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バレーボールマガジン>インタビュー>荒木絵里香「2010年世界選手権の銅メダルは、2年後のロンドン五輪銅メダルへの1ステップでした。今回も総力戦で戦い抜きたいです」

インタビュー

2018-07-28 09:00 追加

荒木絵里香「2010年世界選手権の銅メダルは、2年後のロンドン五輪銅メダルへの1ステップでした。今回も総力戦で戦い抜きたいです」

全日本代表 女子

世界選手権は総力戦で戦う

――今回の全日本合宿に参加するにあたり、トヨタ車体の多治見麻子監督からは何か言葉はありましたか?

荒木:「ケガに気をつけて、頑張っておいで」と温かく送り出してくれました。いつも温かく見守ってくれるので、ありがたいですね。

――娘さんは何歳でしたっけ? だんだん状況がわかるようになってきたのでは?

荒木:今、4歳です(来年1月で5歳)。いろんなことがわかってきて、全日本に行く時も「また行っちゃうの?」「いつ帰ってくるの?」などと言うようになりました。ちょっと不安にさせてしまってるかもしれませんが、ここは割り切るしかないので、娘を見てくれている母に任せています。

――娘さんは、自分もバレーをやりたいとは言わないですか?

荒木:まだ言わないですねー(笑)

――8月にはアジア競技大会がありますが、この大会は何度目になりますか?

荒木:眞鍋(政義)さんが監督の時代はアンダーカテゴリーの代表が出ていたので、私が出場したのは2006年の柳本(晶一)監督の時だけです。なので、12年ぶりになります。

――大会の雰囲気は何となく覚えていますか?

荒木:そうですね。

――やはり、経験者がいるというのは強いですね。

荒木:はい。田代(佳奈美)や島村(春世)なども前回大会に出ているので、大会の雰囲気をつかんでいると思います。

――アジア競技大会と世界選手権をどう戦いたいですか?

荒木:アジア大会は他の競技も同時開催で選手村に宿泊するなど、オリンピックと同じような形式なので、それを意識した位置づけで臨むと久美さんもおっしゃっていましたし、(選手村に入れるスタッフに制限があるなど)いろいろな面で大変な大会ですが、いい状態で戦い切りたいと思います。中国とも対戦できますから、そこで自分たちの手応えを確認できるようにしたいです。

また、世界選手権は、オリンピックを見据えた時にとても大事な大会だと思います。ロンドン五輪の時も、2010年の世界選手権で銅メダルを獲って、自分たちの自信になったし、「いける」という手応えを感じて、ロンドンまで突き進めたと思います。今回もいい戦いをして、メダルが獲れるように頑張りたいです。

――過去に2回世界選手権に出場されていますが、世界選手権という大会について、どんな印象がありますか?

荒木:長くてタフな大会なので、スタメンとかサブとか関係なく、全員で戦う総力戦の大会だと思います。チーム力で戦っていかないとならないですね。タフさが求められるので、ケガのないように体調管理もしっかりしつつ、全員で頑張らなければならないと思います。

8年前のメダルを獲った大会はキャプテンでしたが、ケガをしていてあまり出場できなかったんです。ミドルは大友愛さんと井上香織さんがメインでした。最後の3位決定戦に出ていたから、みんな私が出ている印象が強いみたいなんですけど…(笑) 今回も、とにかく期間が長いので、コンディションづくりをしっかりしていかなければと思っています。

聞き手:高井みわ
写真:FIVB

2010年世界選手権で銅メダルを獲得(写真:FIVB)


同期の栗原恵選手と(写真:FIVB)

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