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会見・コメント

2018-11-02 16:48 追加

“Vリーグ機構に物申す!”豊田合成・古賀と高松が新リーグについて熱弁

V1リーグ 男子

――今日会場に入られて空席があったことについての感想を聞かせてください。あと、今後どうやったら、観客を増やしていけるのか。特に、今週は卓球のTリーグの開幕もありました。それに加えて、サッカーのJリーグやバスケのBリーグなど、プロスポーツリーグがあります。その中で週末の客の取り合いになっていきますが、どうやったらバレーボール、Vリーグが客を獲得できると思いますか。

古賀:バレーボールが、Vリーグが新しくなるということが、果たして日本全国、日本国民がじゃぁ何人知っていたかということがまずスタートでしょうし。そういう風なアプローチをかける、うちのチームだけじゃなくて、ようはバレーボールと接点のある人間は、おそらく新しくなるんだろうなとはわかっていたかもしれない。じゃ、それ以外、今よくSNSとかツイッターだフェイスブックだとかといっていますが、ヤフーニュースもそうですが。興味のある人間にはその情報が届くんですが、全く興味がない人間に、僕は卓球に興味ないので、卓球の情報は届かないです。携帯ばかりに依存すると、情報が偏ってしまって、結果、その一部分というか、ごく少数の部分、バレーボールを知っている部分が少数か大部分かわからないですが、その人間だけにしか情報がいかない危機感があると思う。

新聞だったり、こういう媒体であったり、テレビもそうでしょうし、それこそ皆が見るようなユーチューブもそうでしょうけど、情報が行き届かないところにどうやって、今後こういう部分を届けていくか、かなり低いレベル部分でしかやれてなかったと思うので、今後集客の点で、困っている部分だと思うので、僕らも自分らで頭を下げてチケットを売りさばいたというかというとそういうわけでもない。そういう地道な作業をやってない部分が、僕らが新しくチームを事業化してもまだそういう部分が根強く残っているので、まだできることはたくさんあるでしょうし、今日がスタートとして、来年、2年後とどんどん膨れ上がって、という部分が、自分らの中でしっかり課題をつぶしていって高めていけば、おそらく最後勝ってああいう雰囲気になって誰も悪い気はしないと思う。また見に行きたいな、ああいう雰囲気いいな、と思わせられるような雰囲気だったとは思う。

ここに、体育館にくれば何かある、というふうな、ようはバレーボールと接点のない人間をどう取り込んでいくか、さらにバレーボールに興味ある人間に対してどういう風にアプローチをかけていくかクリアにした上で、アプローチをかけていかないと、既存のファンがそのままシフトした状況というのがあると思うので、どんどん新しいファンだったり、ターゲットというのも選別していかないといけないと思います。
(3分に渡る熱弁)

高松:古賀さんが言った通り、色々と難しいところがある。変化には賛否両論が伴うと思う。リーグを新しくしますと言った時に、じゃぁ全然お客さんがきてないじゃねーかっていうと、その通りなんですよ。変化をするときに、値段設定だったりとか、今まで企業スポーツなので、動員をかけずにチケットを買っていただく形となると、そういうことなら応援に行かないよという人がいると思う。それはある意味仕方ないと思う。自分たちが甘えていた部分。チケットをばらまいて、来てもらっていた。サポーターの皆さんに。

変化をするため、今第一歩を踏み出すために、何が重要かになってくる。そこで、古賀さんがいったように、サポーターの皆さんと一体感を作っていくことであったり、イベント、エンターテイメント性をあげていったりとか、そういうことをしっかりあげていけば、自ずと豊田合成のホームゲーム面白いらしいよと今度よかったら行ってみない、とそういう話にもつながっていく。そういうことを一個一個積み上げていけば、自ずとその良い方向に繋がりやすくなるんじゃないかな。

一個、話はずれるかもしれませんが、それをやっていく上で、ちょっと厳しいというか、言い方悪くなるかもしれませんが、Vリーグ機構さんはその部分をちょっと怠っているのじゃないかなと。Tリーグさんは僕が見る限りは、テレビでニュースで取り上げてもらったりとか、あとは流行りのTikTok(動画共有アプリ)にTリーグ特集が載っていたり、あとどこだったかな、井の頭線だったかな、どっかのホームを丸ごと卓球、知っています?ホームに卓球台を置いていたんですよ(実際は、JRの両国駅)。会社帰りの飲み会帰りのサラリーマンが卓球をしているんですよ。そういうことを動いているんですよ。

