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会見・コメント

2018-10-16 10:05 追加

田代佳奈美「もっと1本1本しっかりとアタッカーが打ちきれるトスを上げなければ」奥村麻依・井上琴絵「エゴヌ選手の攻撃にうまく対応できなかった」 2018女子世界選手権 イタリア戦コメント

女子世界選手権 第3次ラウンド イタリア戦コメント

全日本代表 女子

 15日に名古屋市の日本ガイシホールで行われた女子バレーボール世界選手権第3次ラウンド第2戦で日本はイタリアと対戦。激闘の末、フルセットで敗れ、メダルの可能性が消えた。試合後の選手のコメントをお届けする。

写真:FIVB

■田代佳奈美

写真:FIVB


 全勝中のイタリアに対して、フルセットまで追い込めたのは自分たちの収穫でもありますが、エース(エゴヌ選手)のスパイクに対して、最後まで対応できなかった。(大きな大会では)今後も強いチームとやることになるので、そういったところはゲーム中に修正しなければならないと思いました。パス(サーブレシーブ)のミスが少なく、崩れてもしっかりサイドに打たせるというのを意識していたのでサイドアウトはしっかり取れていたと思いますが、ラリー中に少しゴタゴタしてしまったところがあり、そうなると最後1点が苦しくなるので、そういったところを詰めてやっていきたいと思います。

 ワンレッグ(ブロード攻撃)はどんどん使っていこうとミドルブロッカーと話をしていましたし、ミーティングでも相手の弱いところはライトゾーンということで、Cライトをテンポよく使っていきたい、リサさん(新鍋理沙)もAパスを入れた後こそフリーになる状況が多いとわかっていたので、パスするから避けるのではなくて、どんどん使っていこうと思っていました。そこからの攻めはできていたと思いますが、もっと1本1本しっかりとアタッカーが打ちきれるトスを上げないといけないと思いました。

■奥村麻依

写真:FIVB


 (イタリアに負けたことは)まだうまく自分の中で処理できていない感じです。イタリアはネーションズリーグよりもミスが少なくなっていました。いろんなことをしてきましたが、その精度も上がっていました。エゴヌ選手が絶対に決めてくると思っていましたし、最後にエゴヌ選手にやられましたが、17番のシーラ選手は、タイミングは速かったですが、バック(守備)との兼ね合いやフロアディフェンスがうまくいっていたので抑えられる部分もあったので、そこは狙い通りできたのかなと思います。相手のレフトに対しては対応できていたかなと思うのですが、エゴヌ選手に関しては、いろんなコースに打ってきて、スピードも高さも思ったよりあったので、最後までうまく対応できませんでした。

 攻撃に関しては、相手のブロックのつき方を意識して、スタッフから指示があったり田代選手と話したり、外に出たときに他のミドルブロッカーの選手がこうしたほうがいいのではと指示を出してくれたので、うまく攻撃参加できたかなと思います。

 このメンバーでやるのは、次の試合(19日の5位決定戦)が今シーズンは最後。試合を重ねるごとにチームが、ネーションズリーグよりもアジア大会よりもよくなってきているという実感があるので、最後の試合、勝って終わりたいです。

■井上琴絵

写真:FIVB


試合を通してエゴヌ選手のスパイクに対応できなくて、自分自身も触ったボールも取りこぼしてしまうことが多かった。チームとして、エゴヌ選手とレフトのシーラ選手に対してしっかりディフェンスする、ブロックとディグの関係性を含めてしっかり対応できるように準備していたのですが、それ以上に高さのあるスパイクをたくさん決められたので、やっぱり悔しい気持ちが大きいです。狙っているコース、長いコースを待っていることが多かったのですが、落としてくるボールが多くて、そこへの対応が遅れてしまったのと、前半と後半でブロックのポジションを変えたりしていたのですが、よけてきたボールもなかなか拾いきることができませんでした。

全勝できている相手にもチャレンジしていくことによって自分たちにも絶対チャンスがあると思ったので、全勝を止めたいと思っていましたし、チャレンジすることが今すごく大事なことだと思うので、そういう意味ではあと一歩で本当に残念だったんですけど、チームは進歩している、よくなってきていると思います。

次(5位決定戦)が今シーズン最後の試合なので、アメリカを倒せるようにもう一回チームで気持ちを一つにして戦いたいです。個人的には、粘り強くどんなボールにも食らいついて攻撃につなげられるようにしたい。1点につなげられるようなディフェンスを作っていきたいです。

写真:FIVB

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