OP)→1神山哲郎(WS)→2徳武正哉(MB)→15北沢浩(S)（リベロ：17藤森圭）
つくば：7岩田岳大(S)→6大木貴之(WS)→1菊池孝一(MB)→21和井田剛史(OP)→19阿部友幸(WS)→5石川健(MB)（リベロ：17久田利彦）

つくばの高いブロックを破る富士通・岩井選手のスパイク

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