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会見・コメント

2017-05-13 08:00 追加

世界クラブ女子サロンパスカップ NEC、久光とも3連敗 談話

世界クラブの結果

Others / SV女子

sShinnabeandIwasakacelebratewithteammates 世界クラブ女子選手権サロンパスカップは12日、グリーンアリーナで3日目の試合が行われ、開催国代表の久光製薬はワクフバンク・イスタンブール(トルコ)に、NECはエジザジュバシュ・イスタンブール(トルコ)にいずれも0-3で敗れて3連敗となった。どちらも最下位で各組下位2チームによる順位決定戦に回る。今年度3年ぶりに全日本代表に復帰した久光製薬の新鍋理沙が、試合中に着地後立ち上がれず、車いすで退場する事態となった。

ワクフバンク
ギョズデ
今日はとても素晴らしい試合ができた。日本のチームにも祝辞を述べたい。素晴らしい守備を魅せてくれました。楽しみました。若い選手がプレーするチャンスを得たのを喜ばしく思う。最もレベルが高い大会。私たちもよく知るエジザジュバシュとの対戦となる。素晴らしい試合となるだろう。

――若い選手が多く出たとのことだが、キャプテンから何かアドバイスはしたのか。

キャプテンの仕事の一つとして、多くのことを若手にいった。ミスをしても恐れては行けない、バレーボールを楽しみなさいなど。

キンバリー
今日のプレーに関してとても誇りに思う。日本のチームと対戦するのは簡単ではない。守備とサーブがいいから。でも今日はしっかり対応できた。

グイディッティ監督
まずは、大会のホストクラブでもある久光に感謝を申し上げたい。大会を通してホスピタリティを感じる。久光は、一番強力なスパイカーがいないということで、いつもの久光ではないということは分かっているが、私たちのチームも上手くプレーした。
今日はいつも先発するメンバーが何人かでなかったが、それでも素晴らしいバレーができるということをみせられたと思う。

――明日はイスタンブールダービーですが。ワクフバンクにとってエジザジュバシュはどういう意味があるか。

仰るとおりダービー戦になります。しかしながら、明日は世界クラブの準決勝と考えている。今大会の初戦であるかのように臨みたい。とても強いチーム、監督、選手、素晴らしいセッターがいる。お互い手の内を知り尽くしたチームなので、細かいところが勝負になる。

酒井監督
今日、強豪ワクフバンクさん。シュテイ選手ら主力が抜けた中での戦いだったので、もっといい場面を作れたはずだった。勝ちにいける展開がつくれたはず。2セット目以降古藤を早めに投入してリズムを代えようとした。細かなミスが出たので、また3セット目戻した。前半から中盤は野本が調子がよく、途中から石井が調子を上げてきたが、いい場面でとりきれなかった。自分たちで点数をとるためのスキルをつけないと、簡単にはとれないなと。今日もただ単に開いて打つだけでなく、相手の目を動かしていこうという話しもしたのですが、途中それがコンビミスになってブロックされたので、明日に向けて、自分たちのいいところを出せるようにしたい。

――(負傷退場した)新鍋選手の状況は。

この大会に入って若干股関節に不安があった。控え選手がなかなかいいない大会。ネット際のプレーなので、検証はこれから。股関節に力が入らなくなって立てなくなってしまった。今シーズン、我々のチームは怪我が多い。

――予選ラウンドの3試合、トータルで、予想以上に苦労されているのは。

正直いってレセプションアタックのところですごく苦労している。もともとサーブレシーブからの攻撃が武器であって、この大会にはいる前はそれが大前提だった。それがサーブレシーブのところで連続失点している。世界のサーブの強さにどう対応していくか考えていかないといけない。

――明日、オザスコとの対戦となるが。オザスコの印象。

ブラジル特有の運動能力、スピードとパワー。ブロックの部分でしっかりとさわっていけるように考えている。レセプションアタック、私たち自身のバレーがどれだけできるか。明日新鍋が出られるかどうか分かりませんが、明日の朝の練習で確認をとってしっかり戦いたい。

