2017-05-11 17:54 追加
世界クラブ女子サロンパスカップ、久光がモスクワに完敗 談話
世界クラブのレポート
Others / SV女子
世界クラブ女子サロンパスカップは10日、大会2日目の試合が行われ、久光製薬は、モスクワに0-3で敗れ、決勝トーナメントの目を逃した。1セット目はわずか9点。13番のイリーナ選手のサーブに連続でブレイクされ、そのままセット終了を迎えた。2、3セットは持ち直したが、セットはとれず。被ブロックは久光12本、モスクワが2本。サービスエースはモスクワが7点、久光はゼロ。明日以降の戦い方をしっかり修正できるか。
酒井監督
スタートから相手のサーブにおされました。まず一番の反省点は、うちのレセプションが崩れたところ。相手のモスクワチームは高さとパワーのあるチームというのは、最初から分かっていた。逆に攻めて、ハイボールのところをディフェンスでしっかり上げていきたいと思っていたが、予想以上に高さとパワーにやられてしまった。ブロックの上から打ってくるボールにポジションを変えて対応しようとしたのですが、しきれなかった。また、強打に構えるあまりにフェイントが拾えなかった。
2,3セットはいいところもあったが、それをどれだけ継続できるかというところ。ラリーになった時にも相手にブロックでポイントされてしまった。フォローしながらしぶとくといっていたのですが、最終的に相手のブロック得点にされてしまったのが反省点です。
――1セット目の相手のブロック得点が多かったが。サイドの速いボールに相手のブロッカーが待っていた。久光のような速いバレーは、今後どう展開するか。
ブロックかかった時点で、外から中に切り込むだとか、上手くパイプを使うように言っていた。それ以上にサーブレシーブが返らず、サイドへのハイボールになってしまった。間に来るボールが多かったので確認したい。ハイボールになった時も決めきる技術をつけないといけない。
――スパイカーとのコンビが合っていないように見えたが、セッターを変えないのか。
それも途中選択肢ではあったんですけど、中大路のコンビが練習の中ではよかったので、継続してそれで勝負しようと。二枚替えで古藤が入りましたけど、ずっと継続してセッターを代える選択はなかった。コンビが合ってなかったのは、トスとスパイカーだけでなくて一本目の精度。Bパス(セッターが動かされるサーブレシーブ)からのコンビもキーだと思う。相手のサーブであったりディグ(スパイクレシーブ)であったり、Bパスからのクイックや、速い攻撃をしていかないといけない。
――サーブレシーブで崩された点について、NECもそう言っている。日本のサーブとどう違うのか。また、どう改善するのか。
今回のVリーグはモルテンだった。そこからミカサにかえて練習していたのですが、その感覚の違い。海外の選手がどのボールを使っているのは分からないが。もう一つは、海外勢のサーブは、背が高い分角度とパワーがあり、スピードが違う。そういったところも常に受けていかないと、世界相手に戦っていけないと今日改めて思いました。
古藤
今日は1セット目から向こうの高い攻撃やブロックに終始対応できずに3セット目までずるずるいってしまった。2,3セットは、自分たちの展開を作れれば、高いチームにも通用するというのが実感できたので、グループ戦のこり1試合しかありませんけど、高い相手にどれだけ自分たちのバレーをできるか。1日空いてしっかりしあげたい。
石井
今大会で、(世界クラブは)4回目で、表彰台を目指してやっている中で、今日みたいな試合をしていたら、表彰台なんかすごい遠いし、低い日本がどう点数をとっていくかは、ラリーだったりデイフェンス面で相手に劣ってはいけない。ロシアの方がつなぎがよかった。強打で打たれるのは仕方ないけど、軟打にはしっかり対応しなければいけない。今日もレセプションが返らずにサイド・サイド(の攻撃)になった。もっとAパスからしっかりコンビを使っていけるようにしたい。
岩坂
出だしから相手のバレーに自分たちのバレーも同じようにしてしまい、それだと高さやパワーがあるチームには、とうてい勝てない。昨日今日と出た課題を、次のチームに向けて切り替えていきたい。平日にもかかわらず応援してくれる人がいるので、そういう人たちを楽しませるような試合を作っていきたい。
――相手のブロックにぴしゃりと当たってしまう場面がありましたが、それをどのように回避するのか。
石井
相手のブロッカーが2枚つく場面がすごく多かった。2枚ついた中でも、いやらしく点を取っていったり、外に出して点数をとったり、できることがある中で、シャットされた。最終的にはスパイカーの責任。もっともっと技術を磨かないといけないし、とっさの判断も早くしないといけないですし、今日は昨日より特に攻撃面で何もできなかった。
写真:FIVB
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