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会見・コメント

2021-11-04 11:24 追加

浜松・水上真悠子「レフトが勝たせます!」、GSS東京・賀谷明日光「コートに立つ責任」、ルートイン・高橋愛未「パワーがつきました」 V2女子会見

V女子

■GSS東京サンビームズ

●色摩知巳監督兼選手(アウトサイドヒッター)

第3セットの途中でメンバーが大きく変わってリズムが出てきました。新加入のセッター菊地(零)でスタートしましたが、そこから松尾由紀子と若い選手たち…小泉海藍、勝呂詩保、及川佑加が頑張ってくれたと思います。

ーー出だしは良かったのですが、第2セット中盤から追い上げられてしまったのは?

色摩:コンビでの練習不足が出てしまいました。試合の中で張(心穆意)の調子が悪くなってしまい、気持ちが下がってきてしまったというのもあります。そういう時に周りもどう気持ちを上げていくか、ですね。相手ブロックが3枚ついていたりしたので、そこを振ってトスを上げることができたら良かったのですけど、まだ菊地は加入して2~3週間ですので、そこまでは。彼女はうちのチーム自体もまだよくわからない状況ですから、ここから勉強していってもらえばと思います。

ーー相手に対策されたというより、自分たちで崩れてしまった?

色摩:相手が得点源のムイ(張心穆意)対策をするのは当たり前なので。そこをムイ自身もどう対処するのか、周り全員がムイをどうカバーしていくのか、どうやって決めていくのかっていうことの詰めはもう少しやっていきたいと思います。

ーー自身のプレーについて。

色摩:勝負どころでは絶対に決めなきゃいけないって思っています。久々のフルセットで最後はしんどかったですね。ブレス(浜松)さんも粘り強いので。もう少しバックアックとかを打って、相手を崩せる攻撃をやっていけたらと思います。

●平岩沙紀選手(リベロ)

第1セットはムイの攻撃が決まり、サイドからのスパイクもリズム良くできていました。ただ、第2セット以降、ムイが決まらなくなった時にも同じような形でバレーを展開してしまったので…。攻撃パターンで相手に対策されていたので、変化をもうちょっとつけていけば良かったと思います。

相手のサーブはこちらのサイドプレーヤーに入っていたので、サーブレシーブをあまり取っていません。スパイカーがスパイクに集中していけるように、もうちょっと範囲を広げてカバーできたかなと思います。ディグも前2枚の時にセッターがツースパイクを打てる場所を意識するとか、1本目の正確性、質をもっと高めていかないといけないな、と思いました。

ーーチームのディフェンスシステムについては?

平岩:そうですね、ブロックとレシーブの関係がまだハマっていないなと思います。ここはレシーブに入るとか、ここはブロックで止めて欲しいというのをレシーバーもブロッカーも全員が理解できてきたら、組織的な守備、ブロックやディグからの攻撃をポイントにつなげていけるんじゃないかなと思いました。

ーー今日は第3セット途中でベンチに引きましたが、外から見て思った事は?

平岩:若い選手たちが本当に伸び伸び頑張ってくれていました。厳しい状況で投入されたのですが、縮こまっていたら良いプレーはできません。色摩、松尾両選手が声をかけて引っ張ってくれていました。苦しいメンバーチェンジの時は上の年代が引っ張って、若い選手は楽しく伸び伸びできるということが大切です。今日は第4セットにそれができて良かったなと思いました。

●松尾由紀子選手(セッター)

まず率直な感想として、本当に悔しくて…。今日の試合は全員で戦ったかなとは思うんですけど、やっぱり反省するところがありました。攻撃が簡単に決まらない。一緒にコートに出ているアタッカーの選手は下の年代が多かったのですが、雰囲気は変えられていても、うまくは使えなかったというのが個人の反省です。攻撃を組み立てるポジションとして、そこを反省して次に活かしていきたいと思いました。

ーー松尾選手はいつも難しいところで投入されてコートの雰囲気を変える力を発揮されます。自身そのスキルについてはどのように感じていますか?

松尾:試合に出てない時からチーム全員で盛り上げていこうと思ってベンチから声をかけています。自分がコートに入った時にもそのテンションを維持していることがチームにとってプラスになっているのかな、と思います。コートの中もそうですし、メンバーチェンジで外に出た選手達も一緒になって声をかけてくれる。だから雰囲気が良くなっているんじゃないかなと思っています。

ーー今後チームが上昇していくために必要なことは?

松尾:軸である松浦(未波)がいないことによって、レギュラーの選手も苦しい思いをしています。まずは攻撃をしっかり組み立てられるように菊地と私とで考え、スパイカーやレシーバーとも話し合って試合に臨んでいけたらと思います。

●賀谷明日光選手(ミドルブロッカー)

セットの初めは流れも良くスタートできるのですが、途中から相手に対策されて連続失点を取られてしまったり、流れが相手に行ってしまうことが多くあります。第2セットの最後とか第3セットの初めはちょっと集中力に欠けるところがコート内であったのかなと思っています。集中力をずっと維持するのはすごく難しいですが、そこが少し切れてしまったところがありました。第3セット途中からメンバーチェンジで入った選手達が雰囲気を一気に変えてくれたので本当に助かりました。試合としては負けてしまって悔しいのですが、チーム全体でやるということに関しては…、もちろん、勝てればもっと良かったのですけど…そこ(チーム全体でできたこと)は良かったかなと思いました。

自分もミドル陣の中では上の年代なってきました。責任も多くなってきています。今日はブロックのミスが多くて、スパイクでもやっぱり決めていかなきゃいけない。張が決まらなくなってきたら私がもっと決めなければいけないし、スパイクで得点が取れなくても、つなぎとかそういうところはもっと詰めていかないといけないと思うので、今日のプレーは凄く不甲斐なくて…。ミスの出ない選手になっていけたらいいなと思います。

ーー試合中、自身を鼓舞するように顔や腿を叩いたりするしぐさが目に留まりました。

賀谷:コートに立つということは責任があるし、ミドルの人数もGSS東京はすごく多いので。コートに立った時は自分ができる最大のプレーをしなくてはならないし、私はミスを出してはいけないポジションの選手です。もっとチームをカバーできるようなプレーができないと。攻撃の決定率もそうです。ブロックで相手にボールを出されてしまったりとか、そういうのが多くて。流れをもっと掴めるようにしたかったんですけど、思うようにいかずに…。ずっと集中し続けるというのは難しくて、自分で気合を入れていかないと…。それが行動に出ていたのだと思います。

ーー終盤は表情もだいぶ柔らかくなったようでした。

賀谷:メンバーチェンジで若い選手が思いっきりプレーをして、走り回ってくれたりもして、気持ちが少し楽になりました。助けられてるな、と。自身の気持ちも上がってきたので、そこからプレーもやりやすくなりました。

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