2019-05-14 17:00 追加
越境バレーボーラー古賀太一郎(サヴィエルチェ・ポーランド)前編「最初はバレーがしたい、ただそれだけで海外に」
Others / 全日本代表 男子
――代表自体はその前の年、ガイチジャパン1年目から呼ばれていましたよね? 怪我をされて、世界選手権予選とかは出る機会がなく。でも去年は世界選手権では結構出場されましたね。
古賀:はい。
――あの、ボールを追ってつっこんで脳震盪は大丈夫だったんですか? 私、あのときツイートで様子を知らせたら結構反応があって。でもそれ以上のことはその場ではわからなかったんですよね。
古賀:今は大丈夫ですけど、あのときは意識がなくて。あれは大事を取っての処理だったんですけどね。骨折もなくて脳震盪だけだったから。当たりどころが悪かったら、もっと大変なことになっていたかもしれませんね。
――無事でよかったですね!
古賀:はい。一つの教訓ということで、あれはあれで経験でした。
古賀:言葉でいうと、イタリアは「負けないバレー」をしたんです。無理をしない。うちもそれをしたので、お互いに同じバレー。自分らはリスクを負ってでも勝ちに行くバレーをしていたら、もっと荒れたかもしれないけど、勝機もあったのかもしれない。
――イタリアは絶対負けられない試合でしたものね。大統領も観覧にこられて。
古賀:そうですね(笑)。開幕戦はそこは、そういう感触でした。
――でもあの屋外で異様な雰囲気でというのは、見方を変えれば、東京五輪でこれまで経験したこともないような雰囲気になったとしても「ああいうこともあったよね」っていう大事な経験になるんじゃないですか?
古賀:活かさないと、あの試合がただの思い出になっちゃう。あれは教訓にしないといけないと思います。それは自分の意見であって他の選手はどう思っているかはわかりませんが、次に活かすのが選手でしょう。
――ネーションズリーグでずっと出て、代表で出るということを経験して。得られたもの。もっとこうしたらと思ったことなど。
古賀:去年シーズンフルで帯同させてもらって、他の選手の性格などをみて知れてよかったシーズンだったんですけど、年齢も年齢だし、それだけじゃ足りなかった。中心選手が若い選手でもベテランにはやるべきことがあり、それは去年は担えなかったなと思います。プレーで引っ張らなきゃならないはもちろんのことです。
そこをしっかり両立できれば、チームの重しになるというか、もっと安定したチームになるんじゃないかなと。
――ちょっと前の全日本代表での永野選手みたいな?
古賀:そうですね。そういう存在は絶対必要だと思います。
同じカテゴリの最近の記事
- ブラジルのスーパーリーグ、松井珠己のマリンガ、上位8位のプレーオフ進出ならず [Others,全日本代表 女子] / 2024.03.26
- 韓国Vリーグ「安山OK金融グループ・ウッメン」を率いる荻野正二監督「選手たちは伸びしろがあり、性格も素直。成長の手応えを感じて、毎日が充実しています」 [Others] / 2024.03.21
- NEC・中川つかさ「エネルギーを与えるということが私の仕事だったので、そこをしっかり後押ししようと思ってコートに立った」インタビュー [V1リーグ 女子] / 2024.03.10
- 埼玉上尾・岩澤実育「昨シーズンより良い結果を出せ、そこにしっかり自分で貢献できたというのが凄い嬉しい」 インタビュー [V1リーグ 女子] / 2024.03.10
- トヨタ車体・藪田美穂子「一緒に戦ってくれていた仲間の成長を見られ負けて悔しい気持ちもあるが誇らしい気持ちもある」インタビュー [V1リーグ 女子] / 2024.03.09
コメント
Sorry, the comment form is closed at this time.