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インタビュー

2018-06-13 12:00 追加

カーテンコール 竹田沙希さん 「自分と関わってくれる人を元気にできるような人でありたいです」(後編)

V1リーグ 女子

──では、「バレーボール愛」は?

竹田さん:バスケットボールとかはみんなと喜ぶタイミングがあまりないですが、バレーボールは決めたら全力でみんなとうれしいという気持ちを共有できるし、決められたら決められたで、悔しいと思うのをみんなと感じられるスポーツだと思います。気持ちで波は大きくなりますが、そういう喜怒哀楽が出せるスポーツってやりがいもあるし、人としても成長できるスポーツだと思います。誰かいないとできない、一人じゃできないスポーツ、ほんとにそうだなと。そこがいちばんの魅力ですし、小さい頃からそういうことを感じるのは人としての成長にもつながるので、小さい頃からバレーボールをやるのはいいことだと思います。

 観にきてくれたら、すごいプレーだけでなくチームで仲間といっしょに気持ちを共有していることにも感動してもらえると思うので、チームはそういう部分を見せられたらと思いますし、ぜひ見てほしいと思います。そういうところが好きだから私も20年間続けられたと思います。やっぱり結局はバレーがいちばん好き、いいなと思いますね。

──では最後に、これまで応援してくれた方々にメッセージをお願いします。

竹田さん:自分はオリンピックに出たり、全日本に選ばれたりするような選手ではないのに、試合をたまたま見て、「竹田さんのプレーや声の出し方で元気をもらいました」「自分も頑張ろうと思いました」とそう言ってもらえること、そう思ってくれる人がいるということが、私にとって頑張る意味でもありましたし、チームにもそういう選手がいてくれたから、自分がやる意味を感じられました。それがなかったらここまでやれてなかったと思います。

 最後、終わったときにも、たくさんの人に笑って送り出してもらいました。自分が今まで諦めずに頑張ってきて、それをずっと見届けてくれた人がいたから、自分も笑顔で終わることができたし、泣いてとかではなく笑顔で送ってもらえたと思います。いい時も悪い時も変わらず応援してくれている人がいる。特に苦しいときにそういう応援に助けられました。どんな状況でも変わらず応援してくださったことはほんとに頑張り続けられるエネルギーになりましたし、そういう声がこれからバレーボールを続けていく選手にとって大事になってくると思います。

これからも選手と一緒に戦っているという思いで、チームやバレーボールを応援してほしいと思います。勝ったときだけでなく負けたときにも応援してくれている人の声は本当に支えになりますし、やっぱり頑張らなきゃいけないと考え直させてくれるきっかけにもなります。ファンの方は『頑張ろう』と思うきっかけを与えてくれる大事な存在でもあると思うので、選手も応援されて当たり前だと思わずに頑張ってほしいと思います。自分はトヨタ車体でバレー部には所属せず社業に専念しますので、これからは応援する側となります。今度はファンの皆さんと一緒に応援して支えていきたいと思います。
 皆さんにはもう感謝しかないです。今まで本当にありがとうございました。

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