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2018-09-02 00:52 追加

全日本女子、韓国に1-3で敗れ、4位で大会を終える 第18回アジア競技大会

アジア競技大会 女子3位決定戦の結果

全日本代表 女子

 第18回アジア競技大会の女子バレーボール競技は1日、インドネシアのジャカルタで3位決定戦が行われ、日本は韓国と対戦。1-3(18-25、25-21、15-25、25-27)で敗れ、4位で大会を終えた。

 日本チームのスターティングメンバーは、長岡望悠、荒木絵里香、黒後 愛、石井優希、 奥村麻依、佐藤美弥、井上琴絵。

 第1セット、大エース、キム・ヨンギョンを擁する韓国に対し、日本は荒木の速攻、黒後のスパイクで攻め、序盤は一進一退の攻防が続く。
 しかし、キム・ヨンギョンのスパイクやサービスエースで13-15と韓国がリード。黒後が打ち切り、17-19と食らいつくが、韓国の速攻や連続ブロックで点差が広がり、18-25でセットを落とした。

 第2セットは黒後を鍋谷友理枝に、長岡を新鍋理沙に代えてスタート。序盤は韓国がキム・ヨンギョンを中心にスパイクで得点を重ねて2-6とリードするが、佐藤のサービスエース、鍋谷のブロックで流れを引き寄せ、10-10と同点に。さらに互いに粘り強いレシーブの長いラリーを新鍋のスパイクで取ると、石井のスパイク、新鍋のサーブポイントで16-15と逆転する。
 奥村のブロード、鍋谷のブロックで18-16とリードし、その後も好調の鍋谷がスパイク、サーブで得点を奪って勢いをつける。最後は石井のスパイクで25-21となり、セットを取り返した。

 第3セットは奥村を島村春世に代えてスタート。新鍋、鍋谷が相手コースの隙を狙ってスパイクを決めていくが、粘ってつなぐ韓国のブロックが連続で決まり、6-8でテクニカルタイムアウトを迎える。

 多彩なコンビで攻撃を仕掛ける韓国に対し、押され気味な日本は、鍋谷に代えて野本梨佳がコートイン。野本のスパイクで連続得点のチャンスを作るも、終盤は野本のスパイクや島村のブロードが次々とブロックされ、13-22と先行される。石井のバックアタックで流れを切る場面もあったが、15-25と大差で落とした。

 第4セットは島村を奥村に代えてスタート。出だしから韓国のサーブが連続してネットインで決まり、0-3。それでも、鍋谷、新鍋がキレのあるスパイクで食らいつき、奥村のブロックで11-13と迫る。互いになかなかボールを落とさない長いラリーが続くが、韓国の速攻で切られてものにできず、14-20と点差が開いていく。

 しかし、ここから石井が強気に攻めていき、新鍋のうまさが光るプレーも出て、22-22と並ぶ。奥村がブロックでサイドアウトを取れば、韓国もレフトのエースが思い切り攻め、ジュースにもつれ込む。後がない日本は鍋谷が何度も攻めるが、最後は韓国のブロックで25-27と敗戦。日本は今大会を4位で終えた。

■寺廻太女子強化委員長のコメント
 銅メダルをかけた韓国戦であったが、得点チャンスに日本らしい粘りが発揮できず、競り合いをものにできなかった。
 アジア競技大会を通して日本はブロックが機能せず、ブレイクポイントを取る能力が上位4チームの中で最も劣っていた。今大会で成果を上げることができず、非常に残念である。この結果を真摯に受け止め、もう一度チームを立て直したい。


写真:AVC

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