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2020-11-30 10:47 追加

王者・群馬銀行「予想外の」圧勝と苦戦でホーム2連勝。GSS東京は途中出場の賀谷明日光が奮闘も勝ち切れず V2女子

V2女子の結果

V2/V3 女子

2020-21 V.LEAGUE DIVISION2 WOMEN(V2女子)は28・29日の2日間、伊勢崎市民体育館(群馬県)、猫田記念体育館(広島県)の2会場にて開催された。

昨シーズン王者の群馬銀行はホームで2連勝。ここまで他チームより試合数が少なかったが、ようやく7試合を消化し、2位に順位を伸ばした。首位は依然としてルートイン。

今節の注目カードは伊勢崎市民体育館で行われた群馬銀行の2試合だ。

前節、浜松にストレートの完敗を喫した群馬銀行。昨シーズンの王者の思わぬつまずき、主将で正セッターの古市彩音がアクシデントのため不在という状況は、他の上位チームには当然ながら「打倒・群馬銀行の好機」と映る。

心理的な影響が不可避の中、28日にはここまで6連勝と好調のアランマーレが群馬銀行と対戦。

前述のような状況からも接戦が予想されたが、ふたを開けてみればサーブが走り、サイド陣が奮起した群馬銀行がストレートで勝利。勢いをつけて決戦に臨んだライバルを粉砕する「予想外」な結末となった。

記者会見でアランマーレ北原勉監督は

「試合前から緊張感がただよい、選手の固さが出てしまった。(相手の不調を)勝機と感じないように、じっくりミーティングをしたことが裏目に出て、かえって勝ちを意識させてしまったかもしれない」

と反省の弁を述べた。

29日は前日にGSS東京サンビームズをストレートで破ったJAぎふが群馬銀行と対戦。

群馬銀行は序盤からミドルを多用し、本来のストロングポイントを活かそうとするが、JAぎふが第1セットを先取し、第3セットも奪取。

そのままJAぎふが優位に試合を進める気配も見えたが、群馬銀行は移籍加入のアウトサイドヒッター中田唯香を逐次投入、チームに復帰した前主将の吉岡みなみが守備を固めるなど選手交代を駆使して逆襲に成功。第5セットではミドルブロッカー鈴木日葵がブロックを2本決めてJAぎふを突き放し、地力を発揮してフルセットの勝利を収めた。

JAぎふ椿本真恵監督は

「勝てる試合を落としたと思う。今が群馬銀行に勝つチャンスだった」

と悔しさを隠さない。対する群馬銀行は高橋悠新監督が

「突破口を自分たちで切り開いてくれた」

と勝因を述べた。高橋監督はさらに上を目指すために選手の自立を指導の目標に置いている。

古市彩音主将に代わりゲームキャプテンを務める坂本陽菜副主将も

「昨年までは相手への対策を打破されると自分たちではどうにもできなかった。今はインプレー中に選手たちで考えて、修正する声が出てきている」

と成長の手応えを感じていた。

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