2017-12-18 11:49 追加
2017皇后杯女子ファイナルラウンド準々決勝結果 久光製薬がデンソーにフルセットで敗れ、6連覇を逃す
皇后杯 準々決勝の結果
SV女子 / V女子
平成29年度天皇杯・皇后杯全日本バレーボール選手権大会ファイナルラウンドは、17日、東京体育館で男女準々決勝各4試合が行われた。
女子で唯一チャレンジリーグから準々決勝に進出した岡山は、NECと対戦。フルセットの大接戦となったが、NECが最終セットを19-17で辛くも勝ち取り、逆転勝利で準決勝に進出した。柳田光綺主将は試合後のインタビューで、「岡山は静かな試合運びをしてくるチームで、自分たちとはチームカラーが異なるが、最初の2セットは相手のリズムになり、突破口が開けなかった。3セット目からサーブやコンビを見直し、ディフェンスも足を動かし、やりたいバレーができていたと思う。来週の準決勝ではよりディフェンス、コンビの精度を上げ、自分たちからミスを出さずに、逆に相手のミスを誘うような駆け引きをもっとやっていきたい」と話した。

渡邊彩選手(トヨタ車体)
トヨタ車体とJTの対戦は、3-1でトヨタ車体が勝利。仙台から移籍して1年目の渡邊彩選手は「全員バレー、トータルディフェンスで攻めようとみんなで話した。来週もしっかり対策して臨みたい」と話した。

黒後愛選手(東レ)
東レ対日立は3-1で東レが勝利。新人の黒後愛選手は、「自分自身は攻守ともに納得のできるプレーができていない。セッターの白井美沙紀選手がブロックが1枚になるようにトスを上げてくれているのに、それを決めきれていなかった。準決勝ではチームのプラスになるような働きをしたい」と反省点を謙虚に語った。その一方で、「高校時代はファイナルラウンドに進出していないため、初めて経験する大会。幅広いカテゴリーが集まるので、開幕前から楽しみにしていた」と皇后杯の印象を明るく話した。

田原愛里選手(デンソー)
この日の最終試合は、6連覇を目指す久光製薬とデンソーの1戦。V・プレミアリーグで徐々に順位を上げ、現在3位と勢いに乗るデンソーが1、2セットを連取。しかし、今季無敗の久光製薬が3、4セット目を取り返し、試合はフルセットに。第4セットが25-15と点差がついていたため、このままの勢いで久光製薬が逆転勝利とも予想できたが、デンソーが粘り強いバレーを展開。15-13で第5セットを奪い、久光製薬の連覇を阻んだ。川北元監督は、「大エースがいるチームではないので、全員で拾ってつなぐバレーで1点ずつこだわってやってきた結果」と嬉しそうに試合の感想を述べた。
また、セッターの田原愛里選手も「勝ち負けよりも目の前の1点1点に集中した。この勢いを来週につなげて、準決勝も集中力を切らさずに自分たちのバレーをしっかりやっていきたい」と語った。
17日の女子結果は、以下の通り。
NECレッドロケッツ 3-2 岡山シーガルズ
トヨタ車体クインシーズ 3-1 JTマーヴェラス
東レアローズ 3-1 日立リヴァーレ
デンソーエアリービーズ 3-2 久光製薬スプリングス
写真:堀江丈
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