2018-07-31 18:10 追加
西田有志「1日目に対応できなかったことが今日はできた。次の課題はディフェンス力を身につけることです」
日韓戦第2戦 試合後のコメント
全日本代表 男子
7月29日に行われた「2018男子バレーボール国際親善試合 日本×韓国」第2戦後の西田有志選手のコメントをお届けする。
――今日の試合は、攻撃の幅を意識しましたか?
西田:相手がどんなブロックシステムを敷いているのかは跳んだ時にしか見えないので、跳んだ時にどこが空いているのかを見ることができたのが、今日の試合のよかったところのひとつ。少し強引でしたが、体をひねり、ストレートに打ってスパイクを決めることは、以前から得意としてきたことだったので、それができたことはよかったです。昨日よりは(攻撃時に)冷静に判断できていたと思います。
――昨年の今頃はインターハイに出場していましたが、その当時からいちばん成長した部分は?
西田:去年の自分がどんなだったか、あまり覚えていないのですが(笑)、いちばん変わったのは気持ちの持ち方ではないかと思います。プレーが先ではなく、気持ちの持ち方でプレーが変わっていったと思うので。ひとつひとつのプレーの対応の仕方を考えられるようになってきたというところが進歩したように思います。
――世界選手権までに取り組みたいことは?
西田:自分のプレーの中でセールスポイントと呼べるところがひとつもないので、すべてのプレーをレベルアップさせることですが、1か月という期間でできることは限られてくると思います。今日の試合でいうと、つなぎの場面なども少しずつできてきたとは思いますし、次はディフェンスかなと。ディフェンスを上げられるようになれば、チームへの貢献度も大きくなりますし、相手のオポジットのスパイクをオポジットの選手が拾えばカッコいいというか(笑)、「やってやった」という気持ちになれると思うので、できるようになりたいなと。ここはしっかり練習を積んでいかなければならないなと思っています。
――ディグは苦手ではない?
西田:上げられる日とそうでない日に波があるので、そこは安定させたいと思っています。
――全日本に入ってから、どのくらい成長できたと思う?
西田:少しずつ力はついてきたと思いますが、まだまだですね。昨日の試合では、韓国チームのレフトの選手にスパイクを決められることが多かったのですが、今日はそれに対応して、ブロックを止めたり、ワンタッチを取るケースが増えてきたと思ったので、この1日でも進歩できたと思います。本当は1日目の試合でそれができていなくてはならないのですが、そこが苦手な分、焦ってもいいプレーは継続してできないと思うので、少しずつ段階を踏んで、焦らずにやっていこうと思っています。
――全日本の先輩の選手の中で、お手本としている選手はいますか?
西田:全員が自分より経験を積んでいて、力のある選手なので、特定した選手ということではなく、全員から学ぶことがいっぱいあると思っています。学べることは全部学び、身につけていこうという気持ちでやっています。例えばですが、(石川)祐希さんのスパイク、古賀(太一郎)さんのディフェンス力、伏見(大和)さんのブロック力など、いろんな選手のいいところを見るようにしています。そして、自分ならではのプレースタイルを確立していけたらと思います。
――背番号が「32」から「11」に変わったことによる気持ちの変化はありますか?
西田:本当に大きな番号に変わったと思うのですが、この番号でプレーをさせていただくのは当たり前のことではないですし、いつも感謝してやっていかなければならないと感じています。しっかりとした気持ちを持ってやっていこうと改めて思いました。
写真:黒羽白、大塚淳史
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