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2018-05-28 15:42 追加

ネーションズリーグ男子大会 全日本男子、イランを3-1で下し、2015年以来の勝利。西田有志「厳しい状況だったが、勝ちきれてよかった」

ネーションズリーグ男子 予選ラウンドの結果

全日本代表 男子

 ネーションズリーグ男子予選ラウンド第1週・第3戦が27日、フランスのルーアンで行われ、日本はイランと対戦。3-1(25-22、30-28、23-25、25-23)で勝利した。イランに勝ったのは、2015年のフベルト・ワグネル記念大会以来。日本の通算成績は2勝1敗。
 次戦は第2週ブラジル大会となり、6月1日(金)12時15分(日本時間翌0時15分)からアメリカと対戦する。

 イラン戦のスターティングメンバーは、西田有志、李 博、福澤達哉、柳田将洋、山内晶大、藤井直伸、井手 智。

 第1セット、立ち上がりは李が切り返しのクイックを決め、2-0とリード。西田も1本目から豪快なスパイクで勢いづける。李のサーブで崩し、相手のミスを誘って連続得点すると、6-2でイランがタイムアウトを要求する。
 8-5でテクニカルタイムアウトを取った後、キャプテン・柳田がネットインのサービスエースを決める。さらに、柳田のパイプ攻撃が決まり、12-8でリード。西田も難しいボールをレフトから決めきったが、日本にミスが出て連続失点、14-14と追いつかれる。
 その後は拮抗した展開の中、柳田のサービスエースで19-17となったところで、イランが2回目のタイムアウトを要求する。終盤、李のブロックやスパイクが決まり、セットポイントを迎えると、最後は柳田がレフトから豪快なスパイクを決めてセットを先取した。

 第2セット、柳田のフェイントや西田の連続サービスエースが決まり、激しいラリーの応酬から福澤もパイプ攻撃で得点し、7-4でイランのタイムアウト。西田の豪快なバックアタックに、藤井のブロックが出て、9-5とリードを広げた。
 連続失点もあったが、李や藤井の活躍で引き離し、リードを保つ。山内や柳田もポイントに貢献したが、終盤で相手ブロックに捕まり、連続失点。22-22で追いつかれ、日本がタイムアウトを要求する。
 その後はジュースにもつれ込み、お互いに譲らない展開に。最後はラリーから山内が相手ブロックを打ち抜き、30-28。セットを連取する。

 第3セットはサイドアウトの応酬となり、8-7 でテクニカルタイムアウトに。その後も一進一退の攻防が続き、14-14。福澤のパイプ攻撃が決まり、16-15 で2 回目のテクニカルタイムアウトを迎えた後、ブロックに捕まって連続失点し、16-18 で日本がタイムアウトを要求する。
 切り替えたところで西田のスパイクが決まり、山内のサーブで崩して相手ミスを誘い、19-18 でイランのタイムアウト。日本は20-21 で福澤から浅野博亮にメンバーチェンジを行う。後のないイランは高いブロックを武器に20-23 とリードし、日本はタイムアウトを要求。西田を大竹壱青に交代し、22-24 でイランのタイムアウトから、さらに李のサーブで崩し、23-24 と粘ったが、最後はイランにスパイクを決められ、セットを失った。

 セット間にやるべきことを確認した日本。第4セット、柳田の強烈なスパイク、西田のバックアタックが連続して決まり、6-4 と立ち上がりはリードしたが、ミスで連続失点し、7-8 でテクニカルタイムアウトを迎える。
 その後、山内がサーブで崩し、ラリーから西田が連続して豪快なスパイクを決めるなど、お互いに連続得点をあげるが点差は開かない。12-14 で福澤を浅野に交代し、ディフェンスを立て直す。その浅野に好レシーブが出るも、なかなか詰め切れなかったが、西田のブロックが決まり、18-18 でイランがタイムアウトを要求。
 サイドアウトの応酬が続き、23-23 と緊迫した展開で、ピンチブロッカーとして大竹が出場すると、ラリーの末に西田がスパイクを決めてマッチポイント。最後は山内のサーブから相手のスパイクミスで大接戦を制し、イラン戦では2015 年以来の勝利を飾った。

■矢島久徳強化委員長のコメント
 フランス大会3連戦、14名の総力で戦うことができ、各選手が自分の仕事、持ち味をアピールした。発展途上のチームとして、来週以降も強豪国との対戦が続くが、全員バレーでさらにチームを練り、レベルアップしていきたい。

■西田有志選手のコメント
 昨日のフランス戦で負けてしまったので、厳しい状況だったが、チームで勝ちきれてよかった。まだまだ小さいミスがたくさんあるので、そこを修正していきたい。

写真:FIVB

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