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インタビュー

2014-12-04 17:54 追加

佐川翔インタビュー

V1リーグ 男子

set―昨季は3位入賞という成績で、途中からメインセッターとして活躍されましたが、振り返ってみてどうですか?

一番最初起用してもらった時は刈谷大会の前…どこだったっけな…。土曜日負けて2連敗になって、日曜日の朝に急きょメンバー発表を受けました。その時はやっぱり2連敗中だったので、若さをもって起爆剤になるみたいな、そんな役割なんだろうなと思っていました。日曜日のパナソニック戦で負けたんですけど、しっかりブレイザーズらしいバレー、みんなが一つになる、熱量を持って戦うみたいものがかなり取り返せたなと。あとは結果が出ればいいなと思ってましたなので、その日の仕事は自分なりに評価していて、次の週に土日、東京体育館で豊田合成戦とJT戦ともにフルセットで勝利でき、結果もついてきて嬉しかったですね。

―全チーム集合の時ですか?

そうです。

―両日ともすごいフルセットの試合でしたね。

スタメン初日の試合がフルセットになった時点で、僕自身、自分のことでいっぱいいっぱいで、手詰まりになってしまいました。結果は勝ったけど、チームに助けられたという印象が強い。自分の初白星で、印象的で嬉しかったんですけどたくさん反省点もあって。去年はシーズンを通して課題もみつかったし、自信にも繋げられたし、意外とやれるんだぁと思ったので、あとは方向性だけブレないようにして、印東さんの元でしっかり取り組んでいこうかなというのが、今の昨シーズンを振り返って思うことです。

―印東さんの印象は?

知識が豊富!

―どんなところが?

バレーだけじゃなく、知識が半端じゃないので、いろんな知識を僕らに伝えてくれる。それと、考え方が日本基準ではないので、印東さんが考えている世界基準の考え方に、まず僕らがなっていかないといけないんだなと。日本だけの世界観で考えていたら、勝てるものも勝てないだろうし。でも最初はやっぱり戸惑う事ばかりで。

―今はだんだんなれてきましたか。

そうですね。

―今年度全日本に候補として初選出されましたが、その時の気持ちは覚えていますか?

いや、もう「え?」みたいな。うれしいとかじゃなく。

―南部監督のコメントは、宇佐美大輔さんみたいな身体能力を買っているということだったんですけど。ご自身でそういうセッターと思いますか?

自分はあらゆるポジションを経験してきたセッターなのでスパイカーもやってきたという強みを生かしたい気持ちが大きくあります。そういう意味ではスパイカーも経験されていた宇佐美さんに似ているところがあるというのは嬉しいことですね。

―佐川君の特長として、結構ミドルの本数が多いと思うんですが、意識してそうしてるんですか?

意識しています。昨シーズン、木場田さんと今村さんがいて、その二人との違いというか自分の色を出さないと出れるものも出れないので、若干ミドルを多く使いました。もともと真ん中の攻撃を使うのが得意なので。

―今の日本のセッターは、積極的にミドルを使っていけるセッターは少ないので、とても良いですね! AVCカップの合宿とか参加してみてどうでしたか?

やっぱり自分自身代表チームでの活動が初めてなので、知らない他の人と、ましてやセッターだし話すという部分ではなかなか大変です。

―経験を積んでシニアにステップアップしたい?

そうですね。

―セッターというポジションについてですが、こういうセッターになりたいという目標は?

まず一番はスパイカーがしっかり気持ちよく打てるというのが大前提なので、セッターとしての力を持ってポイントを獲っていけるセッターになりたい。スパイカー任せにならない。そこちょっと矛盾しているんですけど、僕の力をもってポイントを獲っていくっていうのが出来れば、どのステージに行ってもそれは通用する事だと思っています。

―好きな選手は誰ですか。

ずっと好きなのはリカルドです。ブラジルの。昔からです。彼の情熱とかすごい好きです。

―ファンフェスに参加してどうでしたか? アナ雪をやったとか。

去年は「恋するフォーチュンクッキー」を女装して踊って、今年はやらされたんです、アレ(アナと雪の女王のオラフ)…。自分からはやらないですよ、あれは…。ファンフェスは、意外と選手の悪乗りで、「お前こんなんやってみたらえぇやん」っていうのが上まで通っていっちゃうので。

―監督はとても楽しいとおっしゃっていましたが(笑)。

そりゃ、見てる分には楽しいでしょうけど(笑)。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA―座右の銘が「日々成長」だそうですがこれはどういう?

常に向上心を持っていたいと言うのと、限界は無いと思うのでなんでも。高校の時から意識している言葉ですね。

―実際に成長していますか?

右往左往しながらちょっとずつ。高校の時からです。

―座右の銘にしたきっかけは何だったんです?

きっかけですか? なんすかね? なんかたまたま…アンケートとかで書いたら、あ、これいいなぁみたいな。言葉に動かされたんです(笑)

―今季の目標を教えてください。

しっかりまずはメインのセッターになって、印東監督のもと力をつけて優勝したいです。

―過去に優勝経験はありますか。

まったくないです。

―では、今度優勝したら初優勝ですね。

そうですね。(堺が前に)タイトルを取った時は内定選手だったので、外で貴重品を管理してました(笑)。

―とても大事な役目ですよね(笑)。でももうそれは嫌ですよね。

コートに立っていたいと本当に思いました。

―とても優しそうな顔なのに、結構負けず嫌いなんですね。

よく小生意気って言われます(笑)。

―本日はありがとうございました。

写真:久坂真実
編集補助:横幕祐美

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