2017-07-14 08:00 追加
岩坂名奈(後編)「あの時があったからこそ、今の自分がいる」
全日本代表 女子
今年度の目標
――5月には世界クラブ選手権にも出場されましたが、久光製薬スプリングスのチームで世界と戦ってみて感じたことはありますか?
岩坂:久光製薬スプリングスでも世界で勝つためにという目標で練習していましたが、結果として全敗で終わり、久光製薬スプリングスのホームでもある神戸が開催地というのは今後もうないかもしれない。そして、平日の夜にもかかわらず、ファンの方々や応援して下さっている方々が来てくれている中で、あのような結果になってしまったのは本当に申し訳ないと感じています。まだまだ課題がたくさんあるということがわかった大会でした。
――その経験を全日本の場で生かしていきたいという部分はありますか?
岩坂:トップレベルの選手が集まったチームと戦いましたが、各チームのミドルの選手は、ブロックの駆け引きや出足、ラリー中のスパイクの入り方などが素晴らしく、どんな状況であろうと、率先して入っていったり、しつこく最後までブロックに跳んだりしていました。その選手たちと自分が比べ物にならないくらい違ったので、そこを詰めていかないと。自分自身のプレーもそうですし、トップレベルの選手たちがそうしているのであれば、チームとしてもそれ以上に何か仕掛けないと、高さやパワーで負けてしまうので、どんどんいろんなことに挑戦していかなければならないと思っています。
――まだこれからだと思いますが、現時点でチームとして何か新しいことに挑戦したりはしていますか?
岩坂:バレースタイルがそれぞれの所属チームにより違いますが、全日本としてのバレースタイルを今作っているところです。
――ケガの治療中の長岡(望悠)選手とは連絡を取っていますか?
岩坂:今はそれほど連絡し合うというわけではないのですが、本当に必要な選手なので、早く戻ってきてほしいですけど、焦らずにじっくり治してほしいと思っています。また一緒にバレーがしたいし、コートの中でも一緒に戦いたいという思いがあるので、私は長岡を待っています。
――中田監督が就任した全日本として初めて挑む大会がワールドグランプリになりますが、どう戦いたいと思いますか?
岩坂:初めての国際大会ですし、今作り上げているものを本番までに質を上げて、挑戦者として1戦1戦全力で出し切って戦っていきたいと思います。
――その後、アジア選手権、グラチャンと続きますが…?
岩坂:目の前の試合を戦い続けることによって、だんだんとチーム力を上げていくことができれば…。どの大会も大事なので、挑戦者としてみんなで挑んでいきたいと思っています。
聞き手:高井みわ
写真:中西美雁
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