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会見・コメント

2020-08-08 21:13 追加

女子日本代表・石川真佑「男子のW杯を見て、サーブの重要性を実感。重さや狙うコースなどを意識して取り組んでいます」(リモート会見全文)

全日本代表 女子

――サーブに関して。紅白戦ではドライブをかけてかなり重さを増しているように見えました。昨シーズンとはまた違うサーブだと思いますが、サーブを変えようと思ったきっかけ、いつ頃から取り組んできたのかを教えてください。

石川:このサーブに取り組んだのは昨シーズンのリーグが始まる頃からで、ワールドカップの時にサーブの重要性を感じ、今までのサーブよりも相手の守備を崩したいと思ったので、そこは意識して今のサーブを打つようにしました。

――もうすぐ日本代表合宿から所属チームに戻られるかと思いますが、今シーズン、Vリーグでより成長するために、技術的に意識すること、精神的に意識することを教えてください。

石川:今シーズンは、去年と違って、自分のプレーは変わらないんですけど、昨シーズンは大事な場面で決め切ることができなかったので、そこを意識していきたいですし、もっとチームの中でコミュニケーションを取ったり、コート上での会話を増やしていきたいです。

――自粛期間中はトレーニングに力を入れていたとのことですが、筋肉量、体脂肪率、体重など昨シーズンよりも数値が上がった部分はありますか? またその効果をプレー中に感じることはありますか?

石川:意識していた部分もありましたが、限られた中でだったので、筋力を上げたりというところがすごく難しいと思いました。今は自粛期間よりも制限が緩んだので、その中でもう少し上げていけたらと思います。

――自粛期間中の5月に20歳になりましたが、これまでとの心境の変化はありますでしょうか?

石川:心境の変化…。変化というのは特にないです(笑)

――5月14日の誕生日はどう過ごされましたか?

石川:所属チームで制限がかかりながらも練習やトレーニングなどに取り組んでいました。

――自粛期間中、基本から見直したと言っていましたが、具体的にどのようなポイントを意識されましたか? ボールを使ったもの、トレーニングなど、何か改めて確認できたことがあれば教えてください。

石川:トレーニングはどこの部分を鍛えるのかということも意識してやっていましたし、ボールに関してはサーブレシーブを重点的にしていました。サーブレシーブはまだ安定性がなく、ミスがすごくあったので、ボールの取る位置だったり、速いサーブに対しての意識を見直して、少しでも崩れないAパスになる返球を意識して練習していました。

――海外のチームと直接対戦することができませんが、その分をどのように埋めていきたいと考えていますか? 

石川:海外の選手は高さやパワーがあり、そういう相手を想定した練習は難しい部分もありますが、相手の高さに対しての自分たちの攻撃やディフェンスの練習はできると思います。自分たちが粘りのあるバレーをしたり、速さは追求できると思うので、そこは意識してやっていきたいです。

――サーブに関して、どのような練習が効果的だったと感じますか?

石川:本数を多くするようにして、ミスをしない安定したサーブを意識したり、コースにしっかり、体重を乗せて打つようにしました。サーブは上げるトスの位置もすごく大事だなと感じたので、そういうところは意識して練習しています。

――コロナで練習や試合が制限され、もどかしさもあると思いますが、ご自身にとってのバレーボールとは何か、といったことについて、あらためて考えたり、気がついたりしたことはありますか?

石川:自粛期間でチームメイトやスタッフとコミュニケーションが取れなくなり、バレーボールはチームスポーツで、周りに人がいないと成り立たないスポーツなんだと再認識しました。そして、自粛期間が明け、チームが揃った時にチームワークやコミュニケーションの大切さを実感しました。

――U20の監督だった相原(昇)さんがシニアのコーチに就任しました。相原さんからどんな影響を受けましたか? 覚えている言葉や指導などがあれば教えてください。

石川:一緒にやらせていただいて、自分たちでもっと熱量を出していかないといけないという部分もあるのですが、相原さんから熱量を出してもらっていました。その部分を自分たちでもっとやっていかなければならないと感じています。

―― あと1年、東京五輪を迎えるときにはどんな選手になっていたいですか?

石川:まだミスがすごくあるので、ディフェンス面でもオフェンス面でも安定したプレーができるようになりたいです。また、チームの中で魅力のある、自分だけのプレーを作っていけたらいいなと思います。

――お兄様の石川祐希選手は今季もイタリアでプレーされます。海外でプロ選手としてプレーする祐希さんの存在はどのようなものですか?

石川:海外でプレーをしてるところは尊敬しているというか、すごいなと思いますし、自分も負けていられない、もっと頑張らなければいけないなと感じます。

――ご自身は海外でプレーしたいと思ったことがありますでしょうか?

石川:今はまだ特に考えてないです。

――先ほどW杯でサーブの重要性を感じたとおっしゃっていました。それを特に痛感した試合や場面があれば具体的に教えてください。

石川:自分たちの試合というよりも男子の試合を見て、サーブで点数をとっている場面が多く見られたので、サーブは大事だなと感じました。

――代表でも多くの試合経験を積んだ中で、今現在、一番のライバルは誰ですか?

石川:ライバルというよりもまずは自分のプレーを意識しているので…。周りと比べるより、自分自身の強化しなければならないポイントがあるので、そこは特に意識することはないです。

写真提供:FIVB

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