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会見・コメント

2019-11-15 17:32 追加

開幕2連勝のGSS東京・賀谷明日光「自分が引っ張っていこうという気持ちはすごく強くなっています」群馬銀行・田中瑠奈「これだっていうものが見つかりました」

V2/V3 女子

第2試合 ルートイン 1(25-23、13-25、16-25、19-25)3 群馬銀行

■群馬銀行グリーンウイングス

●鈴木日葵選手

途中から出たからには流れを変えてチームを良い方向に持っていく。それが自分のやらなくてはいけないことだったと思います。自分の仕事はちゃんと果たせたんじゃないかなと。チームとしては流れが悪いところもあったと思うんですけどなんとか全員で踏ん張ることができたんじゃないかなと思います。

●田中瑠奈選手

昨日のGSS東京さんとの試合ではフルで負けてしまいました。リーグの初戦で結果が出なかったのがすごく悔しくて。今日の試合は絶対勝つという気持ちで全員で戦えました。昨日の試合と比べてサーブとブロックがチームとして機能したというのが今日の試合の大きな収穫です。来週も再来週も試合はありますけど、自分たちの良さであるパワーに加え、ブロックとサーブで攻めていければ今日みたいな試合展開に持ち込めると思います。頑張っていきたいなと思います。

――田中選手に。昨シーズンは控えに回る時間もありました。今シーズン、スタメンで出ているのはどういうところが良かったからだと思いますか?

田中:私の強みのスパイク。そのスパイクの安定、昨シーズンより決定力も上がってブロックが来ても対応できるようなスパイクが打てるようになったのが大きな理由だと思います。

――スパイク力の向上はフィジカル面の強化? 自分で何か掴めた? アドバイスを活かせている? 何が影響していますか?

田中:スタッフ、監督、コーチからのアドバイスが一番大きいですね。たくさんアドバイスをもらっている中で自分の中でも試行錯誤して。これかなあれかなというのを何回も繰り返していくうちに「これだ」っていうものが見つかりました。ラリーが続くと難しいところはあるんですけど、サーブレシーブからとか自分の時間があった時には使えるようになったので、そこが昨シーズンより安定したんじゃないかなと思います。

――「これだ」というのは企業秘密ですか?

いえ(笑)監督から助走が命だと言われていて、ラリーが続くと助走ができなくて、その場ジャンプで腕の力で打ってしまって…相手に読まれるというのが多くありました。助走からスピードを乗せていけば、上半身は力を抜いておいていいよ、というアドバイスを頂いて。それはこういう感覚なんだというのが分かったので、今やっています。

――鈴木選手に。今シーズン開幕から2試合、控えからのスタートになりました。途中から出て活躍されていますが、発奮するものがあるのでしょうか?

鈴木:スタートから出れないことに関して悔しい部分はあったんですけど、スタメンが絶対というわけじゃないですから。コートにいる選手の調子やチームの雰囲気が良くなかったらリザーブが出て行って流れや雰囲気を変える。それが仕事だって自分の中で納得してやっていました。だから途中から出ても特に緊張することもなく、ここで自分が流れを変えて少しでもいい方にと。レギュラーが取れなかったから悔しいとか投げ出すというのではなくて。

――チームに貢献するために自分ができるプレーは?

鈴木:自分の武器は高さなのでそれを前面に出して、と思っています。ミドルが使われないとサイドが死んでしまう。ミドルが決めていかないとサイドも決めていけない、ブロックも割れてこないので、そういう部分での貢献が自分の仕事なんじゃないかなって思います。

――鈴木選手は背番号と同じ3番のポジションのミドルブロッカーだと思います。3番のミドルと6番のミドルの違いはどういうところでしょうか?

鈴木:6番のミドルの方が攻撃枚数が2枚になるローテーションが多いですね。3番は3枚になるローテーションが多い。自分の持ち味がブロード攻撃だと2枚の時の方が生きると思うし、3枚は中に入っていって相手のミドルを引きつけてサイドを1枚にするという役割があると思います。

――鈴木さんは3番のミドルをやっていく中で自分のどこが強みになっているでしょうか?

鈴木:Aクイックですね。自分のAクイックはV2のチーム相手なら通用すると思っています。他のプレーが良くない時でもAクイックなら決まる。自信を持っているプレーですし、自分の武器なんじゃないかな、と。

●石原昭久監督

やっと勝ち星を取れたというところでホッとしています。力があってもちょっとつまづいたりするとなかなか起き上がれない。それはV1であれV2であれ。1勝をあげられて見通しが立ったということで。

――1セット目を取られましたが、その後は相手に差をつける形になりました。

石原:鈴木(日葵)が入って安定しましたね。今期は昨シーズンとは違うメンバーがスタートに入っている状況。いささか不安定になるということは予想していましたので。鈴木だったり栗田だったり昨シーズンのレギュラーが入っていけば安定していくとは考えていました。具体的には鈴木を投入することで、ミドルからの速攻でコンスタントにポイントが取れるようになってきました。それでサイドも楽になってきたと。昨日のJAぎふとルートインさんの試合は非常に中身の濃い内容。ルートインさんの選手には体力的にきつくなって今日の試合に影響していたんじゃないかなと。

――途中投入で活躍した鈴木選手のストロングポイントについて教えてください。

石原:相手にはわかっていても届かないAクイックが打てます。反対に長いラリーの中で彼女が打ったスパイクがアウトになったり、そういう部分でちょっとミスがありますね。スタートにはコンスタントにミスなくこなせる石川を起用したという状況だったんですが、一撃の強さは彼女の方がありますので。そういうところが鈴木の魅力ですね。

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