2017-07-24 12:40 追加
全日本女子、強豪ロシアをフルセットで破るも、決勝ラウンド進出を逃す
ワールドグランプリ予選ラウンド第3週第3戦の結果
全日本代表 女子
ワールドグランプリ予選ラウンド香港大会は、23日、香港(ホンコンチャイナ)で第3戦の試合が行われ、日本はロシアと対戦した。
スターティングメンバーは、新鍋理沙、岩坂名奈、鍋谷友理枝、古賀紗理那、奥村麻依、冨永こよみ、井上琴絵。
第1セットの立ち上がりは古賀が連続でスパイクを決めるなどで4-2とリード。新鍋の巧みなスパイクやサービスエース、冨永のツーアタックなどで8-3と主導権を握る。しかし、サーブで崩される場面が目立ち始め、ロシアに連続得点を許すと、21-18から相手のスパイクが立て続けに決まり、21-22と逆転される。新鍋や古賀の攻撃で応戦するも、23-25でセットを失う。
続く第2セットは序盤からロシアに攻め込まれ、4-8とリードされる。中盤に鍋谷のスパイクや岩坂のクイックで反撃に出るが、18-19と1点差まで迫ったところから、ロシアにブロックやサービスエースで4連続得点を許した。そのまま押し切られ、19-25で第2セットも奪われる。
第3セットは、内瀬戸真実と佐藤美弥をスタートから起用。10-10から相手のミスと内瀬戸のサービスエースで12-10と引き離し、さらに奥村のブロード攻撃も決まってリードを保った。内瀬戸が18-16の場面でバックアタックを決めると、新鍋や古賀のスパイクも決まり、25-20でセットを取り返した。
第4セット序盤は点の取り合いとなり、新鍋やリベロの小幡真子が懸命に拾って攻撃につなぐ。17-15で内瀬戸が連続でロシアのブロックにつかまり、追い付かれるが、古賀のバックアタックや佐藤のサービスエースなどで21-17と突き放した。終盤に1点差まで詰め寄られたが、古賀と交代した野本梨佳の連続得点でセットポイントを迎えると、最後は奥村のクイックが決まり、25-22でセットを奪い、試合はフルセットに。
最終セットは序盤に野本のスパイクが次々と決まり、5-2とリードを奪う。その後、相手のツーアタックや強烈なスパイクで7-7と一度追いつかれるが、冨永らのサービスエースで11-8と引き離した。相手の連続得点で11-10まで迫られたが、そこから日本のクイックとブロックで13-10。最後は日本の連続得点で15-10と逆転勝ちした。
この試合の結果、日本は6勝3敗(勝ち点3)となり、試合終了時点では他の試合の結果次第で決勝ラウンド進出の可能性も残したが、全試合終了後、予選ラウンド6位が決定し、8月2日から行われる決勝ラウンド進出を逃した。
■試合後のコメント
・中田久美監督
3日間とも非常に強いチームと試合をして、とても苦しい展開になったが、チームにとって勝つこと、結果を残すことが大きな栄養になると思うので、勝って終われて本当によかった。
・内瀬戸真実選手
今日は時間差攻撃が通用したので、そこはすごく自信になった。フルセットで2連勝できたこともチームの自信につながると思う。
・野本梨佳選手
高いブロックが出てきた時に、恐れることなくコースを見つけて狙い、少しずつ打てるようになってきた。
写真:FIVB
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コメント
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山田太郎 [Website] 2012.04.20 13:00
惜しくも決勝ラウンドを逃したが…中田久美監督の元、総合的に言い試合だっと思う…特にフルセットでの粘りには素晴らしいものが有った…この経験を活かして更なる飛躍を期待してます。