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会見・コメント

2026-09-13 14:34 追加

「ただ勝つだけ」石川祐希が示した圧倒的パフォーマンスの真意と、かつての恩師・ピアッツァ監督率いるイランとの決戦へ向けた決意

石川祐希 アジア選手権 準決勝韓国戦コメント

全日本代表 男子

9月12日、2028年ロサンゼルス五輪の出場権獲得がかかる「バレーボール男子アジア選手権」準決勝。日本代表は韓国を相手にセットカウント3-0のストレート勝利を収め、パリ五輪に続くロス五輪への切符獲得まであと1勝と迫る決勝進出を決めた。

決勝トーナメントに入り、ギアを一段と上げてきたのが主将の石川祐希だ。ラリー中のバックアタック(パイプ攻撃)や、ライン際1ミリを狙い澄ますような鋭いストレートへのサービスエースなど、圧倒的な存在感でチームを牽引し続けている。

試合後のミックスゾーンで語った石川の言葉から、彼の絶好調の要因と決勝へ向けた強い覚悟を解き明かす。

「1点目から良い形で入れた」圧巻のパフォーマンスと、コンディションの仕上がり

試合開始直後からトップギアでコートに立った石川は、自らのパフォーマンスについて自信をのぞかせた。

「今日に関してはしっかりと1セット目の1点目から良い形に入ることができましたし、個人としても良いパフォーマンスを終始出せたと思っています。トスに関しても合ってきていますし、僕自身のコンディションも非常に良い状態です。この準決勝・決勝の舞台で1番良いパフォーマンスが出せるように準備してきたので、それがしっかりと形になっていると感じます」

第3セット序盤には韓国の粘りに遭い、一時リードを許す苦しい時間帯もあったが、焦りは一切なかった。

「少し昨日(準々決勝)と同じような入り方になってしまいましたが、しっかりコート内で切り替えることができた。終わってみれば相手を10点台に抑えてセットを取れたので問題はないです。サーブとサーブレシーブという一番基盤となる部分で高いクオリティを維持できたことが、今日の試合の勝因だと思います」

第3セット中盤には点差が開いたことで大事をとって退いたものの、膝の状態を含めてコンディションに不安はないと強調した。

恩師・ピアッツァ監督率いるイランとの対決「やるべきことは変わらない」

明日挑む決勝の相手は、宿敵・イラン。現在のイラン代表を率いるのは、石川がイタリア・セリエAのパワーバレー・ミラノ時代に師事していたロベルト・ピアッツァ監督だ。石川のプレーの特質や癖を知り尽くしている名将との対戦について問われると、石川は静かに、しかし力強く答えた。

「ピアッツァ監督が率いるイランだからといって、特別な印象ややりづらさは変わらないですね。彼もチームをしっかりまとめて作ってきていますし、今日の準決勝でもオーストラリアから(1セット落としながらも)巻き返して良いバレーをしていました。サーブで乗った時のイランは非常に強いのでそこは警戒したいですが、相手がどうこうというより自分たちのバレーをするだけです」

互いの手の内を知り尽くしているからこそ、コート上で試されるのは戦術を超えた「個のクオリティ」と「チームの完成度」となる。

「1セット落とそうが関係ない。最後勝ち切る」主将が誓うロス五輪切符

チーム全体の仕上がりについても、石川は絶大な信頼を寄せている。この日も途中で入った大塚達宣らが素晴らしいプレーを見せるなど、リザーブも含めたチーム全員が準備できている姿勢を評価した。

いよいよ迎える、アジアの頂点とロサンゼルス五輪出場権をかけた最終決戦。主将として、そしてエースとして、石川は決意を言葉に込めた。

「明日の決勝に関しては、1セット、2セット取られようが関係ありません。とにかく最後に勝ち切ること、その結果として25点を最後に取り切ることだけが重要です。この大会でしっかりと出場権を獲るために僕たちはこれまで取り組んできました。やるべきことは決まっています。ただ勝つだけです」

言葉の端々に漂う圧倒的な覚悟。日本の大黒柱が、チームをアジア王座とオリンピックへと導く。

写真:坂本清

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