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会見・コメント

2018-10-05 17:00 追加

伏見大和「(1次L敗退もアルゼンチン戦勝利で)次に繋がる大きな一歩」

世界選手権アルゼンチン戦後コメント

全日本代表 男子

伏見大和

――最終戦となったアルゼンチン戦を振り返ってみていかがだったでしょうか?
伏見大和(以下、伏見):ネーションズリーグで結構競った相手だったんで、1次グループ最終戦ということで、気合をいれていったんですが、僕自身は気合が空回りしすぎて力んでしまった。最初、藤井とクイックが何本か合わないのがあって、クイックに関して力みすぎてしまった。ブロックは2日前のベルギー戦に比べて、割り切ってやっていこうと思ってやっていたので、その辺に関しては相手の(攻撃に)アプローチというか、(プレッシャーを)かけられたのかなと思います。サーブは、ベルギー戦の最後のミスを、あの後、いろいろと反省というか振り返って、ああいう局面で逃げに回ってしまったというのがあった。
(*ベルギー戦では、伏見選手のサーブがネットにかかって試合が終了した)

――だから、今日はサーブで勝負したのでしょうか?
伏見:今日は思い切り打っていこうということで、何も考えず打ち抜けたんで、結果がその分ついてきたかなと思います。

――アルゼンチン相手に競った理由の一つとして、ベルギー戦と違って、ちょっと失礼かもしれませんが、伏見選手がミドルブロッカーとして踏ん張ったのが大きかったかなと思いました。サーブやブロックで。
伏見:そうですね。僕自身もそうですけど、チームとしてブロック本数がベルギー戦より上回ったというのと、あと、ディフェンス、僕も最後ミラクルが何本かおこりましたけど、ああいう粘り、日本らしさというのをチーム全体で体現できたのかなと思います。ベルギー戦と違ったところかなと思います。

――試合には3−2で勝ちましたが、1次グループで敗退したことについてはいかがでしょう。
伏見:勝つべき試合で、僕自身もそうですけど、良いパフォーマンスを発揮できなかったという結果が今につながっていると思う。そこはしっかり受け止めてやっていかないといけない。だけど、今日ああいう試合を制したということは、一人一人大きな経験値になると思いますし、次に繋がる大きな一歩になると思います。

――やはり自信になりましたか?
伏見:そうですね。サーブも含めて攻めることができたというのがいいと思うので。

――具体的にどうやってベルギー戦から気持ちを切り替えたのでしょうか。
伏見:割り切って、極端にいうと、今日は1本も入れにいかなかった。僕がサーブが良かった時は大体攻めている。どんなトスでも打つというのを心がけていて、そういうところが積み重ねというか、良かったのかなと思います。

――あと、印象に残ったのが、ブロックでの横の移動を意識されているなと思いました。何回か西田選手側にちょっと倒れるくらいの勢いで動いていたので。
伏見:崖っぷちの状況だったので。僕自身も、ベルギー戦よりブロックの動きに関して更に意識しました。あとは、迷いがなかった。ベルギー戦では(相手の攻撃に対して)クイックいこうかな、レフトいこうかな、ライトいこうかなと僕の中で選択肢がいっぱいあったんですけど、今日は割り切って、クイックいく時はクイックにいく、リードブロックでいくなら反応していく。反応してからどれだけ早くいけるかを意識していた。それがハマった感じだった。

――全日本のミドルブロッカーは激戦区ですが、今後どういう意気込みでまた代表活動にのぞんでいきますか。
伏見:ここ2戦、スタートメンバーで、試合の最後まで戦わせてもらうことができて、すごく良い経験になりましたし、監督、コーチ、その他のスタッフの方々にも良い印象を与えられたかもしれません。ただ、信頼という面では、まだ李選手や山内選手に負けている部分もありますし、怪我で離脱した高橋とか遅れて合流してきた小野寺とかミドルで良い選手がいますので、やっぱりブロックを、良い部分を磨いていくのと、あとは課題であるクイックを幅広げていくことが、今後の課題であるかなと思っています。ここをしっかり強化したい。

――今後も代表の座を離したくない?
伏見:そうですね。今年選ばれたということは、残り2年阻止していかないといけないので。抜かされないように、そして上にいる選手を抜かしていかないといけないと思う。

写真・文:大塚淳史

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