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会見・コメント

2018-11-16 15:07 追加

大分三好・未だ未勝利 勝「もうひとつ何か足りなくて負けた」

V1リーグ 男子

大分三好・小川監督「勝てないのは20点以降のミス」

大分三好ヴァイセアドラー
小川貴史監督
もちろん勝ちを目指して戦いました。直近3試合は、言い方は変ですけど、ストレート負けはしていない、セットはしっかり取れている。勝ちにつながる展開というところまではきていると思います。そこは選手に関しても伸び代だと思いますし、自信を持っていいところです。今日のゲームでは、サーブの工夫とブロックの修正をテーマに戦った。大いに選手は集中を発揮して発揮してやってくれたと思います。でも勝てない原因というのは、20点以降のサーブミスだったり、細かいミス、サーブレシーブもそう。そこを渡り切れれば、ストレート勝ちの展開もある。集中のしどころというのを、来週に向けて1週間、意識を共有するという、そういう作業を徹底して、来週、再来週、常に勝利を目指して戦いたい。選手には自信を持って戦ってほしいと思います。

――サーブとブロックという場面で、3セット目に良く形ででていたと思います。昨日負けた中でどう改善されたのでしょうか。

小川監督:サーブに関して、うちの戦法として、セッターの出所をもしくはその辺を強く狙うサーブというところで、レフト方面に上ったボールを複数ブロックで引っ掛けていくという展開を目指していた。その一個一個のサーブが意図のないサーブになって、ギャンブルサーブみたいな「入ればいいかな」というサーブが継続していた。それよりかは崩してハイセットになるシチュエーションになる確率が高いところへサーブを打っていこうという意図で、堺さんが崩されそうなエリアを重点的に集中して狙っていく。先ほど勝(将哉)も言っていましたが、サーブが少し弱くなっていく部分もあったのですが、それ以上に、ブロックとディフェンス。ディグの部分はリベロの松尾(敬介)が機能し始めている。ブレイクチャンスをいかに多く作るというのがテーマだった。そのサーブとブロックのつながりを、サーブを打つ方と、ブロックする方が理解するということで今日は修正して戦いました。

――前半はそれがバラバラになったという感じで、サーバーもただ思いっきり打っている感じで、ブロッカーもブロッカーでという。

小川監督:ですね。その辺も、組み合わせというのもあれですが、展開を意識したブロックのつき方、サーブもそういう展開にもっていく打ち方、どっちかというとサービスエース1本で取ろうという意識が、ちょっとチームとして強すぎたのかなと思う。福井国体あたりからはそのサーブが走っていたので、ある程度サーブミスも納得できる部分もあった。リーグが始まって、サーブミスがチームにとってストレスになっているのかな。その辺、修正していきたい。この部分は継続していきたいと思います。

――昨日、今日と、特にディフェンス面で、跳ぶべき場面でブロックを跳んでなかったり、ネットから離れたハイセットトスとはいえ強打を打ってくる場面なのにブロックに跳んでいなかったり。また、昨日と同じく、4番の(マーク・)エスペホ選手とリベロの間を狙われているというか、取れるボールのミス(お見合い)が目立ちました。監督しては、ブロックではどういった前提、約束事をされているのか、そして、エスペホ選手と各選手のコミュニケーションはどうされているのでしょうか。

小川監督:コミュニケーションはしっかり取れています。英語で。また、日本語も勉強しています。その辺のコミュニケーションは取れているのですが、いざ、具体的なサーブレシーブのシーン、急な正しい判断をしないといけない場面でのコミュニケーションはまだまだ。昨日、リベロとも話して、今日修正して向かうようにと。二人で映像を通して、相手のサーブチェックをした。昨日のFC東京戦での展開だと長友(優麿)選手のところで失点が多かった。それは事前のコミュニケーションの不足が原因で与えた失点だった。そこはサーブレシーブに入っている辻口(智也)には、きつめじゃないですけど、しっかりチェックして試合に臨もうとした。今日の試合に関しては、広く取っていけたので、サーブレシーブの流れは悪くなかった。

ブロックに関しては、正直、他チームと比べて強さはない、今の所。サイドブロッカーの勝とマーク(・エスペホ)のところがあるんですけど、そこのシャットアウトの強さがこのリーグでも強い方ではない。一番肝心の位置どりというのを意識してこの試合に臨んだ。ジェルジェフ選手に関して言えば、前回リーグにいた時より高さがない中で、抑えていくところは機能したかなと。クロスのボールはレシーブ、ストレートはブロックと。強いて言えば、形というのがまだ完成していない。その修正は今週取り組んで、2、3点だと思うのですが、そこの部分を考えていけば、全然違う展開になっていくと思う。

――ちなみに、ブロックシステムはどう取り組まれているのでしょうか。

小川監督:展開次第です。サーブが狙い所にいって、そこからBパスになるのか、ハイセットのパスになるのか。システムというより、相手がきつい状態の時にいかに複数ブロックついていけるか。止めるというよりはうちはレシーブでと考えている。(ワンタッチ狙い?)ワンタッチが取れたらベストですね。

写真・文:大塚淳史

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