2018-06-30 19:45 追加
U-18男子、水町主将、オポジット・松本らの活躍で高さのある中国にストレート勝利 アジアユース男子選手権
アジアユース男子選手権大会(U-18) 予選ラウンドの結果
全日本代表 男子
第12回アジアユース男子選手権大会(U-18)は、29日、イランのタブリーズで予選ラウンド第1戦が行われ、日本は中国と対戦。3-0(25-19、25-22、25-18)のストレートで勝利した。次戦は30日の韓国戦。
中国戦のスターティングメンバーは、水町泰杜、松本喜輝、伊藤吏玖、岩本大吾、糸山大賀、重藤トビアス赳、荒尾怜音。
第1セット序盤、日本は松本やキャプテン・水町、そして伊藤らが強打を放ち、中国も高さのあるクイックなどが決まり、スパイクの応酬に。
相手のサーブミスで最初のテクニカルタイムアウトを迎えると、伊藤のブロックや水町のスパイクで12-8とリード。中盤、お互いにサーブミスを犯すが、水町がスパイクを決めて、14-10。
16-11で2回目のテクニカルタイムアウトを迎えた後は、水町のブロックを皮切りに、好レシーブからのラリーを制する松本のライト攻撃で連続ブレイク。その後も各選手が特徴を生かしたスパイクを決め、セットを先取した。
第2セットも第1セットと同じメンバーでスタート。最初のテクニカルタイムアウトは7-8で迎えた。重藤や松本の攻撃に対し、中国は高さのあるブロックやサービスエースなど、互いに持ち味を発揮して競り合う展開に。均衡状態から抜け出すきっかけとなったのは、長いラリーを決した水町のバックアタックで、そこから3 連続ブレイクで16-13 とし、2回目のテクニカルタイムアウト。
柳北悠李を投入した後、相手の得点を許し、18-17で日本が最初のタイムアウトを要求した。その後は相手ミスに乗じて、重藤のサービスエースから連続得点をあげ、21-17。23-21とされて、中国はさらにメンバーチェンジを行うが、水町のバックアタックや松本のライト攻撃、重藤の強打が決まり、このセットも奪取した。
第3セットも同じメンバーでスタート。序盤は先の2 セットと同様につば競り合いを演じるが、岩本がBクイックを決めて波に乗り、連続得点で8-5とし、1回目のテクニカルタイムアウトに。しかし、ここから8-8と追いつかれ、ポイントを奪い合う展開となる。
この均衡を破ったのは水町のレフトスパイクで、4連続得点を奪い、14-10で中国がタイムアウトを要求。その後も主導権は渡さず、16-11で2回目のテクニカルタイムアウトを迎え、松本のスパイクも次々に決まって、21-13。
西村駿佑を投入した終盤、岩本や伊藤のクイックを成功させる確実な守備の下にポイントを重ね、森居史和をリリーフサーバーで起用。最後は西村のレフトスパイクで試合を決めた。
選手、スタッフが一丸となる本多洋監督の戦術がよく機能した試合。リベロ・荒尾を中心としたトータルディフェンスで、平均身長195.5㎝の中国を一蹴することができた。昨年のユース世界選手権時と同様、粘り強い守備からセッターが精度の高いトスを供給し、豊かな跳躍力を生かした好打をサイドから繰り出す。オポジットにはサウスポーを配し、長身のミドルブロッカーも役割を果たして、高さのあるチームに戦術的な戦いができるユース男子チームの形が見えた試合であった。
■本多洋監督のコメント
昨年の世界選手権で3位に入ったチームから選手はほぼ入れ替わったが、高さのある中国に対して、ミスの少ないバレーボールで勝つことができた。この先も1試合1試合、チームを作っていきたい。
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