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2019-07-24 08:00 追加

Vリーガーたちへ大きなヒント?Bリーグ・元千葉ジェッツの伊藤氏が研修で講師

Vリーグ研修レポート

V1リーグ 女子 / V1リーグ 男子 / V2/V3 女子 / V2/V3 男子

「2019V.LEAGUE 若手研修会・プレーヤーズミーティング」で講師を務めたBリーグ・千葉ジェッツふなはしの伊藤氏。

一般社団法人日本バレーボールリーグ機構(Vリーグ機構)は、Vリーグチームに所属する選手や若手選手が参加する「2019V.LEAGUE 若手研修会・プレーヤーズミーティング」が6月8日、東京都内で行われた。外部講師として、バスケ男子Bリーグ・千葉ジェッツふなばしの伊藤俊亮事業部長(取材時。6月末に退職し、現在はフリー)が講演し、また、グループワークやSNSセミナー、メディアトレーニングなど内容が詰まった研修だった。

オフシーズン恒例の選手向けイベントで、V1からV3までの男女全チームから、チームを代表して1人と3年目までの若手選手が参加する(一部のチームの選手は、事情により不参加)。選手たち全員がスーツを身にまとって会場に集まった。

研修の冒頭であいさつをするVリーグ機構の嶋岡健二会長。

会の冒頭、Vリーグ機構の嶋岡健二会長が、訓示を7分に渡り熱弁した。まず、Vリーグの選手としての心構えを強く説いた。

「今はSNSとか、色んなもので色んなところに発信する機会がある。良いところが発信されればいいが、悪いところもどんどん発信される。そういうものが、逆に言えば、個人の問題だけではなくて、所属しているチームや会社に迷惑がかかってしまい、バレー界にも影響がでてしまうということを常に頭にいれていただきたい。バレー界そのものがどうしても良くなっていくためには、皆様一人一人の力がすごく大切。子供たちの憧れになっていただきたい」

さらに嶋岡会長は、昨シーズンから新しくなったリーグを盛り上げて欲しいと訴えた。

「昨年からVリーグは新しいやり方でスタートしました。ポイントはチームが自分たちでゲームを開催し、色んなイベントを開催し、その地域で皆さんが一緒になってバレーボールの発展をぜひお願いする、という方向に変えた。チームが所在しているところでホームゲームをやることで、地域の中で皆さん達から応援してもらえるような活動をしていただきたい」

バスケ元日本代表からチームのフロントスタッフへ転身

講師をつとめた伊藤氏は、バスケの日本代表としても活躍した。

嶋岡会長の熱いあいさつが終了後、いよいよ研修が始まった。まず参加者全員向けに、千葉ジェッツふなばしの伊藤氏が、ファンサービス、情報発信、キャリアパスなどをテーマに講演した。204センチの伊藤氏はバスケ元日本代表であり、昨年まで現役選手だった。引退後は千葉ジェッツのフロントに入り、スポーツチーム経営で辣腕(らつわん)を振るう島田慎二社長の下で鍛えられているようで、パワーポイントの資料を用いながら軽妙な話しぶりで選手たちに話した。

伊藤氏が話した主な内容は、フロントスタッフの仕事の内容、法人営業の中身についての重要性、Bリーグがスタートするまでの紆余曲折、千葉ジェッツが地元での興行に向けて取り組んでいるか、そしてセカンドキャリアを早い段階から意識することの大切さ。

また、伊藤氏は以前Twitterでつぶやいたことが商品化に結びついたという自身の体験談を紹介した。他にもTwitterなどSNSによるブースター(ファン)との盛り上げ方、新規の観客を呼び込む手法を、自身の体験をもとに解説。ブースターたちを巻き込む有効なハッシュタグの活用術なども紹介し、さらに選手たちにお題を出して、発表をさせていた。

伊藤氏の講演後、昼休みを挟んで、若手選手のグループと、それ以外のグループで分かれ引き続き研修が行われ、午後6時前に終了した。

Bリーグの選手はプロ契約であり、Vリーグの大半のチームの選手が企業の社員ということもあり、立場の違いはあれども、チームを盛り上げる、リーグを盛り上げるにはどうしたらいいのか、ヒントがちりばめられていたのではないか。

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