2018-06-10 08:00 追加
ネーションズリーグ男子 ポーランド戦コメント 中垣内祐一監督「相手の短いサーブに苦しんだ」 福澤達哉「パスする人間として、しっかり反省しなければ」
ネーションズリーグ男子 ポーランド戦会見コメント
全日本代表 男子
バレーボールネーションズリーグ男子予選ラウンド大阪大会第2戦、日本はポーランドと対戦し、0-3で敗れた。日本は予選ラウンド通算3勝5敗に。試合後の監督と選手のコメントをお届けする。
日本0-3ポーランド(16-25、21-25、20-25)
■中垣内祐一監督
昨日あまりにもやろうとしたことと乖離がありすぎたこともあって、今日の試合はまず、自分たちが今年やってきたことを100%出せるように、あるいは状態が悪い時にどうやってああいう上位のチームと対峙していくのかを、しっかり学ぼうということを確認して今日は臨みました。
選手たちが一番不甲斐なさを改善しようとしているのを感じていたので、あまり私も昨日の試合のあとに、くどくどと言うことはなしにしました。今日はウォーミングアップ中からも昨日よりは良かった。
ポーランドはやはり世界でも有数の高いチームですので、前半ブロックで、タッチアウトを狙っているのにシャットアウトを食らったり、アウトになってしまったりしたプレーは何本かありました。
1セット目は昨日と同じ様な展開で、なかなか自分たちがしようとすることができなかった。2セット目以降なんとか形になってきた。簡単にシャットアウトをくらわなくなった。西田が元気になってきた。山内の調子が上がってきた。なんとなくゲームらしい形になった。最後取り切れないのは、サーブレシーブからのサイドアウト、今日は短いサーブに苦しみました。サーブレシーブがセッターにかえらないと取り切れない。あとはレフトの決定力がもう一つほしいなと思います。
やろうとしていることに間違いはないし、自分たちがこの4月から訓練してきたことが正しいということはチームとしてわかっているんですけど、もう少し時間が必要かもしれません。もう一つ成長していけば、ああいった世界のトップクラスのチームと試合をしていける期待が持てる。現時点では残念ながら経験が必要な状態。
――1週目2週目と違って2試合目もスターターをほとんど変えなかったことは?
ひとつは、会場が日本であるということ。ネーションズリーグ終盤なので、そろそろ調整からより訓練に向けたものにしていこうとした。
その点で議論はありましたけど、特にコンディションが悪い中で、こういう高いブロックのチーム、まさに我々がやろうとしていることをどうプレーしていくのか。高いチームでないと経験できないことを経験する必要がある。
コンディションの悪化は連戦すれば当然起こりますが、だからこそあえて疲れた状態でプレーしている。
――リベロを途中で古賀選手から井手選手に替えた理由と、高橋選手を途中から投入しましたが、今日のプレーの評価を。
古賀が足を故障したので、替えざるを得なかった。健太郎については、彼のベストの状態だったらもっともっとやってくれると思います。
――2点うかがいます。スタートに関してですが、昨日の柳田選手から浅野選手に替えた理由。ミドルとバックアタックで点を取ろうというコンセプトで、今日バックアタックがなかなかできにくかったことについて。
柳田の足首の状態が今一つで、パフォーマンスが良くない。それと、ポーランドのジャンプフローターもジャンプサーブも、5番のポジション、バックのレフトに来るサーブがすごく多いので、そこにサーブレシーブのいい浅野を入れたかった。
バックアタックが少なかったのは、短いサーブでパイプが潰されたのが理由。サイドのブロッカーが真ん中によっていてパイプが使いづらい状態だった。正直センターを使いにくい状況。どうしても浅野が出るとパイプは減る。
パイプを使ってブロックを中に寄せて左右のサイドを少しでも楽にしようという狙いはあったのですが、なかなか真ん中で使えない。
ポーランドのミドルのブロッカーはそんなに速くないのですが、いかんせん長身なので、届かないところに届いてしまう。もう少し学習が必要かと思います。
――サーブのことなのですが、ポーランドのようなチームに勝つにはサーブが機能しないといけないが、西田選手以外機能していなかったが。
サーブも大きなプライオリティが高いものだったのは間違いないのですが、残念ながら李のサーブも今ひとつでしたし、西田のサーブも2セット目の連続得点のときくらいでしょうか。全般的に日本のサーブは機能していなかった。去年の今頃よりも、サーブにかける練習量は多いんですけど、今はサーブは全体的に良くない。サーブは水物ではあるんですけど、昨日今日と勝てない理由。西田と健太郎にはどんどん攻めていくようにと言っているが、なかなかうまくいきません。
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