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インタビュー

2018-06-07 08:00 追加

バレー界のスーパールーキー西田有志・前編「アーマツさんから教えてもらったことを受け継ぎ、広めたい」

V1リーグ 男子 / 全日本代表 男子

――アーマツ監督が今季限りでジェイテクトを辞任されますが、彼から学んだことは。

本当に全部のプレーで幅広く教えてもらいました。本当にあの人には助けてもらったなと思います。Vリーグで活躍するためにはこうしたらいいよということをたくさん教えてもらいました。スパイクに関してもこう打てば決められるよとか、こういう状況でこうしたらチームは楽になるよとか、よく会話をさせていただいた。なので、今回の退団はとてもつらいです。まだそんなに長い付き合いではないんですけど、濃い時間を毎日過ごしていたので、すごく恩を感じています。でもアーマツさんの考えを自分が受け継いだと思っているので、その考えをもっと広めていければ、アーマツさんも喜んでくれると思う。自分もアーマツさんのようになりたいし、そう思えるような人でした。だから感謝しとる。アーマツさんにはプレー全部を教えてもらいました。

――その中で具体的にあげるとすると?

スパイクの打ち方と、レシーブに関しても。スパイクだったら手の振りでこれだけボールが飛ぶ。力を入れても同じだけ飛ぶ。だったらこの打ち方のほうが絶対楽だよねとか。レシーブに関しては、こういう構えをして、短い時間でフォームを完成させるんだ、とか。自分のプレーは結構余分な動きが多かったので、余分なものを削ぎ落としてコンパクトなプレーにするというのを教えてもらいました。

――ファイナル6最後のJT戦、すごくいい試合でしたが、振り返ってみて。

自分のパフォーマンスは納得できないところもいっぱいあったんですけど、チームとしてはすごいパフォーマンスが出せて全員がベストな状態で臨めていたので、自分がベストの状態じゃなかったことがとても悔しいです。負けは負けですけど、いい経験になりました。もっともっとああいう熱い試合をしていきたいです。

――同じチームの浅野博亮選手を尊敬しているそうですが、どんなお話をされるんですか?

オフの日に買い物に一緒に行ったりします。その時にバレーの話になって、いろんな技術を教わりましたね。自分は全然できてないなと痛感しました。「ココから違うんだ」と。細かいポジショニングの話でも、こうすれば他のケアができるだろとか。自分が今まで考えていなかったことをいっぱい考えていらっしゃったんで、こういう選手にならないとトップで戦っていけないんだなと。浅野さんがいなかったら、考え方が変わってなかったと思います。浅野さんに関しては影響をすごく受けまくっていますね。
後編に続く

文:中西美雁
写真:黒羽白

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