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会見・コメント

2019-06-09 12:29 追加

柳田将洋「B・Cパスをどう攻撃につなげるかが課題」 高野直哉「負けはしたが、個人的には自信がついた」 VNLブラジル戦記者会見コメント

全日本代表 男子

●中垣内祐一監督

内容的には完敗といいますか、世界ランキングを考えるとそれは致し方ないことですが、もう少し自分たちがやってきたバレーボールをブラジルのような本当に強い相手に対して出したかったなというところではあります。
序盤はサーブも走ってましたし、サイドアウトもなんとかとっていました。特にABパスでのサイドアウトに関してはブラジルを上回っているところもありました。Cパス、サーブポイントで1セット目は失っています。
後はサーブで崩されて、なかなか得点にしきれなかった、サイドアウトをとれなかったというのが試合を通しての大きな敗因でしょうか。やはりブラジルはブロックがいいですし、真ん中のブロックは高いので、なかなかそこでサイドアウトをとれなかったことが主な敗因だと思います。

逆に良かった点については、2セット目以降で深津(英臣)、福澤(達哉)、高野(直哉)といった選手を出し、出した選手がそれなりに活躍をしてくれた。 雰囲気にのまれることなく、すべき仕事を回してくれたというふうには感じています。福澤も声を出して、しっかりとチームを鼓舞しながらプレーしてくれたと思いますし、高野はサーブレシーブ、ディフェンス、スパイクと、それぞれ期待通りのプレーを淡々としてくれました。
今日のスターティングメンバーと途中で入れ替えたチームはゲームをしても日によってどちらが勝つかわからないくらいで、そのくらいチーム力は上がってきているとは思っています。 一方で、これからどうチームを作っていくのかということは我々にとっても課題のひとつです。

負けはしましたが、それぞれ出場した選手が何かしらの学びを得てほしいと思っています。そういう意味ではこれだけのお客さんの前でプレーし、なおかつ自分のプレーがしっかりできたということが自信につながった選手も多かったのではないかと思います。

――ブラジルの監督もとにかくABパスにならないようにサーブで攻めて、崩してブロックしたとおっしゃっていましたが、今後もそういう対策をされることが十分考えられます。それを打開する策はどのように考えていますか?

中垣内:それは引き続き、地道な練習をしていくしかないと思っています。 ブラジルのみならず、どこのチームも今は強いサーブを打って、クイックをできる限り少なくさせる。 特に日本に対してはそうですし、我々はそれを返していくしかないわけですよね。当たり前のことですが、毎日毎日の練習の中でサーブレシーブは練習していますし、我々のサーブレシーブというのは世界の中でもトップクラスだという自負をしていますが、 それでもこういう結果になる。ですからトップクラスというだけではダメで、 断トツに世界一くらい目指さないといけないのかもしれません。サーブレシーブの強化は引き続き継続していきます。

――石川(祐希)選手はブラジルと対戦するのが初めてでしたが、今日の試合の評価を教えてください。また、古賀(太一郎)選手が海外リーグから合流し、今季初めて代表戦に出場したと思うのですが、その評価もお願いします。

中垣内:石川のスタートは非常に充実していたと思います。 サーブでもポイントをとりましたし、スパイクも十分に打てていたと思いますが、 途中から集中力をなくしていったという感があります。それは周りの選手がなかなか思い通りにポイントしてくれないとか、自分の思う通りになっていかないというところで少し引っ張られたような感じがありました。チームの調子に合わせて自分の調子も悪くなってしまうというところが彼の大きな課題ですが、チームが厳しくなってきた時こそしっかりとコミュニケーションを取って、自分の気持ちを落とさずにモチベーションを維持していく、自分を鼓舞していくことが彼に今後望まれることではないかと思います。

太一郎は昨年一昨年と使っていますし、ある程度プレーはこちらも把握していますので、合流間もないこともあり、昨日の試合では使いませんでしたが、今日は最初から起用する予定でした。今日の試合については悪くもなく良くもなくというところでした。

――先日の大会前日記者会見で課題に挙げられていた被ブロックについてですが、今日は相手にサーブで崩されたこともあり、目立っていたように思いますが、どのように受け止められていますか?

中垣内: 12本止められ、相手にとっては十分な本数だったと思います。 もちろん、我々にとってはやられすぎです。セット3本超えていますから、もう少し減らしたい。 例えば、ライト側のスパイクなどはもう少し減らせるのではないかと感じます。西田(有志)にしても、大竹(壱青)にしても、不用意なスパイクがシャットアウトをくらっているというケースはあると思います。 もう少し改善の余地があると。 コンビネーションが今いち合っていないところもあって、今後、もう少し良くなるというふうには思っています。
一方のレフト側ですが、3セット目にブロックフォローを2本失敗し、相手にブロックを献上しています。そういったことは全く我々が望む形ではありません。フォローのフォーメーションというのはきっちりと繰り返し練習してきてるわけですし、もう少しミドルの選手が下まで入って手を出していくことであの2本は防げているはずです。12本というのは多い数字ではありますが、セルビア大会の被ブロック本数とは少し毛色が違うように思います。

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