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インタビュー

2019-05-29 17:26 追加

「代表チームではすべてやりきったと思います。今後、誰がメンバーになるか楽しみです」ルイス・フェリペ・フォンテーレス

フォンテレス・フェリペ インタビュー

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SESIの体育館で練習後。 撮影:筆者

ルイス・フェィペ・フォンテーレス34歳。クラブチームでは、ブラジル、イタリア、ポーランド、トルコなど世界のトップチームで活躍。日本のパナソニック(2007~2009年、2011年黒鷲旗)にも在籍し、現在はブラジルのSESI-SP(セージ‐サンパウロ、以下SESI)に所属。ブラジル代表として2016年リオ五輪金、2018年世界選手権銀。両大会とも直前にけがでWSの離脱があり、メダルを危ぶむ声も多かった中、チームを引っ張りメダルへと導いた。2018年の世界選手権を最後に代表チームから退くことを発表した。ブラジルのスーパーリーグ、昨年の世界選手権について聞いてみた。

■昨年の雪辱を晴らし、スーパーリーグ優勝なるか

――ブラジルのスーパーリーグもいよいよ決勝です。今季はいかがですか。

ルイス・フェリペ・フォンテーレス(以下リペ) 開幕当初はまだ右ひじの腱鞘炎の影響がありましたが、今はもう大丈夫。ベスト8に残るための争いや準々決勝の組み合わせも本当に厳しい試合で、去年よりも各チームの力が拮抗していると思います。その中でSESIは開幕から安定した力が継続できていることでより自信を生み、勝利につながっていると思います。準決勝は出だしにミスが多く、相手もこちらを研究し尽くしていましたが、最後はうまく流れをつかめました。(注:ベスト8を決める予選リーグは1位通過、準々決勝、準決勝と5連勝。決勝は5試合中3試合先勝が優勝。4月18日のインタビュー後、決勝は2勝3敗で昨年に続き、準優勝。)

 

昨年の決勝。常に熱く、チームメイトや観客をどんどん盛り上げていく。左がリベロのムリロ・エンドレス。
撮影:Gaspar Nobrega/Inovafoto/CBV

――昨シーズン、リベロに転向したムリロ・エンドレスはどうですか。

リペ うまくいっています。リベロとして国際試合も経験してスピードもついたし、ポジションもより正確になっています。

 

――準決勝の相手SESC-Rio de Janeiro(セスキ・リオデジャネイロ)はサーバー以外の5人で壁を作って徹底的にサーバーを隠してきますが、ロザリン・パンチェフ(ブルガリア)の最速127㎞のようなサーブを受けるのは難しくないですか。

リペ 壁を作るのはもう世界のクラブチーム、代表もどこでもやっていることです。しっかり練習を積んでいれば大丈夫です。壁の作り方からコースが読めることもありますし。

 

――とても珍しいと思うのですが、あなたは現役選手でありながら、サンパウロ州のリベイロン・プレト市に2017年からVolei Ribeirao(ヴォレイ・リベイロン、以下Ribeirao)という自分のチームを持っている、つまりチームのオーナーですね。リーグで自分のチームと試合をするのはやりにくくないですか。

リペ それは割り切っています。自分の中で選手としてはSESIだし、ビジネスというとちょっと変かもしれませんが、Ribeiraoはオーナーとして関わっているわけですから、やることが違うので問題ないです。

 

――そのRibeiraoですが、昨年のスーパーリーグBでは優勝、しかし今季は昇格したスーパーリーグでは少し苦戦でした。

リペ ⒓チーム中10位でしたが、限られた予算の中で健闘したと思います。これからまだ監督と話し合いますが、高いレベルの中で戦うには何が必要か見えてきたと思います。

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