2019-01-11 17:00 追加
黒後愛「20歳になって少し余裕ができたかも。2019年は『忍耐』耐えて戦い抜く! です」(後編)
V1リーグ 女子 / 全日本代表 女子
──20歳になってすぐ世界バレーがありました。日本代表として初めて大きな舞台で世界のトップと戦ってみて、いかがでしたか?
黒後:納得いくプレーは正直ほとんどなかったです……今は、「次はああしたい」「絶対にこうしたい」と前しか向いていない。いい意味では課題も見つかったですし、次に向けて頑張れる基(もと)になりました。
──日本チームの可能性は感じましたか?
黒後:どこにも負けないスキル、バレーボールの技術は絶対あると思いますし、あとはそれを一つにして相手にぶつけるだけだと思うので、そのぶつけ方をもう一回、チームみんなで考えられたらいいなと思います。
──世界バレーには多くの人が観にきてくれて、黒後選手のユニフォームを着ていた方も多くいました。そんなファンの皆さんの応援は励みになっていますか?
黒後:東レにファンレターが届くんですけど、「世界バレー観ました」「試合を観てこう思いました」などいろいろ書いてくださって嬉しいです。
──新しいリーグでも、滋賀のホームゲームは満員になりました。
黒後:嬉しかったです。あんなにたくさんお客さんに来てもらって。ただ連勝にできなかったので、そこは悔しかったです。次の滋賀でのホームゲームは2月9日なので、ぜひまた来てほしい。
──2019年は東京オリンピックの前年になります。一言で何か誓うとしたら?
黒後:耐える!「忍耐」。いろんな場面でいろんなことにぶつかると思うんですけど、そういうときに全部我慢するのはよくないですけど、うまく耐えてそれを吸収できるようにしたいと思って、いい方向に。ただ耐え抜くのは変だと思うので、耐えなければいけないところをしっかり自分の中で見定めなくてはいけないと思うのですが、とにかくいろんなことに耐えて戦い抜く!
──戦い抜く! ですね。オリンピックへの思いはやはり強いですよね?
黒後:東京オリンピックですし、生きている間にあるのは運命的だと思いますし、ましてやそれに出られるかもしれないという可能性があるので。たくさんの人に応援していただいていますし背中を押してもらっているので、出たいという気持ちが強いです。
──出場できるのは12人のみ。ポジション的に争う選手についてはどうですか?
黒後:最強ですね、最強の敵。サリナ(古賀紗理那)さんは、いろんな引き出しをもっているので自分もそういう引き出しをたくさん持っていたいと思いますし、自分が経験してないことも経験してきている。自分も先輩方に負けないものを作らないといけないと思います。ユキ(石井優希)さんもリベロみたいなディグをする。そんな方々と戦わなければならないので、もっと頑張ります! 気持ちでは負けないようにしたいです。
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