もちろん資金の差もあると思いますが、その中でもやっぱりTリーグさん、ここから先、プロリーグを周知してもらうために、こういうTリーグという新しいプロリーグをできたんだよということは、まわりになんとか伝えようとしている熱意がこっちに伝わってくる。でも、はっきり言ってVリーグ機構さんにはその熱意が伝わってこない。やることはいくらでもある。

この間、世界バレーを(日本で)やっていて、Vリーグに所属している選手もいくらでもいる。海外チームに所属する選手もいるので、全員とはいえないですが、日本のリーグに属している選手が、そのヒーローインタビューで、「この後、すぐにVリーグも始まるんで、そっちの方の応援もよろしくお願いします」と選手に自発的に言ってもらうことも必要かもしれません。しかし、それはVリーグ機構が促すべきだと思う。Vリーグ機構の人たちが、「ちょっと申し訳ないけど、もしヒーローインタビューをする機会があったらこういうことを言ってくれないかと、こういうことをアピールしてくれませんか」とお願いするべきだと思います。

そういうお願いも動きも何も見せないまま、ただ、リーグを新しくしましたといっても誰もついてこないと思います。ついてこさせるための何かしらのカリスマ性だったり、リーダーシップを持つ人間がしっかり統率をとって、その下、僕らはVリーグ機構に属する人間なんで、Vリーグ機構に属している人間に対して、こういうアプローチをしてほしい、こういうアピールをしてほしい、としっかり発信するべきだと思う。それをやらずして、チームがVリーグを盛り上げるために好き勝手にやっても、それは僕は違うと思う。そういう意味で、Vリーグ機構さんの人たちも、どうやったら、Vリーグというものが周知されてバレーボールの人口が増えるか、バレーボールの人気が増えるのかもう少し考えてやってもらいたいなというのが僕の意見です。
(5分以上に渡って熱弁)

――高松選手に。再び試合について伺います。第2セットでデュースで競っていたと思いますが、どういう気持ちでプレーしていたんでしょうね。

高松:うーん、難しいですね(笑)2セット目、終盤、僕がスパイクを良いトスが上がったのに、一本アウトにしてしまった。あそこでもしも1本が取れていたならもっと楽に試合が勝てたと思うんですが、あそこでぼくがふかしてしまったので、何かしら取り返さないといけないなと思ったとき、最後、ライトに上がったトスを僕がブロックで止めた。1本ミスしたから、「うわぁ、やべぇ、やってしまった」と思わずに、「じゃ、1本ミスしたからといって、その分、他で取り返してやろう」という気持ちを持ってプレーしていたので、あまり焦りとかんじずに、自分がやることをしっかり考えて、やった結果が2セット目とったことにつながった。

――声をすごく出されていましたが、どのような声をチームの皆さんにかけていますか?

高松:基本的に僕の声は皆聞き取れてないと思うんで…。笑うところですよ(笑)必要な情報はなるべく聞き取りやすいように声を出していますし、別に僕がただ盛り上げているだけで出している声は本当何言っているかわからないところがある。ね、古賀さん、わかります?

古賀:うん。
(会場笑い)

高松:こういうことですよ。だけど、チームを鼓舞する声だったり、相手の状況、自分たちの状況を伝えるような声だったり、使い方をわけて、声の出し方を考えています。

――古賀選手に。言葉を借りれば、大黒柱(イゴール)不在の中での初戦でしたけど、その中での手応えはありました?収穫は?

古賀:まだ1戦目で、何ができたどうのこうのというのは、あまりにも情報が少ない中で、チーム一丸となってやれたというのが収穫なのかと。あと、スキルの何が良くて、何がテクニックの部分でというのは、1レグがどうしても終わっていかないと、何がなかなか言える部分がない。ただ、いない部分を一人一人が、今まで(イゴールが)いたところから、ちょっと一歩踏み出して、いない部分をしっかりカバーできたということは、昨シーズンから続いてイゴールがいないことは結構ありましたけど、そういうことが継続できて、上積みできている部分だと思う。そこはチームが、一人一人を評価できる、今日の一戦に限っていえば、評価できる部分じゃないかと思います。

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