古藤
もうグループ予選で1,2位通過がなくなった状況での試合だったのですが、やはりワクフバンクさんは出場チームの中でトップレベルのチーム。胸を借りるつもり。見せ場もたくさんあったんですけど、プレーの粗さが私自身も、チームもあった。それが、(ワクフバンクの)二軍にも勝てなかった理由だと思います。
明日、明後日で世界クラブで終わってしまいますが、せっかく神戸でやっているので、少しでも順位を上にしたい。

石井
今日は本当にたくさんの方々が応援に足を運んでくださって、声援が私たちの後押しになった。今までの2戦よりは粘り強い試合になった。やはりストレートで負けたのは悔しいですし、1セット目の中盤で、パターンを変えて、変化をつけたプレーができたんですが、相手が嫌がるプレーがもっと出てこないと、高さがあるチームには苦しい。日本らしさというのはどういうプレーかというのを考えていきながら、あと2試合をしっかり戦い抜きたい。

野本
今日はヨーロッパチャンピオンと戦えるということで、表彰台に上がるのはできないという状況での試合だったが、いい機会だと思って臨んだ。どれだけ自分ができるのか、攻め続けてシャットされても打とうと臨んだんですけど、所々攻めきれなかった。サーブでも、前の2戦でなかなか攻めきれなかったのを、少しは攻めることができた。あと2戦とにかく攻め続けたい。

――3戦割とコンスタントにスパイクが決まっていると思うが、相手のブロックどういうところを意識しているか。

野本
やはりブロックが高いので、まともに打つとシャットされる。日本でやっていると上からいこうというときもあるけど、それはでいなくて、空いているコースをねらうようになる。
ミドルブロッカーは見えているんですが、ラインブロッカーが見えていなくて、カンチャンが抜けていない。

――途中から交代で入って、どういう試合展開に変えていきたいと思っていたか。

古藤
それまでの流れが、すごく劣勢になって、みんなの元気も少なくなっていると感じたので、とにかくチャレンジャー精神を表現することで、みんなもいきいきとバレーができるだろうと思い、とにかくスパイカーに託そうと思って入りました。

――1,2戦よりはパフォーマンスがよかったと思うのですが、そう切り替えたか。

石井
1セット目、ミスとシャットが何本も続いて、すごく苦しかったんですけど、スタッフや選手から、中から動いての攻撃などがいやだと思うから、そうしようといわれ、その作戦で決まっていった。やっぱり攻撃面などで、満足いくプレーが今大会全然できてない。相手が高いのは分かっているので、シャットやミスは減らしていかないと日本が勝つのは厳しいから、みんながフォローしてくれるのを信じて、どんどん攻めていかないといけない。もっと頭を使ってプレーしなければいけない。

(サーブレシーブについて)正直、まだミカサのボールの感覚がつかめていないというのはありますが、世界のサーブにはスピードや変化をすごく感じていて、取る直前までボールが揺れる、最後の最後まで残していないと弾かれることが多いし、この3戦、前に落ちるサーブで苦しんでいるので、サーブを打ったときの瞬時の判断が大事になってくると思います。日本はAパスを返さないと苦しい分、もっとサーブレシーブやディグを頑張らないと勝てないと思います。

(攻撃面では)1セット目はサイドへの長いトスがシャットにつながってしまいましたが、(1セット目の途中、セッターが古藤選手に代わってから、2セット目も)相手のブロックがバンチで、人を見るというよりはボールを見ていたので、セッターがミドルのタイミングでひっかけてサイドに上げたときは効果的に決まっていました。きょうの相手(ワクフバンク)には時間差が有効だったと思います。そういう絡みの攻撃でもっともっと点数を重ねたかったです。

岩坂名奈
課題だらけ。ホームでやらせていただいていて、これだけたくさんの方が応援してくれているのに、こういう展開で試合をしてしまうと申し訳ない。
平日にも関わらず、初戦から応援してくれている方もいるので、そういう応援してくれている人たちに楽しんでもらえるようなバレー、自分たちが今シーズンやってきたことを残りの2戦で出したい。

(途中で新鍋選手がけがをしてしまったことについて)やっぱり大黒柱なので、コートからいなくなると……。でも(試合では)何が起こるかわからないので、自分の役割をやらないとと思って、代わりに入った選手(今村優香)や他の選手が思い切りやれるように、意識してやっていました。

写真:FIVB

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