2018-12-14 13:16 追加
早坂梢依「まずはセッターとしての役割をしっかり」荒谷栞「もっとチームの軸になりたい」 V1リーグ女子会見コメント
SV女子
■NECレッドロケッツ
●荒谷栞選手
前日に埼玉上尾さんと試合をさせてもらったのですが、ストレートで負けてしまいました。その夜に選手スタッフ全員で話し合って、年内ラストの試合ということで悔しい思いを全部ぶつけようと。今日は一人ひとりが気持ちをすべて出す試合にしようという意気込みでやりました。それが結果につながったのかなと思います。
――スタートから出る機会が増えていると思いますが…?
荒谷:調子はだんだん上がってきてると思うのですが、まだまだチームの先輩方に助けてもらうことが多いので、もっともっとチームの軸になりたいなという思いはあります。
――プレー面でチームから求められていることは何でしょうか?
荒谷:チームとしてオフェンスが課題になっています。その中でライト方向からの得点源になれるように。パスをするプレーヤーとして守備の部分でも求められているものはあります。ですが、まだまだできていない部分はたくさんあります。
――VOMの活躍でしたが、今日はどのように自己評価しますか?
荒谷:守備の部分ではカバーしてもらうことがたくさんあったのですが、オフェンス面では(持ち味を)発揮できたかなと思います。
――昨シーズン、山田前監督に荒谷選手についてお聞きしました。マルチポジションプレイヤー、これからの日本代表に必要となってくる人材とお答えいただきました。フル代表に対する思いはどうでしょうか?
荒谷:そうですね…(笑) 何でもできるって言ってもらってはいるのですが、正直自分としては中途半端なところがまだあって…。あれもできるこれもできるからいいということはあるかもしれないですけど、まだまだ極めなきゃならないところはたくさんあるので。上のカテゴリーに行ったときに通用するものを、これからもっと見つけていきたいなと思っています。
●金子隆行監督
昨日、ストレートで埼玉上尾さんに敗戦し、何もできずに悔しい結果となったのですが、そこから一夜で選手はしっかり切り替えてくれました。我々の、本来昨日もやりたかったサーブでしっかり攻めてブレイクを取っていくというプレーが序盤から最後まで展開できたのが強みになったのかなと思いました。まだまだ精度が甘い部分もあるので、その辺をしっかり、年明けのリーグ再開までに課題の部分を修正して、またリスタートを迎えたいなと思います。
――前日の試合の話で恐縮です。埼玉上尾にストレート負けを喫した要因はどのあたりとお考えでしょうか。
金子:昨日もサーブで攻め切る展開というのがないわけではなく、連続得点を取る場面もあったのですが、逆にこちらが連続失点をするケースが多かった。追う展開が増えてくるとうちの強みであるサーブがなかなか機能しなくなって、終始埼玉上尾さんの試合になってしまったのかなと思います。(埼玉上尾には)外国人選手、左利きの選手がいて、そこに対して他の選手が落ち着いてつないで、(シュシュニャル選手に)決められるというパターンになった。向こうのリズムになったという…それが敗戦の理由かなと思います。
――(選手からも)昨晩、気持ちを切り替えて今日に臨んだという話を伺いました。具体的に作戦やテクニカルな部分でも修正ができたのでしょうか?
金子:作戦の部分は…(デンソーとは)開幕戦でやってますし、個人個人どういう特徴があるのか選手もわかっていますので、昨日は気持ちの部分だったり、もう一度チームとしてどう戦っていくのかということを再確認して臨みました。今日は選手間のコミュニケーションも結構出ていましたし、本当に選手が良く頑張ってくれたなというゲームでした。
――セッターについてお伺いします。今シーズン、山口(かなめ)選手を多用されています。昨シーズンは塚田(しおり)選手をはじめ若手セッターを育成していたという印象を受けたのですが…?
金子:彼女(山口選手)はキャリアがあります。チームが全体的に若い、アタッカーも若いプレイヤーが多いので、(アタッカー)個人の良さを引き出してくれるのがセッターの山口だと考えています。まずはチームとしてしっかり勝ちパターンを築いた上で新たな選手を投入していくということを考えていかなければいけないのかなと。もちろん、結果を出していかなければいけない中で、世代交代も進めて行かなければならない難しさはありますが、(今の)うちのチームとしては山口の落ち着きだったり、キャリアの部分で期待をしています。彼女はチームに貢献してくれていると思います。
――本日VOMを獲得した荒谷選手についてお話を聞かせてください。
金子:まだまだ粗削りな選手ではありますし、日によって波はあります。彼女のオフェンスの部分、ここは強みだと思います。まずはしっかりその強みを出しながら、ディフェンスの部分には課題もあるのでその辺を引き上げていければ(山田前監督が言っていたような)マルチプレーヤーになっていくのかなと思います。練習だけじゃなくて試合で失敗も経験して、それを次に生かすという機会を大事にしてくれればいいと思います。
写真:堀江丈
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