2017-08-20 11:21 追加
アジア選手権優勝インタビュー 岩坂名奈「個人賞はみんなの力で獲得できたもの。しっかりとこれからにつなげたい」
岩坂名奈インタビュー アジア選手権を振り返って
全日本代表 女子
アジア選手権で10年ぶり5回目の金メダルを獲得した全日本女子が凱旋帰国。セカンドベストミドルブロッカー賞も受賞したキャプテンの岩坂名奈に大会を振り返ってもらった。
――優勝おめでとうございます。
岩坂:ありがとうございます。
――大会を終えての気持ちは?
岩坂:今シーズンの目標としていたアジア選手権で優勝することができ、目標を達成できたのがすごく嬉しいです。
――大会当初から優勝までのチームの結束力はどう変化していきましたか?
岩坂:最後は5連戦ですごくハードでしたが、大会が始まる前から総力戦で戦うということは言われていたので、一人ひとりがしっかりと準備をしてできていたと思います。
――ご自身もセカンドベストミドルブロッカー賞を受賞しましたが…?
岩坂:この賞をもらえたのも自分だけの力ではなく、全員の力で獲れたものだと思っています。個人としてもすごく課題が多いのですが、目標としていた大会で優勝もできて、個人賞ももらえたので、しっかりこれからにつなげて、もっと成長できるように頑張りたいと思います。
――久光製薬としては何度も優勝していますが、全日本で中田監督と一緒にメダルを獲得したのは初めてということで、どのような思いがあったのか教えてください。
岩坂:目標を達成できたので、終わった後、久美さんの顔を見て「よかった」という思いがありました。
――決勝を振り返って。2セットを取られた段階でどのように気持ちを切り替えていきましたか?
岩坂:相手にどうこうというよりも、自分たちが崩れて、相手のリズムになったという形だったので、3セット目に入ってからも全員が全部出し切るというのを一人ひとりが言い合って、最終的に逆転で勝つことができました。やはり、自分たちのリズムが作れないところで出だしはバタバタしていたと思います。
――2セット目を取られた段階でキャプテンとして、チームにどんな言葉をかけましたか?
岩坂:先ほども話しましたように、「最後なので、自分たちの力を出し切って頑張ろう」と、私だけではなく、みんなで言い合い、それでもう1回気合いが入ったという感じがしました。
――中田監督に優勝させてあげたいという気持ちはありましたか?
岩坂:はい、ありました。
――それに当たり、どういう気持ちで試合に臨みましたか?
岩坂:優勝を目標にして大会に臨んだので、何が起きようと、最後は絶対(優勝を)獲りににいくという気持ちだけで毎日過ごしていました。
――決勝ではブロックもたくさん決めていましたが、新しいチームとなり、ブロック練習の方法に何か変化はありましたか?
岩坂:個人的にはブロックの手だしというのを意識していました。相手によっても変えなければならない部分もたくさんあるので…。チームとしては割り切って跳びにいくというのがあったので、やはり相手ごとに対応を変えていくというのは心がけました。
――例えば、どんな時にどういうふうに変えていきましたか?
岩坂:相手の速い攻撃に対して、ブロックの完成が遅かったりとか、遅れて跳びに行って、そこを利用されてブロックアウトを取られるということもあったので、割り切って、跳びに行くならしっかり跳びに行くという判断を早めにという意識でやっていました。
――いよいよグラチャンバレーが開幕しますが、意気込みをお願いします。
岩坂:アジア選手権で優勝できたので、今度はしっかりグラチャンに向けてやっていきたいです。チームとしての課題がたくさん残っているので、もう一度そこに向き合っていきます。強豪相手ですけど、1戦1戦、全員で戦っていきたいと思います。
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