2021-11-02 20:10 追加
マクガウン監督「私のバレーボールにおける哲学ですが、全ての選手を平等に出してあげたい」クレク主将「ホームの応援は私達を支えてくれる」WD名古屋会見
WD名古屋会見
SV男子
10月31日、愛知県稲沢市のエントリオで行われたWD名古屋対FC東京の試合ご記者会見、WD名古屋のコメントをお届けする。試合は3-1でホームWD名古屋の勝利だった。
●マクガウン監督
オフェンスでも・ディフェンスにおいても、試合の中で相手に対して順応していくことが出来たと思います。あとはベンチスタートのメンバーも試合の中に出て活躍して、私たちがやろうとしているバレーボールを表現してくれている、出来ていることを嬉しく思います。
――仰られたように、途中から山田選手、伏見選手、永露選手、リリーフサーバーで勝岡選手など、交代した選手が活躍していましたが、選手たちの評価は。
監督:チームとして本当に一生懸命、取り組んでくれています。私のバレーボールにおける哲学ですけれども、全ての選手を平等に出してあげたい、機会をあげたいと思っています。ここまで良い取り組みを見せてくれています。コーチとして、スタメンを選ぶのが本当に難しい、それぐらい選手たちに力が拮抗していて、ベストを尽くしてくれていると感じています。スタメンで出ている選手が、なかなか上手く表現できない、いいプレーが出来ないときもあると思いますが、今このチームはそういった時に替わりの選手として、自信を持って送り出せる選手たちがたくさんいます。
バレーボールの中で非常に難しい要素として、控えの選手が出てきて、いいプレーを見せることは非常に難しいと思うんです。その中でも彼らはやるべきこと、僕たちがやろうとしていることを、どういった局面で入っても体現してくれたことは高く評価したいです。
――昨日の試合も見ていて、サーブを打つ時など観客の手拍子が段々大きくなって、ホームの応援を凄く感じたのですが、応援の印象はどうでしょうか。
監督:私にとって、本当に日本のバレーの応援の仕方はユニークで、これまでも世界でいろんなところでバレーを見てきた中でも、有数な応援だと思っています。非常に親切で、両チームに対してのリスペクトを見ていて感じますし、彼らの作り出す雰囲気、音も楽しませてもらっていますし、大好きです。
●バルトシュ・クレク主将
試合に勝てたことを嬉しく思います。FC東京さんは非常にいいバレーボールを見せてくださって、おめでとうございますという言葉をかけたい。彼らは負けてしまいましたが、この先どこかで一つ目の勝利を得ると思いますし、この先もたくさんディフェンスを武器に、勝ちを重ねていくことは間違いないと思います。振り返っても、まず勝てて良かったと感じています。
――スパイカーから見て、FC東京のオフェンス・ディフェンスはどのような印象がありましたか。
クレク:一般的に言えることですが、日本のVリーグにおいて点を取ることは非常に難しいです。どのチームも組織的なディフェンスを強いて戦ってきます。FC東京さんももちろんですし、素晴らしいリベロの選手(古賀太一郎選手)もいますので、やはり点を取るのが難しい。FC東京さんは全てのボールに全力でぶつかってくるので難しいです。今回私たちが対戦相手でしたが、これから先、他のチームとFC東京さんが当たられても、どのチームも得点をするのが難しい、そんな相手なのではないかなと思います。チームメイトですけれども、私たちのプレースタイル、勝ち方を遂行してくれて、勝ちに繋がっていって良かったと思います。
――監督にもお聞きしたのですが、名古屋の選手たちがサーブする時の観客の手拍子や盛り上がりなど、ホームの応援を非常に感じましたが、選手にとってホームの応援は。
クレク:私たちのプレーを支えてくれていると思います。私たちのエネルギーが必要な時に、そういったことで盛り上げてくださることで、勝てている状況だと思います。ファンの皆様、こういった環境、雰囲気なしで我々のこの結果やパフォーマンスはなしえない、出すことは出来ないと思っています。たくさんの人の前でプレー出来ることに対してラッキーだと思いますし、嬉しく思います。これからも、たくさんの方に来て頂きたいと思います。
写真:火野千鶴
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