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会見・コメント

2020-03-05 19:10 追加

西田有志「バレー人生初の大きなタイトルだった」 本間隆太主将「若い選手たちが躍動してくれた」 V1男子決勝 ジェイテクト記者会見

V1リーグ 男子

●高橋慎治監督

ファイナルの相手はパナソニックさんということで厳しい試合になることは予想していたんですけど、選手たちが本当にどんな状況にも耐えてくれて、我慢強くプレーしてくれた結果がフルセット勝利につながり、初優勝にもつながったと思います。リーグを通して、こういう厳しい状況や苦しい状況を何度も乗り越えて、チームとしても成長し、強くなったと思います。
今日は今日として喜びたいんですけど、本当に大切なのはこれからなので、この優勝がたまたまと思われないように、今後も引き続き強化に取り組んでいきたいです。

――監督は選手の頃からジェイテクトに在籍され、当時のチャレンジリーグの頃も経験されていますが、チームとしてここが強くなったと成長を感じる部分は?

高橋:意識の部分で強くなったのは大きいと思います。意識の部分で本当に毎日の練習だったり、ひとつひとつのプレーだったりに対する意識を高く持ってくれて、精度の高い練習に取り組んだ結果、チームとしてもレベルが上がってきたと思います。

――今日3セット目に袴谷(亮介)選手がサーブでいい活躍をされていました。どんな期待を込めてコートに送り出しましたか?

高橋:袴谷選手はいいサーブを持っていますし、ご覧いただいた通り、どういう場面でもいいサーブを打てる選手なので、一発じゃないですけど、逆転するきっかけを作ってほしくて投入しました。期待に応えてくれて、あれですごく流れも変わりましたし、あのセットは袴谷選手のおかげだったと言っても過言ではないと思います。

――今シーズン、監督は一貫して「自分たちのバレー」と言ってましたが、ファイナルが終わって、改めてチームとしての軸を教えてください。

高橋:自分たちのバレーというか、普段の練習でやっていることを試合で出すことが大事だと思いますし、それは簡単そうですごく難しいことだと思います。なので、練習でやっているプレーをしっかり出すということが自分たちのバレーにつながると思います。練習でできてないことをいきなり試合でやるのは難しいと思いますし、練習でできていたいいプレーをどれだけ出せるか。チームでも個人でもそれが大事だと思います。

――今回無観客で、観に来たかったファンの方がたくさんいたと思うのですが、そういう方々へのメッセージをお願いします。

高橋:STINGSのファンの方もパナソニックさんのファンの方も、会場で観たかったという方が多かったと思います。画面越しで楽しんでいただける試合が両チームともレベルの高いプレーを出してできたと思います。これからもっと楽しんでいただけるバレーができるように自分たちももっと強くなっていきたいと思います。

――一昨年のシーズンくらいまではカジースキ選手が「このチームは経験が足りない」とよくコメントしていましたが、今シーズン、経験の壁を乗り越えられた理由について、監督はどう見られていますか?

高橋: 以前はファイナル6などで好調をキープできずに敗退してしまうケースがあるなど、大事な試合で力を出し切れない、経験不足なところがあったと思います。今シーズンに関しては、それがレギュラーラウンドの中から厳しい戦いを何度も乗り越えて、23勝4敗という結果を出し、自信になったと思いますし、先週のセミファイナルも厳しい戦いの中でサントリーさんに勝つことができました。それが自信につながり、今日もしっかり、経験不足とは言われないような戦い方ができたのではないかと思います。

――ミドルブロッカーの起用について、金丸(晃大)選手を先発で起用し、途中で伏見(大和)選手に交代しましたが、何かプランがあったのでしょうか?

高橋:2レグで金丸選手が機能していたため、ブロックとディグの関係をしっかり機能させて、相手に簡単に決めさせない体制をしっかり作りたいと思い、金丸選手を起用しました。最後に伏見選手が入ったのは、金丸選手が脚を傷めていて、限界までやってもらって交代しました。

――カジースキ選手について。監督は現役時代から一緒にプレーされていますが、カジースキ選手がこのチームにもたらしてくれたものは?

高橋:技術面でもメンタル面でもチームに影響をもたらしてくれています。細かいプレーについても、セッターに対してトスの配分などのアドバイスもしてくれますし、アタッカーに対しても打ち方などの細かいアドバイスをしてくれたりとか、そういうところで技術面でもしっかりプラスになっています。メンタル面でも、日本に比較的長くいるので、日本語で「いくぞ!」などの言葉でみんなを上げてくれたりして、支えてくれています。



写真:黒羽白

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