2019-11-21 11:59 追加
デンソー・田代佳奈美「ミドルが少ないセッターと言われて悔しい部分もあった」 NEC・上野香織「山内に主将の仕事をさせる」
V1リーグ 女子
■NECレッドロケッツ
●山内美咲主将
開幕戦以来のデンソーさんとの試合。昨日の敗戦からもう一回、一人ひとりがボールをつなぐ意識を持とうと。デンソーさんの攻撃力が高いということもあって、サーブをしっかり攻めていこうと臨んだ一戦でした。結果として、サーブレシーブの面でこちらが我慢しきれなくて…いいリズムの時もあったんですけど。相手に思うようなバレーをさせてしまったのが今回の敗因かなと思います。
●上野香織選手
昨日も今日も相手どうこうではなく自チームの問題。簡単な失点だったり、流れをこっちに引き寄せそうな時に失点してしまったり。まだまだ甘いかなって思います。劣勢時ほどエネルギーを出さなきゃいけないのに足りない部分があるなと感じました。連勝の波を自分たちで途切れされてしまったので、来週からしっかり取り戻していきたいと思います。
――山内主将に。昨日のストレスのたまる敗戦、そして今日は開幕戦の雪辱を果たそうと意識せざるを得ない相手だと思います。何かみんなで話をしたことは?
山内:まずは自分たちが持っている力を出しきる、自信を持って相手に向かっていくという姿勢ですよね。特に敗戦の後はもっとおおげさなくらいにそういうものを出していかないと。だから、今日の試合では自信を表に出していこうと、そういう話をしていました。
――結果的には厳しいことになりましたが、プレー面での課題は?
山内:もう少しサーブレシーブの精度は上げていかないときついなって思います。その場しのぎの攻撃、プレーだとリーグ戦を通して成長していくところにつながっていかないと思います。長い目で見たときに一人ひとりが自力をつけていけるような取り組みをみんなで考えていかなければ、と思います。
――上野選手に。今シーズンのこれまでの自己評価を。
上野:昨シーズンは出場機会も少なくて、なかなか自分の持ち味を出せずにコートに埋もれて終わってしまっていた部分もありました。自分がミドルの中で存在感を出していかないと戦いには勝てないと思っています。今シーズンは副キャプテンという立場もありますので、自分がチームを引っ張っていくようにならなくては、と思っています。プレーもそうですが、まずはチームが安心できるというか、自分が周りを鼓舞できるような、そういう存在になっていきたいなと思います。
――プレーヤーとしての持ち味を教えてください。
上野:他のミドルに比べてパワーはあまりないんですけど、状況判断力、クイックだけじゃなくいろんなところから攻撃できるのは一つの武器かなと思っています。
――副キャプテンとして山内キャプテンをどう助けていこうと思っていますか?
上野:うーん、どういうふうに…(やや長考)
山内:私の暴走を止める役です。
――えっ?
山内:上野は冷静にコントロールしてくれる役割で。
――暴走ってコートの中の話ですか?
山内:いろいろです(笑)
上野:山内はキャプテンですけど同年代なので。冷静に判断できない時だったり、ここを締めて欲しい時とか、そういうところでキャプテンとしての責任を忘れないように自分が背中を押したりだとか。お互いですね。逆もありますし。
――なるほど、素敵な関係ですね。
山内、上野:(笑)
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