2018-05-23 07:54 追加
ネーションズリーグ女子 アメリカ戦会見コメント 中田久美監督「サーブが機能しなかった」 石井優希「バックアタックの本数をもっと増やしたい」
ネーションズリーグ豊田大会 アメリカ戦コメント
全日本代表 女子
バレーボールネーションズリーグ女子豊田大会第1戦、日本はアメリカと対戦し、0-3で敗れた。日本は予選ラウンド通算1勝3敗となった。試合後の中田監督と選手のコメントをお届けする。
日本0-3アメリカ(20-25、16-25、23-25)
■中田久美監督
日本ラウンド1戦目でしたが、アメリカのレフトの攻撃に対して対応しきれなかった。失点というか、表れるミス、表れないミスが多かった。試合の入り方、運び方にすべて悔いが残ります。
サーブがまったく機能しなかった。アメリカのAパス率が高く、レフトに振られて決められた。こういう緊張感の中でももっと相手を崩すサーブを打っていかないといけないと思いますし、流れがきてもミスをして流れをもっていかれてしまう。状況判断をしっかりしていかないといけないと思います。サーブレシーブに関しては、井上(琴絵)が狙われ、そこが崩されると厳しい。途中から新鍋(理沙)、内瀬戸(真実)をいれてある程度は安定しましたが、もっと精度を上げなければならないと思います。
アメリカがバンチリードブロックで来ることはわかっていて対策はやっていましたが、パスが入らないと攻撃しきれない部分も多々ありました。ただ入らなかったから点数が取れないでいいのかというとそうではなく、セッターも含めた2本目のパスの精度の低さというところもありました。試合を通してうまくリバウンドで逃げていたところもあったと思いますが、ブロックアウトや長いコースを打つ、フェイントなどを試合展開の中で追う形の中でそれをするのではなく、先手でしかけていけたら違う展開になったのではと思います。
流れを変えたかったので(3セット目から)冨永(こよみ)を入れました。田代(佳奈美)が、点数がほしいときにトスがショートして打ち切れないケースが出てきてしまっていたので。冨永が途中から入ってよく頑張ってくれたと思いますが、これからのことを考えると田代を最後まで使いたかった思いはあります。レフトのサイドのトスが安定しないというのは2人のセッターの課題だと思います。
試合は続きますので、修正できるところは修正してベルギー戦に全力で戦いたいと思います。
■石井優希選手
(日本最多13得点)
3セット目は粘れたのですが、日本のサーブが攻めきれてなくて、相手にAパスからのコンビで、1本で決められてしまったケースが多かった。サーブが一番の課題だったと思います。
セッターがうまく絡みを入れてくれたり、なるべく速いテンポで二段トスからでも仕掛けられたので、ブロックとブロックの間を抜いたり絡みで決められたり良かった部分もありましたが、サーブレシーブのAパスからの攻撃や高いブロックに対しての攻撃、相手の速いバレーを防ぐための日本のディグなど、課題も多かったと思います。
ブラジル大会のときに、監督に「世界に勝つには、顔で相手をつぶすぐらいの感情を出して」と言われていたのですが、あまり出せてなかったと思うので、チーム全体としてもう一回切り替えて、ベルギー戦ではプレーもそうですし、表情や表現という部分でも見直していきたいと思います。
もっともっとバックアタックの本数を増やしていきたい。使うことでブロックも割れると思うし、バックアタックは必要だと思うので、上がってこなかったら「持ってきて」ともっともっと呼んで打っていきたい。そして上がってきたら確実に点数にしていきたいです。
■岩坂名奈選手
途中からの出場でしたが、途中から出る人は流れを変えなくてはいけないですし、そういった部分では流れを変えられるプレーができなかったのが反省点です。チームが勝つことが一番なので、もう一度チーム全員で話して、ベルギー戦に勝つための準備をしっかりとしていきたいと思います。
アメリカはサイドアウトからもラリー中でも速いチームなので自分たちはブロックの基準もそうですが、全員が準備を速くというのを意識してやっていましたが、いざ試合が始まると、そのブロックの位置や準備はすごく遅くて相手に好き放題やられてしまった。もう少し速い段階で、相手の打つ人のコースなど、コートの中で対応していかないと。その対応力がなかったと思います。
どうしても日本チームはサイドアタッカーの負担が大きい。相手ブロッカーも両サイドに賭けがちだったので、そこでうまくしっかりとミドルから攻めていくことで、相手ブロックが少し分散していくと思ったので、「どんどん攻撃に入っていく」とセッターに伝えていました。
もう少し流れを変えられていたら、3セット目も取れていたのかなというのがあるので、相手が変わったことをしてきても、全体的に対応力も磨いていかないといけないと思います。
同じカテゴリの最近の記事
- ユズがサーブ効果率35.7%で勝利に貢献! 葛藤しながら前に進むSAGA久光スプリングス・中川美柚 [Others,SV女子] / 2024.12.20
- 新たな武器で皇后杯決勝に挑むヴィクトリーナ姫路・佐々木千紘 V2降格からSVリーグの舞台へ「あの時があったから今がある」 [Others,SV女子] / 2024.12.20
- コートに弾けるとびきりの笑顔! SAGA久光スプリングス・北窓絢音 皇后杯バレー [Others,SV女子] / 2024.12.19
- 三姉妹SVリーガー 大阪マーヴェラス・目黒優佳「三女との対戦はなんか変な感じでした(笑)」、志摩美古都「髙相みな実選手は私の目標。対戦はやっぱりなんか変な感じでした(笑)」SV女子 [SV女子] / 2024.12.12
- ブレス浜松・荒谷栞「まずはバレーを楽しみたい。チームの好調に乗って自分の調子も上げて行く」、濱田義弘監督「現状維持は停滞と一緒、進化を続けたい」 V女子 [V女子] / 2024.12.02
コメント
Sorry, the comment form is closed at this time.