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インタビュー

2018-07-04 12:00 追加

越境バレーボーラー 内瀬戸真実「イタリアでの経験を全日本でも活かし、守備だけでなく攻撃面でも存在感を出していきたいです」

全日本代表 女子

全日本では、相手に嫌がられる攻撃をしたい

――全日本では、昨年のグラチャンの時、守備だけでなく、攻撃面でももっと頑張りたいとおっしゃっていましたが、今年の全日本に参加してみて、どうですか? サイドアタッカーはライバルも多いと思いますが…?

内瀬戸:決定力のある選手が多いので、スパイクだけではないというところを見せなければならないと思います。自分は守備を中心としてやっているので、決定力がある選手に対して、どうすれば勝てるのかを考えた時に、やはり守備面でのアピールは絶対で、それにプラスして攻撃面の課題に取り組んでいかなければならないと思います。

――では、現在の課題は?

内瀬戸:相手に嫌がられるような攻撃ができるようになって、存在感を出せるようなプレーをすることです。

――ブロックアウトを取ったりとか、テクニックの面での向上が課題ですか?

内瀬戸:そうですね。

――高校(延岡学園高)の先輩でもある新鍋理沙選手は内瀬戸選手とタイプも似ていると思いますが…?

内瀬戸:はい、いつもプレーを見て勉強させていただいています。

――ほかに意識している選手はいますか?

内瀬戸:他の選手をあまり意識せず、自分は自分という考えでやっていきたいと思っているので、特にはいないです。ただ、余裕を持ってプレーしている選手には目が行きます。

――過去の全日本の選手でお手本にしたいと思った選手はいますか?

内瀬戸:高橋みゆきさんです。身長が同じくらいで、すごいテクニックを持っていたので。中学生くらいの頃、憧れの選手でした。

――そういえば、髙橋沙織選手も同じことをおっしゃっていました。彼女は同年代でしたよね?

内瀬戸:はい、1年下です。

――昨年の全日本では、サーブレシーブを低い軌道で返すという取り組みをしていたと思いますが、今年も同じ方針ですか?

内瀬戸:低い軌道というのもあるのですが、速いだけではなく「間」のある、テンポのいいパスにすることが大事ですね。低い軌道というだけではスパイカーが慌ててしまうこともありますし。でも、私はもともと高く上げるタイプではなかったので、そんなに難しいことだとは思わなかったです。

――イタリアでは逆に高く返さなければならなかったのでは?

内瀬戸:はい、そう言われていました。でも、感覚的に大きく変えて対応しているという感じではなかったです。

――対応力があるというか、器用なタイプですよね?

内瀬戸:いや、そんなことはないです(笑)

――今年は世界選手権がありますが、4年前の前回大会は見ていましたか?

内瀬戸:前回は全日本に選ばれて1年目だったのですが、大会直前でメンバーから外されて、複雑な思いがあったので、応援はしていましたが、あまりテレビで観戦したりはできなかったです。

――その時、悔しい思いをした分、今回は絶対にメンバーに残りたいという思いも強いのでは?

内瀬戸:はい、頑張りたいと思っています。

――今の全日本は同年代が多いと思いますが、そういう意味ではやりやすい?

内瀬戸:そうですね。食事の時とか、いろいろな選手といい意味で気を遣わずに話ができるので、いい雰囲気だと思います。

――特に仲のいい選手は?

内瀬戸:石井優希選手です。でも、基本的に同期はみんな仲いいです。島村(春世)、芥川(愛加)など…。

――内瀬戸選手と同じ九州出身の選手も多いですよね。地元の話で盛り上がったりは?

内瀬戸:多いですね。話をしていて、「あ、九州出身だったんだ」と言い合ったりとか。でも、私の方言、同じ九州出身の選手にもなぜか笑われるんです。訛りがすごいって言われたりします(笑)

――では、最後に全日本での今年の目標をお願いします。

内瀬戸:イタリアでとてもいい経験をさせてもらったので、それを活かして、守備だけではなく、攻撃面でも存在感を出し、必要とされる選手になれるように頑張ります。

ネーションズリーグで(写真:FIVB)

聞き手:高井みわ
写真:中西美雁、Hermaea Olvia、FIVB

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