2019-01-18 07:30 追加
金蘭会・宮部愛芽世「負けてきたチームの思いも背負って戦った」 春高バレー優勝チーム記者会見
春高優勝記者会見(女子) 金蘭会高校
高校バレー 女子
13日に幕を閉じた春の高校バレー 第71回全日本バレーボール高等学校選手権大会女子優勝校・金蘭会高等学校(大阪府)の優勝記者会見コメントをお届けする。
・池条義則監督
大会に入るにあたっての目標は、インターハイで下北沢成徳に負けて準優勝、国体も同じく準優勝ということで、もう1回成徳さんとやりたい。そのためには決勝まで行きたい。途中で終わるわけにはいかないと。僕自身が目標をそこに立てていましたので、決勝まで順調には来たのですが、相手がその成徳を倒した東龍(東九州龍谷)さんということで、さらに強い相手と対戦することになりました。
フルセットの苦しい試合だったのですが、レシーバーも含め、最後はよく頑張ってくれた。今までの成果が出たなと思っています。
正直優勝できるとは思っていませんでしたが、本当に嬉しく思います。
去年は、今、 Vリーグの JTで活躍してくれている林琴奈というキャプテンだけが3年生だったのですが、彼女が抜けた穴をなかなか埋められなくて、インターハイも国体も準優勝という結果でしたが、今回は総合力ということで勝てたかなと思っています。本当に嬉しく思います。ありがとうございました。
(1)西川有喜(3年)
去年からメンバーが1人しか変わってなくて、ずっと優勝候補と言われ続けた1年でした。でも、インターハイと国体で優勝を目の前にして負けてきて、 春高にかける思いがどのチームよりも強かったと思います。 決勝の東龍戦ではフルセットまで行きましたが、そこで最後まで自分たちの気持ちが切れずに戦い抜いて優勝でき、本当によかったと思います。
(2)中川つかさ(3年/主将)
今年1年間、ずっと決勝の舞台で成徳に負け続けてきて、池条先生がおっしゃったように「もう一度決勝で成徳と対戦するために負けられない」と、みんなで言って、ここまで来たのですが、相手が東龍になり、また気持ちを切り替えて決勝戦に臨みました。
去年は林(琴奈)さんに助けられてばかりだったので、1年間で林さんの穴を埋めようと頑張ってきて、一人では埋められませんでしたが、みんなで助け合いながら、その穴を埋められた結果が春高優勝につながったのだと思います。とてもいい大会になりました。
(3)宮部愛芽世(2年)
インターハイと国体で成徳に負けてきて、成徳を倒して優勝するというイメージが自分の中ですごく強くて、他の人もそう思っていたように自分達もそう思っていたのですが、途中で成徳が3位に決まってしまい、決勝戦は気持ちを切り替えてやらなければならないと感じました。
そして、それまで自分たちが勝っていくことばかり意識していましたが、負けてきたチームの思いも背負って勝たなければならないということを昨日実感しました。途中で負けてきたチームの思いと自分たちが1年間苦しい思いをして練習してきたことが大きなものになって、最後はフルセットで勝ち切れたのではないかと思います。
(4)升谷未来(3年)
去年の春高では優勝しましたが、自分たちの代になってのインターハイ、国体ではとても悔しい形で終わってしまい、この春高に向けて頑張ってきました。優勝することができたのも、たくさんの方々の支えがあっての結果だったと思うので、とても感謝しています。
(5)曽我啓菜(3年)
この1年はずっと負け続けて、悔しくて苦しい1年でした。去年は成徳さんを準決勝で倒して、全国私学でも圧勝して、相手もすごく悔しいという気持ちでこちらに立ち向かってくる勢いがありました。その後、自分たちもインターハイ、国体と負けて、すごく悔しい思いをしたからこそ、今日のこの1戦で勝つことができたと思うので、この経験を生かして、これからも頑張っていきたいと思います。
(6)川上良江(1年)
この1年間悔しい思いをたくさんしてきた分、春高に懸ける思いはどこのチームよりも強かったと思います。自分もセンターコートでプレーさせていただいて、3年生がすごく頼もしかったし、先輩方を信じて頑張ってきてよかったと思います。
(7)西川吉野(1年)
春高は3年生にとって最後の大会で、いつもの試合と違う思いがあって、自分はコートの近くでいい経験をさせてもらえてよかったです。ありがとうございました。
(8)中澤恵(3年)
去年もコートに入らせていただき、優勝を経験して、代が変わってスタートした頃はそれを自信にできたけれど、インターハイと国体で勝ちきれずに終わってしまい、だんだん自信がなくなってきている自分もいて、辛い時期もありました。
最後の春高に入る前に自分の目標として、3年間やってきたことを出し切ろう、やり切ろうと思って、1試合1試合戦うことができ、優勝という結果で終わることができて本当によかったです。
(9)西崎愛菜(1年)
ピンチサーバーとしてコートに入り、緊張していましたが、コートの中の3年生が何度も声をかけてくれて、精一杯思い切ってプレーができました。ありがとうございました。
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