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インタビュー

2020-11-04 17:57 追加

清水邦広インタビュー後編「正直、神様はまた俺に試練を与えるのかと。でも切り替えて、コンディションを上げる時間をもらえたと思います」

清水邦広インタビュー後編

V1リーグ 男子 / 全日本代表 男子

長らく日本代表のオポジットとして活躍し、2020年度も代表に選出されたパナソニックパンサーズのエース、清水邦広選手にお話を伺った(取材日は3月6日、4月22日、6月29日、10月4日)。

日本中が新型コロナウイルスの影響で、「ステイホーム」をせざるを得なかった時。アスリートとして何を考え、どう行動したのか。そして、東京オリンピックの1年の延期に、何を感じたのか。

――緊急事態宣言が出た頃はどんな生活をされていましたか。
清水:チームは緊急事態宣言が出てから活動休止。人数を制限しながら自主練習していました。消毒に気をつけて、トレーニングメインでやっています。

――自粛生活で心がけていたことは。
清水:時間があるので、僕の場合は休みの日は掃除をしたり、普段は午前中はトレーニングして、帰ってきたら、お風呂に長めに入ってストレッチして、早く寝てます。10時くらいに。
体にあの時しかできない休みをあげていました。体のメンテナンス重視でしたね。

――歯がゆいところもありましたか?
清水:今の状態というのは仕方ないことだと思いますので、その中で自分ができることを最大限心がけてやっています。スポーツ選手が大変だというよりも、色んな人達が大変ですよね。その中でやれることを見つけて発信して、しっかり行動していきたい。

――オリンピックが延期になったときの気持ちは。
清水:正直いうと「神様はまた俺に試練を与えるのか」と。2年前の大怪我、長いリハビリ、周囲の理解もあってのリーグでのプレー。4年に1度ということを考えて体作りをしてきました。そして代表にも選んでいただいて、すぐそこまできていた大きな目標が、突然消えてしまった。

ただ、一つはやっぱりオリンピックを目指してきた、スポーツ選手、ボランティアの方、運営の方、たくさんいた中で、僕たちだけが苦しい思いをしているのではなく、色んな人がきつい決断をして延期だったと思いますので、その知らせを受け取ってすぐに切り替えて、「中止にならなかった」というのが一つの希望です。そのことを喜ぼうと。
4年サイクルできたけど、今回は5年なんだと。今できることをやっていくつもりです。

――中止を聞いた瞬間は、引退は頭をかすめた?
清水:いや、それは全然ないですね。怪我のときのほうが、ショックは大きかったです。

現状は日本にとっても世界にとっても苦しい目に見えないウイルス。日本全体が恐怖に怯えてる。
僕らは何ができるか。どんな状況であれ、無観客試合であってもテレビを通して、熱い試合、白熱する試合をすることで元気を届けられる。勇気、希望を与えられる。少しでも暗い世界をスポーツで明るくしたい。バレーだけでなくスポーツの人間みんなでそれを実現できたらと思います。

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