2018-11-02 20:36 追加
FC東京・手塚「2セット目取りきれす流れに乗れなかった」 ロディ監督「良い対戦相手にどうプレーしていくか考えないと」
FC東京初戦記者会見
SV男子
V1リーグ男子FC東京の開幕戦は、愛知県小牧市で行われ、豊田合成トレフェルサを相手に0−3のストレート負けとなった。
FC東京の試合後会見
長友優麿
開幕戦ということで、出だしから硬い部分があった。サーブで攻めるという話だったんですけど、サーブがリベロの古賀選手に取られてたことが多かったですし、まぁ崩せてるとこは崩せてましたけど、そこからブロックでしたり、相手よりすごくミスが多かったところが今日の敗因かなと思います。
手塚大
出だし、硬さが見られて、そこで立て直すことができずに終わってしまった。2セット目が取れるか取れないかで展開が変わると思うので、2セット目を取りきれなかったのが、流れに乗れなかったのがあると思います。
デロッコ・ジェイソン
強くバレーはできたけど、セットの終盤に違いが現れた。うちのミスだったり、向こうが良いプレーしたり、レフェリー(の判定)がちょっと悪かったり、基本的には良かったとは思います。これを続けて、毎試合、毎試合良くなっていけばいいと思います。
アレッサンドロ・ロディ監督
良いパフォーマンスでリーグ初日を向かえたかった。しかし、豊田合成はとても組織的に良いチームで、向こうが良い調子だと対戦相手だと厳しくなる。勝負はできたとは思うけど、もう少し長くプレーできたらと思っていた。一瞬一瞬でもっと質を上げられる部分はあったとは思う。でも、ゲームの一部分でもっと質をあげられば良かったと思う。我々がずっと良い調子でプレーするだけでなく、対戦相手がいる試合なので、その良い対戦相手に対してどうやってプレーしていくかを考えていかないといけない。向こうは良かった。私たちもずっとではないが、良い部分もあった。
――監督に。今日のゲームを振り返って、質を上げるということをおっしゃったが、明日に向けてどのように?
ロディ監督:明日は今日と全く違った試合展開になると思う。違った対戦相手ですし、違った世界になると思う。今日と明日で大きな違いが生まれるわけではないが、違うゲームだと認識して、波はあると思うので、今日よりも試合展開をこっちで握れるように頑張りたい。紙でこれでこれを変えるという変化はないと思う。ただ、質を上げていきたい。
――手塚選手。今シーズンのスタートメンバーを見て、期待を持ちました。また、要所、要所で豊田合成と互角の展開だったのに、一回崩れてしまうと負のスパイラルに陥ったかのように止まらないのはなぜでしょうか?言い方は悪いですが、負け慣れてしまっているのでしょうか。どうやって変えられるでしょうか。
手塚:その課題は、毎年自分たちのチームで負けた試合であげられているのですが、今シーズン、選手の中でもミスした後に、深呼吸して落ち着いて、その場面を忘れて次のプレーに集中していこうとはやってはきている。負け慣れている雰囲気にはなっていないと思います。
――監督に。セッターに山田選手を抜擢した理由は?
ロディ監督:他にもプレーできる選手はいますが、山田は昨シーズン、スタメンとして起用していたので、レベルが同じくらいの選手が各ポジションにいるので、セッターもそのうちの一つ。今日は山田がベストだと思いました。明日はどうなるかわからないです。とても良いプレイヤーだと思います。手原も同様に。どの試合も違う展開に持っていけると思います。
――長友選手。今シーズン、キャプテンですが、昨シーズンと違って強化したところ、見ていってほしいポイントはあるでしょうか?
長友:今日はそんなに機能しなかったけどサーブ。今シーズン強化してきました。あとは隙間を見つけて全員が攻撃できることを練習してきているので、うまくいけば面白いバレーになると思います。見てくれる人たちに、FC東京バレーボールチームはすごい面白いバレーをするんだと思ってもらいたいですし、たくさんの方に応援してほしいというのもある。今シーズンは全員バレーでやっていきたいと思います。
山田:移籍してきて4年目で、久々に開幕からベンチに入っていて、監督も変わったし、メンバーも結構変わった。新しい気持ちで、挑んだと思いました。メンバー発表は試合直前だったので、「あ、俺か」と。
――そうなんですか。
山田:本当試合直前で、皆準備はしていました。
――個人的には、なぜ今まであまり試合に出られなかったのかなと思っていました。セッターとして今日の試合こなしての手応えは?
山田:(デロッコ・)ジェイソンが来たのも結構まだ1カ月経ってないくらいで、練習試合も何試合かこなしてきて、ずっと良くなって来ているとは思う。3―0で負けたのですが、そこまで悲観するところよりも、良くなっていく感じがある。逆に今日この感じでこれかというのも皆あったみたいです。
――先ほど、会見では手塚選手にも聞いたのですが、なぜ、せっかく一瞬、一瞬のシーンでは、なんというか豊田合成を圧倒するものを見せているのに、一回崩れ出すと、ネガティブな雰囲気というかコート内の空気を変えられないのでしょうか。
山田:そうですね……、うーん……、ちっちゃい勝負をずっとこなしていこうとは言っていまして、まだ体現できていないからそうなっている。引きずっちゃっている部分があるんじゃないですかね。そこは、去年からも今年も、1点1点だから、次に引きずらないで、ちっちゃい戦いを、試合が終わるまで続けていこうと。それができている時は良いのではないでしょうか。できなくて、引きずっちゃうとそうなってしあう。それは今後改善していくかと思います。
――あと、今日試合中に気になったのですが、トスを上げにくかったのではないでしょうか?この小牧アリーナでは、記者席でも凄くわかるくらい風を感じました。
山田:それを感じたかどうかはわからないですが、昨日は別会場で練習して、当日試合会場というのは初めてだったんで、それで皆ジャンプサーブが入らなかったとか、あったかもしれません。来週は大丈夫だと思います(笑)
――改めて、今シーズンに向けて。
山田:ずっと最下位が続いていて、ずっと皆で言ってきているのですが、「リスペクトされるチームになろう」と。そんなチームになれるように、結果云々もあるのですが。
――勝者のメンタリティのような。
山田:そうですね。
写真・文:大塚淳史
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