2016-11-08 20:40 追加
木村憲治JVA会長らオリンピアン16名が有明アリーナ新設を訴える
2020東京五輪 バレーボール競技会場建設を求める記者会見
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日本バレーボール協会、日本バレーボールリーグ機構、バレーボール競技のオリンピアン有志の計16名は、8日、都内で、2020年東京五輪のバレーボール会場「有明アリーナ」の新設を求める記者会見を開いた。
日本バレーボール協会会長の木村憲治氏(メキシコ、ミュンヘン代表)は1964年の東京五輪から正式種目になったバレーボールの歴史を振り返り、「1964年から半世紀が過ぎた今も、そのレガシーは受け継がれている。2020年、バレーボールが生まれ故郷の東京に『里帰り』するにあたり、ぜひとも有明を聖地、シンボルと呼べる場所に」と話した。
また、日本バレーボールリーグ機構会長の嶋岡健治氏(メキシコ、ミュンヘン、モントリオール代表)は、アスリートの立場から「東京五輪の時、自分は中3で、テレビで観戦し、『いつかあのコートに立ちたい』と思っていた。そして、その夢が叶い、大学1年で初めて東京五輪の会場だった駒沢体育館に足を踏み入れた時の感激は忘れられない。有明アリーナが新設されれば、野球でいえば甲子園のような子どもたちの夢、憧れの場所になるはず」と語った。
全日本男子監督に就任が決まっている中垣内祐一氏(バルセロナ代表)は、「有明は立地も素晴らしく、新設が実現すれば『世界の有明アリーナ』として、世界に挑戦できると思う」と語った。
東京五輪に若手選手として出場し、ミュンヘン五輪で主将を務めた松村(千葉)勝美氏は、2013年に亡くなった東京五輪主将の河西(中村)昌枝さんが「何かあった時の勝負服に」と言って渡してくれたという服を着て登壇。「本来なら、この場に河西さんがいたはず。宮本(寺山)恵美子さんなど、足腰の痛みなどの体の不調があって、来られなかった先輩もいる。先輩たちの思いを背負って、この場に来た」と涙を見せた。
この会見の後、出席者のうち7名が東京都庁へ出向き、東京都オリンピック・パラリンピック準備局長・塩見清仁氏に面会し、嘆願書を提出した。
会見出席者は以下の通り(敬称略。カッコ内は出場大会)。
・男子バレーボール競技
菅原貞敬(東京)、木村憲治(メキシコ、ミュンヘン)、嶋岡健治(メキシコ、ミュンヘン、モントリオール)、小泉勲(メキシコ)、小田勝美(モントリオール)、大竹秀之(バルセロナ)、中垣内祐一(バルセロナ)
・女子バレーボール競技
松村(千葉)勝美(東京、ミュンヘン)、篠崎(田村)洋子(東京)、藤本(内田)佑子(東京)、岩原(和田)豊子(メキシコ、ミュンヘン)、飯田(神白)高子(ミュンヘン、モントリオール)、前田(田村)悦智子(モントリオール)、荒木田裕子(モントリオール)、佐伯(福井)美香(アトランタ、シドニー、北京)、井上香織(ロンドン)
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